ダンジョンで赤龍を追うのは間違っているだろうか   作:たーなひ

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ババコンガ先輩は偉大である。

「ー移動を開始しました!翼竜で移動を!ー」

 

俺の事を"相棒"と呼ぶ彼女の指示を聞きつつゼノ・ジーヴァ

の成体と思われるモンスターを追う。

一層でどれだけ削っただろうか。初めて見るモンスターだけあって残りの体力は見当もつかないが、がむしゃらに斬るしかないだろう。

 

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 ーお?なんか飛んだぞ?

 

お?お?お?あれ?やばくない?

 

なんかやばいって。

 

おいおいおいやばいやばい!

 

「あれはまずい!石柱の陰に隠れろー!!」

 

 

 

ドォォォォォォォォ!!!!!!!!

 

 

 

ふぅ、間に合ったか。危なかった。

エクリプスメテオ並みじゃねえか。

あんなの食らったら一溜りもな『ビキビキ……!』

 

「っ!まずい!!地面が!!」

 

「相棒!翼竜に捕まって下さい!」

 

翼竜に向かってスリンガーを飛ばすが、ここでまさかの事態が起こってしまう。

 

(なんでゼノまで落ちてくるんだよ!!!!)

 

翼竜に伸ばしたスリンガーはゼノの巨体に阻まれてしまった。

 

「相棒!!相棒ーーーー!!!」

 

最後に見えた、ラージャンに抱えられる彼女がタイラントスキンだったのを、俺は来世でも忘れないだろう。

 

 

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「相棒!!相棒ーーーー!!!」

 

 

 

ー相棒が死んだ。

正確には死体が見つかったわけではないが、穴の深さから捜索隊を送り出すことも不可能。龍脈の中心で、なによりあの"赤龍"も一緒に落ちていった。

 

これらの理由から、生存ならびに生還は絶望的とされた。

 

 

新大陸や渡りの凍て地で、共に数々の苦難を乗り越え、冒険し、笑い合った彼の死は、調査団に心身ともに大きなダメージを与えた。

 

調査自体は陽気な推薦組が率先して行ってくれているからあまり支障は出ていないみたいだ。よく話をしていたし、2人だけで飲みに行ったりもしていたから、仲は良かったはずだ。毎朝目を腫らしながら調査に向かっているし、なにかしていないと落ち着かないのだろう。

 

ソードマスターさんが報せを聞いてすぐ飛び出して現場に向かおうとしていたと聞いた時は驚いた。いつも冷静沈着なイメージだったから、熱くなっているところはあまり想像できない。そういえば、ここに来て最初の頃、彼はソードマスターを師事していた。彼は案外人懐っこいから、それはそれは可愛い弟子だったんだろう。

 

驚いたといえば、セリエナで行われた弔いの場に、なんと大長老様がいらっしゃったのだ。聞けば、新大陸に呼ばれるまでは大老殿のギルドを中心に活動していたらしい。大老殿といえば高難度のクエストばかりを取り扱っており、特殊な資格なんかがないと受ける事ができないと聞く。そう考えれば、彼があれだけ強いのにもうなずけるというものだ。

 

改めて考えると、凄い人と一緒にいたんだなぁと思う。

彼はいつも助けてくれた。あの時もあの時もあの時も。先に行けと背中で語って、ひょっこり帰ってくるのだから、きっと今回も…なんて考えてしまうのだ。

 

 

「まだ起きていたのか」

 

「大団長!」

 

たてがみのような金髪の彼は"大団長"と呼ばれるひとだ。ラージャンのブレスから庇って貰ったのは記憶に新しい。

 

 

「…眠れないのか。」

 

「はい…。」

 

「…随分眠ってないだろう。クマができてるし、飯も食ってないみたいじゃないか。」

 

「……」

 

「そんなんじゃアイツに笑われるぜ。」

 

「そう……ですよね……。私ももう…前に進まなくちゃいけないですよね…。」

 

そうだ、皆んな悲しみながらも前に進んでいる。

私だけ立ち止まっているわけにはいかない。

 

「あぁ。こんなのはお前さんらしくないだろう。」

 

「…そうですよね。こんなの私らしくないですよね。」

 

そうだ、らしくない。あの人の相棒はこんなことでは務まらない。

 

 

ずっと流れていた涙を拭って、歩き出す。

 

 

 

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一方…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………っ……………ここは…どこだ?」

 

まだ少し頭が痛い。

が、それよりまずは現状把握だ。

洞窟の中のようだが瘴気があるような感じはなく、少し明るいみたいだがヒカリゴケなんかは見当たらない。

ギルオスなんかが集まってくる感じもないし、ここはひとまず安全なんだろう。

 

次に状況整理だ。

俺は先遣隊としてゼノ・ジーヴァの成体と思われるモンスターと交戦し、一緒に落ちた。

そしてここにいるのは俺だけのことから、途中で離脱したか、ここに落ちてきてすぐさま立ち去ったかのどちらか。

 

 

ってことは上に向かって上がれば良いってことのはずなんだが………

 

「どういうことだ?…穴が……無い」

 

落ちて来たはずの穴がない。

横穴というか通路はあるがどう考えても自然に転がってここまでくるということもないだろう。

ならありそうなのはモンスターに運ばれた可能性。

自然に落ちて来ることはないなら運ばれた可能性が一番高いが、見る限り咥えられたような跡も無いし導蟲で見つけられるような痕跡もない。第一モンスターに保存しておくほどの知能はあるのは不明だが。

となると運んだのはモンスターでなく人か。

 

 ーいや、重要なのはそこじゃないな。

 

どうしてここにいるのかよりも、どうやって地上に帰るかが一番重要だ。

幸い秘薬なんかの回復は調合分まで持って来てたし、携帯食料もあるから食事と回復では困らない。

スリンガーなどの破損も無さそうだ。

 

 

『ーーぉぉぉぉ!!』

 

「今のは…咆哮か?」

 

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ー14階層ー

 

「なんだあのモンスター!」

「初めて見る!新種か!?」

 

「陣形を立て直せ!後衛は詠唱を!」

金髪の小人族が指示を飛ばす。

 

彼らロキファミリアは小遠征に来ていた。

レベル2や1のメンバーと現在レベル4の『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタインに加え団長でレベル6の『勇者』フィン・ディムナ。

つい先日ランクアップしたアイズの慣らしと、低レベル団員の経験も兼ねた18回層まで行って帰ってくるだけの簡単な遠征のはずだった。

 

彼らと対峙しているのはこれまで発見されることのなかった新種のモンスター。一番大きい頭部の高さは2メートルを超え、体長は4メートルほど。赤い甲殻、下顎に2本の牙、巨大な頭に似合わず俊敏に跳躍できるほどの発達した四肢を持っている。

 

 

「うわぁ!!」

団員が突進の餌食になってしまった。

幸い激突した直後にモンスターはターゲットを変更したため壁とサンドイッチになることは避けられたが、戦線への復帰は不可能だろう。

 

「ふっ!」

金髪の少女、アイズが斬りかかる

 

 

……が

 

 

(刃が通らない…。というより…肉が断てない。)

叩き切った手に伝わるのは硬い感触。弾かれたわけでもないのに手応えが無く、手傷を負わせられた様子もない。

 

「アイズ!どうだ、斬れそうか?」

 

フィンが一旦離脱したアイズに尋ねた

 

「ううん。なんか…、断ち斬れない。」

 

「…わかった。前衛は攻撃が通らなくとも後衛から注意を逸らせ!魔法で一気に方をつける!」

 

 

 

 

「団長!詠唱完了しました!」

 

「わかった。前衛は一旦下がれ!……よし。打てーー!!」

 

魔法が新種のモンスターを襲う。

 

 

(どうだ…。)

 

 

 

 

『グオォォォォォォォ!!!!』

耳を塞がなければ鼓膜が破れそうなほどの咆哮と共に煙が晴れる。

そしてターゲットは先ほどの攻撃を行った後衛へと向かう。

 

 

(まずい…!)

「なんとしてでも止めろ!後衛の所にに行かせるな!」

 

後衛との間で身構えるが、それを跳び超えて後衛へ飛び掛かる。

 

「うわぁ!こっち来た!」

「クソッ!っ!ぐあっ!」

 

 

「っ!!後衛を守れ!」

(まずいな。俊敏な動きに翻弄されて皆パニックになってる!)

 

 

新種の動きについていけず、振り回される団員たち。

もう何人ものけが人が出ており、被害は甚大。

悲鳴を上げモンスターから逃げる様はまさに阿鼻叫喚の地獄絵図。

 

 

 

 

ここでさらに最悪の事態がおこる、

後衛の団員が1人、のしかかられて拘束されてしまったのだ。

 

「きゃぁぁ!!!」

 

彼女に大きな口が迫る。

 

 

(…まずい!食われる!)

 

 

 

万事休すかと思われたその時

 

 

 

 

 

一発の"弾"がモンスターに直撃した。

 

 

 

 

 

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『グオォォォォォォォ!!!』

 

二度目の咆哮はかなり近い。

悲鳴も聞こえて来たので人もいるようだ。

 

人がいるならここがどこなのか聞いておきたいが……。

 

 

 

「きゃぁぁ!!!」

 

 

女の子が"鬼蛙"テツカブラに拘束されている。

 

 

 

流れるようにこやし玉をスリンガーにセットして発射する。

 

すると、着弾したテツカブラは強烈な匂いに思わず拘束を解いて逃げて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 




ひとまずこんな感じでどうでしょうか。
本来テツカブラは拘束技無いんですが、バシッ一発でと助ける方法が拘束中のこやしぐらいしか思いつかなくて拘束を追加しました。実際イビルに拘束された時に味方がこやし玉投げてくれると物凄い助かりますよね。
ダンジョンから出るとこまで行きたかったんですが、設定的なのを載せるとなると長くなりそうなので1話目は控えめにしました。
では、大まかな設定です↓

○装備
 天上天下天地無双刀
 頭 EXカイザーβ
 胴 EXラックスロアβ
 腕 EXカイザーβ
 腰 EXカイザーβ
 脚 EXガルルガβ
 ひと昔前のテンプレですね。理由は、主がコレしか使ってないからです。ムフェト周るのめんどすぎた。
まぁムフェト常陸にしたら属性つくから魔剣みたいになっちゃうみたいなとこもあったんですけどね。

○登場モンスター
 ちょっと4とMHWI
 最初はワールドのモンスターだけで行くきだったんですけど、ダンジョンの中は色んな環境があるからそこにマッチしたモンスター出した方がええかな?って思ったんですよ。でもワールドの洞窟ぽいのって瘴気の谷ぐらいしかないし、そこのモンスターって割と後半に出てくる強めのモンスターやからダンジョン序盤から出すのはちょっとバランスがな〜って事で今回は地底洞窟出身のテツカブラに出てもらいました。

○その他
 ハンターのモーションなどはMHWIベースです。なのでスリンガーとクラッチもアリです。でも装衣は無しです。どう頑張っても不動と転身と回避がそれっぽい理屈をつけれなかったからです。それに耐熱とか耐水とかははそれっぽいのあるからいらんかなーっておもたろう。
 異世界ものにありがちなアイテムポーチ(4次元ポケット)はなるだけチートにならないように外したかったんですが、携帯食料に元気ドリンコなんかが普通のポーチに入り切るわけなくね?ってことで回復系だけアリにしてやってください。さすがにタルとか罠は入れれない。
 

これぐらいですかね。
初めてなんでこうゆう書き方で良いのかイマイチわかってないです。優しく教えてくれるとありがたいです。
もし出して欲しいモンスターが居れば教えてくれれば考えたいと思います。(フロンティアはしたことないのでちょっと出せないですかね。)

設定なんかで気になることとか話の中でここおかしくね?っていうのもあれば教えて下さい。
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