ドラゴンクエストⅪ 魔法戦士の男、恋をする   作:サムハル

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9.出会い4

プチャラオ村 入り口前

 

 

村に入ろうとしていた時、ラースは何かに気付いたように村の外を見た

 

 

ラース「!何だ?あっちの方向から凄い数の魔物の気配がする。まさか、この村に向かってきてるのか?」

 

 

 

ロウ「どうやらそのようじゃ。まずいことになったのう。マルティナよ、先に村に行って戦える者を連れてきてくれ」

 

 

ロウもその気配に気付き、マルティナに救援を呼ぶように伝えた

 

 

マルティナ「わかりました。後で必ず向かいますので2人ともお気をつけて」

 

 

マルティナは村に入っていった

 

 

ラース「よし、じいさん、行こう!」

 

 

メダチャット地方 北の川沿い

 

 

ギガンテスのような魔物が周囲の魔物を従えて歩いていた

 

 

ザグ「ザググググ。これだけの数が揃えば、この先にある村なんて終わりだな」

 

 

身を隠しながらラースとロウはそれを見ていた

 

 

ラース「あいつがこの群れを指揮してるやつか?」

 

 

 

ロウ「そのようじゃの。あいつを倒せば群れとしてのまとまりはなくなるはずじゃ」

 

 

二人は息を潜めながら話している

 

 

ラース「よし、それじゃまずはあいつを群れから少し遠ざけよう。あんな群れに正面からいったら敵わないからな」

 

 

 

ロウ「どうするんじゃ?」

 

 

 

ラース「じいさんもヒャド使えたよな?それを応用して、小さな宝石みたいな形にしてくれ。俺はジバリカとマヌーサで罠を作ってくる」

 

 

ラースは魔物が歩いていく先に向かっていった

 

 

その後

 

 

ザグ「ん?なんかあそこでキラキラしてるな....もしかして宝石か!お前ら!ここで待っていろ!」ドスドス

 

 

魔物は群れから離れていく

 

 

ザグ「へへへへ、これは綺麗な宝石だな。いい儲けもんだぜ」

 

 

 

ラース「.....よし!今だ!マヌーサ!」

 

 

ドオン!

 

 

魔物が光る物を持った瞬間、魔物の体に地面が形を変えて突き刺さり、ラースが魔物の目に幻惑の力を与えた

 

 

ザグ「グアアア!何だ!痛え!しかもなにも見えねえ!どうなっていやがる」

 

 

魔物は痛みに苦しむが、何も見えず困惑している

 

 

ロウ「それ、ヘナトスじゃ」

 

 

その隙にロウが魔物の足下に緑の魔法陣を描いた

 

 

ザグ「くっっ、力が抜ける」

 

 

魔物の体から力がなくなり、脱力感が襲った

 

 

ラース「よし、せいけん突き!」

 

 

ラースが魔物の前に出て、拳を勢いよく突き出した

 

 

バゴン!

 

 

ザグ「うぐうっ!」

 

 

その威力は高く、痛みで膝をつかせるほどの攻撃力をしている

 

 

ロウ「タイガークロー!」

 

 

ロウも杖から爪に装備を変え、顔に目掛けて鋭利な爪を三回振りかざす

 

 

ザク!ザク!ザク!

 

 

ザグ「くそっ!見えねえ所からちょこまかと!許さねえ!これでもくらいやがれ!」

 

 

魔物は適当に岩を持ち上げこちらに投げてきた

 

 

ラース「よっと、当たらねえよ!かえん斬り!」

 

 

ラースは岩を横に避け、炎を刀身に宿して斬りかかった

 

 

ジュッ!

 

 

ザグ「あっちい!!」

 

 

斬った胴体には傷は浅くとも、炎の跡により焦げた痕跡が残った

 

 

ロウ「ドルマじゃ!」

 

 

魔物の足下に小さめの黒い魔法陣が描かれ、凝縮された闇の塊が魔物に放出された

 

 

ザグ「くそ!はっ!見えるようになってきたぜ!てめえらの仕業か!まずはそこの爺さんから殺してやるぜ!」

 

 

魔物の幻惑状態が解け、ロウ目掛けてこんぼうを思いっきり振り落としてきた

 

 

ロウ「ふぉっふぉっ、危ないのう」

 

 

ロウも俊敏な動きでこんぼうを避けた

 

 

ボゴォン!

 

 

こんぼうの威力は申し分なく、大地に穴をあけるほどの威力をしている

 

 

マルティナ「ラース!ロウ様!ご無事ですか!村の戦える人達を連れてきました!」

 

 

マルティナと村の戦士達が魔物の後ろから走ってきた

 

 

ザグ「!誰でもいい!死にやがれえ!!」

 

 

魔物は先頭を走っているマルティナに向かって振り返り、殴りかかる

 

 

マルティナ「!」

 

 

マルティナは咄嗟に構える

 

 

ラース「マルティナ!危ねえ!!」

 

 

ラースは空中に飛び、相手の肩まで跳躍した

 

 

ラース「はあ!しんくうげり!」

 

 

バシィッ!

 

 

ラースは肩を足場に更に跳び、顔面に勢いよく蹴りをお見舞いする

 

 

ザグ「ぐっっ!」

 

 

ドゴン!

 

 

ラースの蹴りによろめき、魔物は横に倒れた

 

 

マルティナ「ありがとう、ラース!ムーンサルト!」

 

 

マルティナは構えの状態から跳躍し、身体を捻りながら胴体に蹴りを入れた

 

 

ザグ「グハッ!!」

 

 

 

村の戦士達「俺らも行くぞーー!」

 

 

戦士達も倒れた魔物相手にどんどん斬りかかったり、槍を突き刺したりしていく

 

 

ザグ「くそっ!こんな....やつらに....」ジュワー

 

 

魔物は消滅した

 

 

ロウ「これで群れの方もまとまりがなくなって、バラバラになるじゃろう。ひとまずは大丈夫なようじゃな」

 

 

 

村の戦士達「知らせてくれてありがとうございました!どうか村でゆっくりしていってください」

 

 

 

ラース「ああ、そうさせてもらおう」

 

 

 

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