ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

7 / 591
7.出会い2

ラース「2人は一体どこへ向かってたんだ?」

 

 

 

マルティナ「ここからしばらく先にあるプチャラオ村に行こうと思っていたの」

 

 

 

ロウ「じゃが、途中でマルティナの体調が悪くなってのう。近くに休める場所を探していたんじゃが、中々見つからなくてのう」

 

 

 

ラース「なるほどな。実は俺もプチャラオ村に向かおうとしてたんだ。俺も一緒に行くよ。さっきみたいに戦闘になると大変だろ?それに、村まではまだ距離があるからな」

 

 

 

ロウ「おお、それはありがたい。お願いしてもよいかの?ラースよ」

 

 

 

ラース「もちろんだ。じゃあ、マルティナは俺の背中に乗ってくれ。歩いているよりは負担が少ないから楽になるはずだ」

 

 

ラースはしゃがみ、マルティナに背中に乗るように促した

 

 

マルティナ「わざわざごめんなさい。お言葉に甘えさせてもらうわね」

 

 

マルティナはラースの背中に乗った

 

 

ラース「気にすんなよ、人助けだからな。戦闘になったら俺とじいさんがメインで戦おう。マルティナは後ろの方で待機していてくれ。体調が悪くなってきたら、遠慮なく俺かじいさんに言えよ。それじゃあ向かおうか」

 

 

しばらく戦闘を繰り返し

 

 

ロウは戦闘を見て気になっていた事をラースに聞いた

 

 

ロウ「ラースの魔法は少し変わっておるのう。詠唱時間が短いのかのう?」

 

 

 

ラース「ああ。俺の魔法は発生を早めるために、詠唱に必要な文字を少し省いているんだ。そうすると普通より早く魔法が打てるようになる。

 

 

その分、威力は落ちるけどな。魔物相手だとそれでも牽制にはなるから、その隙に次の攻撃に移るんだ。ちゃんと詠唱すればしっかりした魔法も打てるぞ?」

 

 

 

ロウ「中々面白い発想じゃの。魔法使いの型にはまらんというわけじゃな。威力を削ってスピード重視というわけか。わしにも後でいくつか教えてもらってもよいかの?」

 

 

ロウは感心した様子で興味ありげに聞いてきた

 

 

ラース「構わないぜ。そろそろキャンプ場が見えてくるはずだ。急ぎでなければ、今日のところはそこで休むか。この状態で無理は禁物だからな」

 

 

 

マルティナ「私達も急ぎの旅ではないからそれで大丈夫よ」

 

 

 

ラース「じゃあもう少しだな......!この先に魔物がいるな。マルティナ、降りてくれるか?」

 

 

ラースはこの先に広がる草原に魔物の気配を感知した

 

 

マルティナ「わかったわ。気をつけてね」

 

 

その夜、テント内

 

 

マルティナ「ゴホッゴホッ....」

 

 

マルティナはつらそうな顔で横になっており、咳も出始めた

 

 

ロウ「また悪化してきたようじゃな。何か食べたいものはあるかの?」

 

 

 

マルティナ「すみません、ロウ様。あまり食欲がわかないです」

 

 

声も少し枯れたような声に変化している

 

 

ロウ「なに、謝ることなどない....じゃが何か食べておいた方がよい。待っておれ、ラースに少し聞いてこよう」

 

 

キャンプ場

 

 

ラース「お、じいさん、マルティナはどうだった?何か食べれそうだったか?」

 

 

 

ロウ「いや、体調がまた悪化したみたいでのう。食欲がわかないそうじゃ。じゃが、何か食べさせねばならんからのう。何かよい食材はあるかの?」

 

 

 

ラース「ふむ、そうだな......。

お、そういえばまだあれがあったはず....」ゴソゴソ

 

 

ラースは自分の道具袋を漁り始め、何かを探し始めた

 

 

ロウ「(この男、随分と面倒見がよいのう。よい人に助けられたものじゃ。感謝せねばな)」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。