思いを繋ぐ   作:namely嘗め↓↑

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大事な物は持ってる奴より持ってない奴の方が………………。



モンストフレンドになりましょう。


ありがとよ

突然の吐血に驚く、カナエ。

 

(これは……………そうか肺を恐らくはさっきの氷が……)

 

「どうたのかい??ひょっとして肺が……そうか可哀想に」

 

(このまま無理に呼吸を使い続けたら…でも此処で引く訳にはいかない)

 

と静かに構えるカナエ。

 

「ええ!!辞めときなよ!!!それに君に勝ち目はないよ!!」

 

カナエは決死の覚悟で斬りかかる。

 

「花の呼吸!!漆ノ型!!!乱桜!!!!」

 

体を回転させてその遠心力で攻撃をする。

 

(どうやら此れが奥の手か)

 

「血鬼術!!!!枯園垂り!!!!」

 

今度はカナエが競り勝ち童磨に斬撃をお見舞いするが、頸には攻撃が入らなかった。

 

途端に膝を着く、カナエ。

 

「さぁ避けないと危ないよ???血鬼術!!!!冬ざれ氷柱!!!」

 

「つっ!!!」

 

何とか攻撃を躱すが、もう躱す力も残っていない。

 

(ごめんね、不死川君……………………しのぶ……………………皆)

 

「ごめんね!!!苦しい思いをさせて、これでおしまい!!!!」

 

 

と童磨が扇をカナエに、向かって振り降ろす時だった。

 

 

 

 

 

「龍の呼吸、肆ノ型、飛龍閃」

 

翔んできた刀が童磨の腕を飛ばしていた。そして童磨は刀が翔んできた方向を見ると其処には誰も居なく、その男は先程迄戦っていた女性を壁に寝かせ飛ばした筈の刀を既に持っている状態だった。

 

(今の一瞬で、なるほど速いなこの男)

 

「どうして、緋村君が此処に????」

 

「温泉……………………に宿で寛いでいたら鴉から連絡を」

 

「緋村君…………温泉好きだったのね」

 

「カナエさんは此処に居てください、後はオレが」

 

と立ち上がり童磨の方を見る。

 

「君は確かあのお方からの情報にあった、繪宮君を倒した鬼狩りか!!!!」

 

「それがどうした??」

 

「君と遭遇したら、全力で殺せと命令を受けていてね!!!」

 

剣心と童磨は激突する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不死川はカナエの、元へと急ぎながら考えていた。

 

(此れでもし二度とカナエと会って話しも出来なかったら…………クソが!オレが素直になれたらカナエ…………お前は絶対死なせねぇ、そして生きて帰れたらお前を嫁に貰う例えお前が嫌がってもな…………頼む間に合え!!!)

 

 

「姉さん……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「血鬼術!!!冬ざれ氷柱!!!!」

 

カナエの時とは違い、高速で氷柱を剣心に向かって飛ばす。

 

「氷か、此れでカナエさんはやられたのか」

 

「へぇ僕の攻撃を躱しながら喋れる何て凄い!!!!」

 

絶え間なく氷柱を飛ばすが、剣心は高速で剣を振りながら躱し続ける。更に一瞬で童磨の間合いに入ると左右に斬り込みを入れるが童磨も扇で防ぐ。

 

(…………なるほど、此れは中々)

 

と剣心は考える。

 

「考え事かい????血鬼術!!!凍て曇!!!!」

 

凍てつく氷を粉状にして放つが剣心はその場で、

 

「おおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」

 

自身の剣気を周囲に放って全て吹き飛ばした。

 

「え?嘘」

 

と見ているカナエも思わず声が出た、今思えば剣心が戦う姿を見るのは始めてだから仕方ないが

自分の時とは明らかに鬼の動きが違う。此れがこの鬼の力と考えるしかなかった。

 

 

 

 

 

「中々滅茶苦茶だねぇーー君は」

 

「遅い…………………」

 

腕を斬り裂く一閃、童磨は考えた。

 

(どうしたものか、強いな彼オレも出し惜しみをしてる場合じゃないかも)

 

対する剣心も

 

(透き通る世界で先読みして斬り込みを入れても反応するか、夜が明ける迄にいけるか)

 

 

両者はほぼ同時に距離を詰める、が剣心が遥かに速く攻撃に移る。

 

「龍の呼吸!!参ノ型!龍翔閃!!」

 

斬り上げを放ち顔を、斬り裂く。

 

「く、血鬼術、枯園垂り」

 

「龍の呼吸!伍ノ型!!龍巣閃!!!」

 

互いに連撃を、放つが剣心が放つ連撃は神速の連撃童磨が対抗できる筈もなく無数に斬り裂かれる。

 

「嘘…………………参ったな」

 

堪らず距離をとる童磨、僅かに動揺さえ見える。

 

「どうした??」

 

 

「くっ」

 

 

 

 

 

 

 

その時、不死川としのぶが到着した。

 

「カナエ!!!!!」

 

「姉さん!!!!!!」

 

戦場の様子を見て二人は絶句している、膝をついて回復に務めている鬼とそれを静かに見ている剣心。

 

「てめぇがカナエを、!!!!」

 

不死川が、童磨に斬りかかろうとするが剣心が止める。

 

「不死川さん、カナエさんは大丈夫です急いで屋敷に帰って治療すれば助かります」

 

「本当か…………緋村……………」

 

「剣心……まさか一人で」

 

「ふざんなぁよ!!緋村!!!!オレも戦う」

 

すると、剣心はしのぶすらも見たことのない慈愛を込めた表情で不死川に話す。

 

「不死川さん、貴方にとってカナエさんは何なんですか??貴方が一番知ってる筈」

 

「わかったよ!!!緋村!!!但しカナエを屋敷に運んだら!オレはまた此処に戻る!!」

 

「ごめんね……………剣心…」

 

と不死川がカナエを抱えその場をする前に剣心に声をかける。

 

「剣心!!!!!!!!!!!!!!!、ありがとよ」

 

その声を聞き剣心は、静かに微笑んだ。

 

 

 

「血鬼術!!!!冬ざれ氷柱!!!!」

 

剣心は、龍巣閃で何なん防ぐ。

 

「不意打ちか、つまらん真似を」

 

「とりあえず、此れで倒せないかなと思ったけどしょうがないね!もう辺りがどうなっても仕方がない!!!」

 

(雰囲気が変わった、本気でくる)

 

剣心も構えを本来の形に戻す。

 

「行くよ!!!!!血鬼術!!!!寒烈の白姫!!!!」

 

氷の氷像が二体現れ、辺りへと冷気を放つ。剣心も堪らず後退をするが冷気は辺りを凍らせながら剣心へと迫る。

 

 

(凍結の範囲が今迄の比ではないな)

 

「龍の呼吸!!!陸ノ型!!!土龍閃!!!!」

 

剣心も地面を斬り上げ衝撃波を放つ、冷気すらも容易く巻き込み童磨に向かうが。上空へと翔んで衝撃波を躱す。

 

「まさか…………これ程とは、血鬼術!!!結晶ノ御子」

 

 

空中で小さな氷像が二体童磨の扇から現れた。

 

(先程の氷像とは何か違うな………………何をするつもりだ?)

 

と剣心が思考する中、童磨と氷像二体は同時に血鬼術を放ってくる何倍も増えた氷柱をかろうじて躱して行くが更に次の術を放ってくる。

 

「この子達もねオレと同じ威力の血鬼術を使う事が出来るのさ!!血鬼術!!寒烈の白姫!」

 

(………………なるほど三対一か…………)

 

辺りを凍らせる冷気は先程よりも遥かに高い威力で襲いかかる。

 

「龍の呼吸!!陸ノ型!!土龍閃・伍連!!!!」

 

が衝撃波を、五つ放ち前方の冷気を全て吹き飛ばし更に氷像に斬撃を放つ。

 

「龍の呼吸!!伍ノ型!!龍巣閃・乱!!!!」

 

神速で全方位を斬り裂く様に辺りに放つ、氷像は粉々になって塵になって消えた。

 

「嘘???ならば五体出すしか!ないね!!!!血鬼術!!!結晶ノ御子!!」

 

更に氷像を五体出し更に術を放とうとするがその瞬間。

 

「龍の呼吸!!!拾壱ノ型!!戦乱龍撃閃!!!!」

 

突進しながら突き更には斬撃を放ち続ける、加速していく為威力はどんどん上がっていく。

五体の氷像を一瞬にして斬り刻み、童磨の頸に斬撃を入れる。

 

 

 

 

がそれは予め用意していた、氷像だった…………。

 

 

(やはり……………か奴は??後ろか…………)

 

 

「危ない危ない!!!念を入れといてよかった!!!!でも此れでおしまいだね!!」

 

 

(っち、まさかこんな小細工を上弦の鬼が使うとは……………)

 

 

「血鬼術!!!!!!!霧氷睡蓮菩薩!!!!!!」

 

 

 

現れた巨大な観音は剣心事辺りを全て凍らせた。




まさかのは剣心も絶対絶命どうなる??

剣心はまだ痣はないです笑


コショコショ噂話

龍の呼吸の型の内いくつかは剣心自身が編み出しています(師匠いわく天才だな)

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