ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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80.勇者の星、壊れる

バクラバ砂丘 遺跡

 

 

 

ファーリスは遺跡の真ん中で大の字になっていた

 

 

 

シルビア「ちょっと王子ちゃん。何寝てるのよ」

 

 

 

 

ファーリス「いや、だってこんな大きな星を真下から見る機会なんてなくてさ」

 

 

 

黒いヨッチがまたあらわれる

 

 

 

シルビア「肝が座ってるのね。それにしても、この遺跡は何のためにあるのかしら」

 

 

 

 

ファーリス「さあ。じいさんのじいさんのそのまたじいさんの時代からあるみたいだけど、わからないや」

 

 

 

 

セーニャ「作られた時は大切な役割があったという事でしょうか。古代のロマンを感じますわ」

 

 

 

 

ロウ「ふむ、確かに文字が書いてあるのう。それじゃあさっそく調査を始めるか」

 

 

 

望遠鏡を出して調べ始める

 

 

 

黒いヨッチ族は遺跡の真ん中で上を見上げている

 

 

 

???「ワタシガミエルノカ?」

 

 

 

 

イレブン「うん、君は何なの?」

 

 

 

 

シルビア「イレブンちゃん、どうしたの?独り言なんて珍しいわね」

 

 

 

 

???「スギサリシトキヨ、サアワガモトヘキタレ」

 

 

 

その瞬間、星が動き始めた

 

 

 

グレイグ「見ろっ!星が落ちてくるぞ!ロウ様!ここにいては危険です!」

 

 

 

 

ロウ「待つんじゃ、もう少しであの文字が読めるんじゃ。ニ...ズ...ゼ...ル......ファ?」

 

 

 

 

グレイグ「ロウ様!もう限界です。早くこちらへ!」

 

 

 

その瞬間、横から星に向かって斬撃が飛んでくる

 

 

 

星の紋章はなくなり、さらにどこからか現れた黒い影が星を大剣で粉々にした

 

 

 

???「これで、世界は我のものなり」

 

 

 

粉々になった衝撃であたりを暴風が襲う

 

 

 

全員「うわあああ!」

 

 

 

その後影はどこかにいってしまった

 

 

 

ロウ「あれは.....魔王の剣」

 

 

 

 

マルティナ「まさか......。でも、どうして?」

 

 

 

 

グレイグ「あの星は本当に勇者の星だったのか?それにあの剣を持った魔物は一体」

 

 

 

 

ファーリス「何言ってるんですか、グレイグさん。あの方はサマディーを救ってくれた救世主ですよ。僕は皆に伝えるため帰ります。それじゃあ何かあったらまた気軽に王宮まできてね」

 

 

 

 

ロウ「消えてしまったがあの星にはニズゼルファという文字が刻まれていた。ニズゼルファとは一体」

 

 

 

黒いヨッチ族はそこでショックを受けているようだった

 

 

 

玉座の間

 

 

 

サマディー王「勇者の星がいきなり砕け散ったので心配していましたが無事で何よりです。ファーリスから話は聞いてあります。救世主が現れ救ってくれたと」

 

 

 

 

ロウ「救世主かどうかはわからぬがまあよい。それよりも聞きたい事があるんじゃが、星にはニズゼルファという文字が刻まれておった。なにか聞き覚えはないかの?」

 

 

 

 

サマディー王「ニズゼルファ?うーん、わかりませんねえ」

 

 

 

 

ロウ「空に浮かぶ勇者の星に刻まれたこの言葉。きっと深い意味があるはずなのじゃが、まあ仕方ないのう。

 

 

 

それと漠然としてて申し訳ないのだが、この国にある巨大なハンマーについて心当たりはないかの?」

 

 

 

 

サマディー王「おお、もしや王家に伝わるガイアのハンマーの事かな。ファーリス持ってきてくれ」

 

 

 

 

ファーリス「いいんですか?父上。これって確か今度のブラック杯の...」

 

 

 

 

 

サマディー王「黙っておれ、ファーリス。これを使えばどんな金属でも叩けるという。持っていってくれ」

 

 

 

イレブンはガイアのハンマーをてにいれた

 

 

 

ロウ「それじゃあ、最後にホムラの里に向かうかの」

 

 

 

ホムラの里

 

 

 

ベロニカ「それじゃあここを治めてる巫女さんがいる場所に行きましょう。その方なら何か知ってるかもしれないわ」

 

 

 

神社

 

 

 

内部からは怒鳴り声が聞こえてきた

 

 

 

ヤヤク「化け物ごときに尻尾を巻いて逃げてきおって!このたわけが!くそっ!怪我さえなければ、化け物なぞこの手で成敗してやるのに。一刻も早くあの儀式をやらねば。

 

 

 

.....すまない。客人か、見苦しい所を見せてしまったな。ん?どうやら随分とウデが立つようだ。名を聞いてもよいか?」

 

 

 

 

イレブン「僕の名前はイレブンといいます」

 

 

 

 

ヤヤク「イレブンか、少し私の話を聞いてくれぬか?

この里には火の神を讃えるため、ヒノノギ火山である儀式をする風習がある。里を守るには絶対欠かせぬ儀式なんだ。前にその儀式をするために神官を送ったのだが、その道中に神官が化け物に襲われてな。

 

 

 

化け物は鋭い牙と爪を持っていたらしい。本来なら私が成敗してやる所なのだが、この地に巣食う人喰い火竜を倒した時に怪我をしてな。今では歩くので精一杯だ。旅の者に頼むのは気が引けるが、里のために化け物を退治してくれぬか?」

 

 

 

 

イレブン「はい、僕らで良ければ力になります」

 

 

 

 

ヤヤク「おお、ありがたい。化け物はヒノノギ火山の西にある道中で出現したらしい。その辺りを調べてみてくれ」

 

 

 

 

 

 

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