最深部 ウラノスの間
どこからか声が聞こえてくる
???「流石勇者とその仲間達だ。よくぞここまでたどり着いた」
光が集まり、人の姿になった
ラース「あなたは、戦士ネルセン!」
ネルセン「うむ。私はネルセン。かつてローシュと共に戦った男だ。私は、邪神ニズゼルファを天空に封印した後、荒廃した世界を復興するためにバンデルフォン王国を建てた。
我が統治の下、王国は大いに繁栄し、人々はいつしか私をこう呼ぶようになった。偉大なる建国者、英雄王ネルセンと。そなた達の中にも、バンデルフォン縁の者がいるようだな。
その眼差し。お前がかつての俺と同じく、勇者の仲間になったのは偶然ではなく、運命だったのかもしれんな」
グレイグ「!?」
グレイグは自分の事だとわかり、驚いている
ロウ「ときにネルセン様。あなたが伝説の勇者と共に戦ったのは、遠い昔の事。どうして今もこのような場所に?」
ネルセン「私は死の間際、いつか訪れるかもしれない、邪神復活の日に備え、神の民と共に、この迷宮を建設し、強力な武具を隠した。そして、邪神と戦う勇者が現れた時、その力になるため、魂だけの存在となってここでお前達を待っていたのだ。
お前が勇者の名を継ぐ者か。確かにローシュと同じ目をしている。この迷宮はそれ自体が勇者を試す試練。よくぞそれを乗り越えた。褒美にお前達の願いを一つだけ叶えてやろう。
ただし!私が課す最後の試練に打ち勝つことができたならだ!この試練では自分自身を脅かす最大の敵。お前の中にある恐怖が、実体となって立ち塞がる。
だが、もしそれを乗り越える事ができれば、お前は何者にも負けない強さを手に入れるだろう。これから現れる敵を25手以内で、全て倒す事が出来ればお前の願いを一つ叶えてやろう。それでは行くぞ!」
憎悪の剣鬼があらわれた
イレブン「!?この敵は....やはりあの時の」
ラース「イレブン、来るぞ!集中しろ!」
シルビア「イレブンちゃん!バイキルト!」
イレブンの攻撃力が二段階上がった
ラース「メラガイアー!」
剣鬼のなぎはらい!
剣鬼のパープルシャドウ!
剣鬼の影ができた
ラース「な!?この力はパープルオーブ!?どうなっていやがる!」
イレブン「これには全体攻撃だよ!影は強くないからね!ギガブレイク!」
セーニャ「スクルト!」
全員の守備力が一段階上がった
シルビア「ゴールドシャワー!」
ラース「イオグランデ!」
影は倒れた
剣鬼の通常攻撃
剣鬼はラース目掛けて武器を振り落とした
ラース「はっ!」ガン!
ラースは盾で防いだ
イレブン「つるぎの舞!」
セーニャ「ベホマラー!」
全員が回復した
シルビア「ラースちゃん!バイキルト!」
ラースの攻撃力が二段階上がった
ラース「ばくれつきゃく!」
剣鬼のドルマドン!
剣鬼のなぎはらい!
イレブン「つるぎの舞!」
セーニャ「ベホマラー!」
全員が回復した
シルビア「ほとばしる〜アモ〜レ!」
ラース「ばくれつきゃく!」
憎悪の剣鬼は倒れた
ネルセン「お見事だ!14手で敵を倒したぞ!よくやった、イレブン!お前は自らの恐怖に打ち勝ったのだ。さあ、この中から叶えてほしい願いを言うといい」
ネルセンは全員に願い事のリストを見せた
全員「(色々あるけど、イレブンならレシピかな?)」
全員がその中の一つのレシピだろうと予想している
イレブン「(エッチな本?これってよくおじいちゃんが読んでるやつかな?僕も見たかったんだよね)じゃあ、エッチな本を...」
カミュ「待て!イレブン!!」
イレブンのセリフをカミュが途中で遮った
イレブン「え?どうしたの?」
ラース「どうしたはこっちのセリフだ!いきなりどうしたんだよ、お前!」
イレブン「え?だってエッチな本って、よくおじいちゃんが読んでるやつだよね?たまにグレイグもみてるし、僕も一度見たかったんだよね」
セーニャ「エッチな本?シルビア様、それは何なのですか?」
シルビア「セーニャちゃんは知らなくて大丈夫よ!」
ロウとグレイグに鋭い視線が浴びせられる
ネルセン「なるほど、勇者と言えども興味はあるのだな。願いはそれでいいか?」
ベロニカ「ダメよ!イレブン!考え直しなさい!」
シルビア「そうよ!イレブンちゃん!レシピなんかとっても魅力的じゃない」
イレブン「そうだよね、悩んじゃってさ」
ラース「とりあえずレシピにしてその本はまた今度だ。な?」
イレブン「わかった。皆がそう言うなら、レシピでお願いします」
ネルセン「仲がよくて何よりだな。それではレシピをお前に授けよう。ここには、勇者の剣をさらに強化できるレシピが載っている。試練はこれで終わりではないぞ。次に来る時はまた新たな敵が待っている」
イレブン「なるほど、何回か挑まないとなんだね」
ネルセン「これは私からの褒美だ。それでは試練の里まで戻してやろう」
イレブンは魔力の種をもらった
試練の里
イレブン「ふう、流石に疲れたね」
ラース「おい、じいさん?グレイグ?何人かお前達に言いたい事があるんだが、ちょっとこっちに来てくれるか?」
ラースは指を鳴らしながら二人を呼ぶ
二人「....はい」
ロウとグレイグは顔を青くしながら、ラースやマルティナ達と宮殿から出て行った
イレブン「あれ?皆どこにいくの?」
カミュ「あー、イレブンはここで休んでていいぞ。ほら、さっき貰ったレシピはどんな素材が必要なのか一緒に見てみようぜ」
セーニャ「....まあ!聞いた事も無いような素材が多いですね」
イレブン「うーん、何処かにあるのかな?ヒヒイロカネとか、僕知らないや」
その後
ラース「戻ったぜ、イレブン」
イレブン「あ、おかえり、皆。あれ?グレイグとおじいちゃんは?」
マルティナ「二人は別の場所で休憩してるわ。疲れちゃったみたい」
イレブン「そっか、試練は道中も大変だったもんね」
ラース「どうせ休むんならネルセンの宿屋で休んだ方がいいんじゃないか?ここよりゆっくりできるぞ?」
ベロニカ「そうね、ここだとキャンプみたいにしか出来ないしね」
イレブン「じゃあネルセンの宿屋に行こうか、ルーラ!」
ネルセンの宿屋
主人「こんにちは、旅人さん。もしかしてあの噂を聞いて来てくれたんですか?」
セーニャ「噂?すみませんが、わからないですわ」
主人「そうですか。実は今、うちに泊まるとお客様全員が同じ夢を見るという事が起こっておりまして、お客が増えつつあるのです」
イレブン「(あれ?それって確か...)」
カミュ「へー、不思議な事もあるもんだな。まあいいか。部屋割りはいつものでいいよな?」
全員「うん」
主人「それではごゆっくりなさってください」