グレイグ「苗木についての情報を集めるなら、やはり神の民に聞いてみるのが早いのではないか?」
イレブン「あ!そうだね。グレイグ、ありがとう。早速いってみよう」
神の民の里
ラース「それじゃあ3人ずつで散らばって聞いてみるか。30分くらいしたらまたこの神殿前に集まろう」
ベロニカ「そうね。色んな神の民達に聞いて回りましょう」
その後
ラース「すみません、地上の何処かにある苗木について何か知りませんか?」
グレイグ「太陽の神殿にある苗木と同じようなやつなんだが」
神の民「ああ、それなら昔に見た事あるよ。修行者がたくさんいる場所の入り口だったなぁ」
マルティナ「ドゥルダ郷の事ね。教えてくれてありがとう」
ラース「早速情報もらえたな。もう少し聞いて回ろうか」
30分後
イレブン「僕達はわからなかったよ。ごめんね」
ベロニカ「私達はダーハラ湿原の断崖絶壁にあるって情報があったわ。ケトスに乗れば行けるんじゃないかしら」
ラース「俺達はドゥルダ郷の入り口にあると聞いたな」
マルティナ「それと、バンデルフォン地方の絶壁にあるとも聞いたわ。ここにもケトスで行ってみましょう」
イレブン「3本全部情報が出たね。最初からここで聞けばよかったよ、ごめんね」
シルビア「気にする事ないわよ、イレブンちゃん。それじゃあ、まずはドゥルダ郷に行ってみましょう」
ドゥルダ郷
ドゥルダ郷の入り口には小さな苗木があった
イレブン「あ、これの事だね。早速見てみよう」
イレブンは苗木に手をかざした
そこには火山のある場所で先代の勇者達が、勇者の剣を作っている光景だった
ラース「今、皆に見えていたよな」
セーニャ「イレブン様と同じ場所に痣がある方がいらっしゃいました。もしやあの方は...」
ロウ「うむ、あのお方こそ我らの祖先。伝説の勇者ローシュ様に違いない。勇者の剣が完成するのが見えたが、勇者の星に何があったのかわからんな」
カミュ「他の苗木を調べた方がよさそうだな」
ロウ「じゃがイレブン。折角ここに来たんじゃ。お主もここでわしの師匠に会うといい」
イレブン「(あ、そっか。ニマ大師は生きているもんね)うん、わかった」
ドゥルダ郷 大修練場
ニマ「ユグノアの王子イレブンよ。ドゥルダ郷へよくぞ参られました。私は郷の大師を務めるニマと申します。
我らドゥルダの僧一同、古き誓約の元、あなたを弟子として迎え入れ、心身共に健やかに育てる事を誓います」
仲間達「!」
イレブンとロウ以外はイレブンがユグノアの王子である事を知っている事に驚いている
ニマ「いきなりで驚いたかい?堅苦しいのはここまでにして、まずはわけを話そうか。ドゥルダは古来よりユグノアと縁のある郷。ユグノアの王家に産まれた男児は幼子の6年間、郷に修行に出されるという掟があるんだ。
ユグノアの王子として産まれたあんたは、本来この郷に修行に出されてあたいに師事するはずだったんだよ。ユグノアが滅び、それは叶わなかったけど、あたい達ドゥルダの民は16年間あんたが来るのを待ち続けてたってわけさ」
ロウ「お久しぶりです、大師様。今まで顔を出さず、申し訳ありませんでした」
ロウはニマに礼をしている
ニマ「本当に久しぶりだねえ。ユグノアが滅びてから心配してたけど、元気そうでよかったよ」
イレブン「(生きてる大師様だ、こんな感じだったのか)」
ニマ「何だい?死人でも見るような顔して。でも不思議だね、あんたとは初めて会った気がしないんだ。どこか遠い世界で会ったことあるような。
おっと、話がそれたね。空に現れたあの黒い太陽。あれから邪悪な気をビンビン感じるよ。あれはタダモノじゃないね。あんた達は、あの黒い太陽に挑むんだろ?そうくると思って、あたいが特別な修行を用意しといたよ」
ロウ「大師様!私はこの16年間自らに禁欲を課し、修行してまいりました。その成果、今こそ見せてやりますぞ!」
ラース「(じいさんが禁欲?いつ?)」
ニマ「ふふ、あんたも見ないうちに少しは成長したみたいだね」
ロウ「はっ!ほっ!やああ!」
ロウは様々な構えを取って動かしてみせている
ビリッ!
背中の袋が破れ、中からムフフな本が出てきて、風で中身が見えた
ラース「おっと、悪いな、セーニャ」
ラースは両手でセーニャの目を塞いだ
セーニャ「ラース様?どうされたのですか?何も見えませんわ」
イレブン「(何だろう、あれ?)」
グレイグ「(な!?この中身は、あの伝説の...)」
他の周りからは、凍えるような視線がロウに突き刺さっていた
ニマ「前言撤回。やっぱりあんたは何も変わってないみたいだね。久しぶりに、特大の一発をお見舞いするよ!ハア!」
バチーン!アヒャヒャ〜!
ニマのお尻叩き棒により、ロウは気絶させられた
シルビア「まったくもう!ロウちゃんったら!ラースちゃん、あれはもうしまったわよ」
ラース「ふう、急に悪かったな、セーニャ」
セーニャ「いえ、平気でしたわ。まあ!ロウ様!どうされたのですか?」
セーニャはいきなりロウが気絶している事に驚いている
ベロニカ「セーニャ、何も気にしなくて大丈夫よ。それとラース、ナイスよ」
ベロニカはラースにグッと指でサインをしている
ラース「本来なら女性陣全員塞いだ方がいいんだが、俺の手は2本しかないし、近くにはセーニャしかいなかったからな。すまなかったな」
マルティナ「まあ、私達はセーニャよりは平気よ」
ラース「それならいいが、グレイグ?少しいいか?」
グレイグ「な、何だ?ラース」
グレイグはラースに呼ばれ、少しビクッとしていた
ラース「お前だけやたらと中身を熱心に見てたな。目まで見開いてよ。はしたないから、そういう事はやめておけよ」
グレイグ「ぐっ....。す、すまなかった」
カミュ「まったく、おっさんまで興味あったのかよ」
グレイグ「だ、だがあれは!ムフフ本の中でも最高と名高いピチピチ☆バニーちゃんだったのだ!見てしまうのも仕方ないであろう!」
一部の仲間達からは、睨むような視線がグレイグに向けられる
グレイグ「はっ!今俺の言ったことは忘れてくれ」
ラース「なあ、ベロニカ。今すぐにこいつも燃やしたほうがいいと思わないか?」
ベロニカ「そうね。同感だわ、ラース」
シルビア「ラースちゃん!ベロニカちゃん!やっちゃいなさい!」
ラースとベロニカは呪文を唱え始める
グレイグ「ま、待て、ラース!ベロニカ!落ち着いてくれ!!俺は、俺は!悪くない!!」
2人「メラゾーマ!」
その後、気を失ったロウと黒く焦げたグレイグがドゥルダのベッドに寝かされていた