ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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決戦3

ミラ「まずは私が周りを照らすわ!発光虫!」

 

 

 

袋から光る虫が入った弾を辺りに投げつけた。そのおかげでゴーレムの周囲は照らされてよく見えるようになった

 

 

 

ゴーレム「ゴー!!!!」

 

 

 

ボゴォン!!ドガガガ!!!

 

 

 

ゴーレムは気づかないようで周りの瓦礫を壊し続けている

 

 

 

ロック「あいつ、マジで正気じゃなくなったな」

 

 

 

ミラ「今のうちに、このヴェレ弾とヘナトス弾で弱らせるわ」

 

 

 

ミラが袋から紫色の弾と青い弾を取り出した

 

 

 

ケニー「その二つは慣れてないと難しい。ミラ、貸せ。俺が投げる」

 

 

 

ミラ「わかったわ。お願い、ケニー」

 

 

 

ミラは2つをケニーに渡した

 

 

 

ケニー「よし」

 

 

 

ケニーは慣れた手つきで弾に着いていた蓋を外した。ヴェレ弾からは煙が出てきた

 

 

 

ケニー「喰らえ!」

 

 

 

ケニーは勢いよくヴェレ弾とヘナトス弾をゴーレムに投げつけた

 

 

 

パァン!!

 

 

 

ゴーレムの背中に当たって弾けた

 

 

 

ゴーレム「ゴーレム」

 

 

 

ケニー「よし!ガスはしばらく吸うなよ!」

 

 

 

ケニーは辺りに落ちてたゴーレムの大きめな破片を拾った

 

 

 

ロック「俺も!」

 

 

 

ロックも近くにあった破片を持った

 

 

 

ロック「よいしょ!」

 

 

 

バキィ!!

 

 

 

ロックは破片でゴーレムに殴りつけた。破片は折れて小さな剣のようになった

 

 

 

ロック「折れた!この形ならいける!」

 

 

 

ミラ「やっぱり!」

 

 

 

ケニー「ミラの知識は流石だな。俺もいくぜ。はっ!」

 

 

 

ケニーもゴーレムに殴りかかる

 

 

 

ゴーレム「ゴーレムー!!」

 

 

 

ゴーレムがケニーに腕を振り下ろした

 

 

 

ケニー「当たらねえよ!」

 

 

 

ケニーは軽く避けると、そのまま腕に破片を叩きつけた

 

 

 

バキィ!

 

 

 

破片は折れて刀のようになった

 

 

 

ゴーレム「ゴー.....」

 

 

 

ゴーレムは腕を痛めたのか振っている。また、背中から少し煙が出ている

 

 

 

ミラ「(あの煙は.......もしかしたら)」

 

 

 

ケニー「カオスエッジ!」

 

 

 

ロック「らいめい斬り!」

 

 

 

バガァァン!!

 

 

 

ゴーレム「ゴーレム!!!」

 

 

 

二人の攻撃が入り、ゴーレムの腕と足にヒビが入った

 

 

 

ゴーレムは倒れ込んだ

 

 

 

三人「やった!!」

 

 

 

音を聞きつけたのか、ダバンがやってきた

 

 

 

ダバン「おお!!あいつ、倒したのか!?」

 

 

 

ミラ「ダバン!よかったわ、無事で。まだ倒したわけじゃないけど、傷を付ける手段が見つかったの」

 

 

 

ケニー「へっ、遅えぞ、クソ兄貴!このまま俺達がこの化け物倒してやるよ」

 

 

 

ケニーがダバンの方を向いた瞬間

 

 

 

ダバン「!?ケニー逃げろ!!」

 

 

 

ケニー「な!?」

 

 

 

ダバンの大声に振り返ると、ケニーの目前にゴーレムの大きな手が迫っていた

 

 

 

ミラ「ケニー!!」

 

 

 

ロック「うおおおお!!!」

 

 

 

ドン!!

 

 

 

ガシッ

 

 

 

ロックが走ってケニーを突き飛ばした

 

 

 

代わりにロックがゴーレムに捕まえられた

 

 

 

ロック「ぐっ」

 

 

 

ゴーレムの巨大な手がロックを握り潰そうとしている

 

 

 

ケニー「お前!!」

 

 

 

ロック「助けられて.....よかった.....。もっと!兄貴と.......本心で......話せよ!ケニー!!」

 

 

 

ケニー「な......」

 

 

 

ダバン「ロック」

 

 

 

ゴーレム「ゴーレム!」

 

 

 

ゴーレムがロックを持っていた腕を高く振り上げてロックを地面へ思いっきり叩きつけた

 

 

 

ドガァァァン!!

 

 

 

ゴーレム「ゴー!!!!」

 

 

 

ドォン!!ドォン!!

 

 

 

そのままゴーレムはロックの体を何度も踏み潰す

 

 

 

ケニー「やめろーーーー!!!!」

 

 

 

ミラ「ひっ」

 

 

 

ダバン「ロックーーー!!!!」

 

 

 

土煙が晴れる頃には、動かなくなったケニーが落ちていた

 

 

 

ダバン「.....こいつ!!!」

 

 

 

ダバンが向かおうとすると

 

 

 

ケニー「兄貴、これ!」

 

 

 

ケニーは持っていた赤い宝石で削ったさっきの刀を渡した

 

 

 

ミラ「あいつの体で出来た武器なら、あいつに傷がつけられるわ!」

 

 

 

ダバン「なるほど。ケニー、お前の分は?」

 

 

 

ケニー「俺はなんとかあいつをあの化け物から引き離す。化け物は頼む」

 

 

 

ダバン「わかった」

 

 

 

二人がゴーレムへ走り出す

 

 

 

ミラ「(ここからなんとかして逃げ出さないと。ケニーの地図だと、ここはどこかしら)」

 

 

 

ミラはケニーから貰った地図を開いていた

 

 

 

ダバン「ロックの仇!!超はやぶさ斬り!」

 

 

 

ダバンは貰った刀を目にも止まらぬ速さで4回斬りつけた

 

 

 

ズバン!!

 

 

 

ゴーレム「グォオオ」

 

 

 

ダバンの怒りの斬撃がゴーレムの片足を切り落とした

 

 

 

ケニー「やるじゃん。よし!」

 

 

 

ケニーはロックの亡骸を背負うとそのまま走っていく

 

 

 

ダバン「な!?これは」

 

 

 

ダバンの周りには、切り落とした足がバラバラになって赤い宝石の塊となって浮いていた

 

 

 

ミラ「うそ、あの体全てに意思があるというの」

 

 

 

ケニー「逃げろ、兄貴!!」

 

 

 

ダバン「くっ!」

 

 

 

ダバンも逃げ出そうとする

 

 

 

ガン!!

 

 

 

ダバン「っぶね!」

 

 

 

浮いていた宝石がダバンの頬を掠める勢いで飛んできた

 

 

 

そのままダバンの四方八方から凄まじい勢いで宝石が飛び交い続けている

 

 

 

ミラ「ダバン!!」

 

 

 

ケニー「くそ!兄貴までやらせるかよ!」

 

 

 

ケニーはその場にロックを置いて残った一つの短剣でゴーレムへ向かっていく

 

 

 

ケニー「こっちを向け!!!」

 

 

 

ガァン!!

 

 

 

ケニーが投げた短剣がゴーレムの背中へ突き刺さる

 

 

 

ゴーレム「ゴー.....」

 

 

 

バキバキバキバキ

 

 

 

振り向いたゴーレムが片腕にバラバラになった宝石をくっつけていく

 

 

 

その腕はみるみる大きくなっていき、片腕だけ異様に大きくなった

 

 

 

ケニー「やば、マジか」

 

 

 

ミラ「ケニー、避けて!!!」

 

 

 

ゴーレムは巨大な腕を勢いよくケニーに振り落とした

 

 

 

ボガァァァン!!!

 

 

 

その威力は周囲に大きな穴を作り出し、山全体をグラグラと揺らした

 

 

 

 

 

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