マントの下は着物です。
藤襲山、年中藤の花が狂い咲いている山、鬼殺隊士になる為の最後の難関。
ここに今一人の少年がこの地に踏み入ろうと、していた緋色の長い髪を後ろに束ねて緋色の刀を腰に指して。左頬には、三本の引っ掻き傷がある。
(ここが師匠の言っていた山か………………この匂いはあの花か)
と一人で考えていると、後ろから女の子が話しかけてきた。
「ねぇねぇ、君も最終選別を受けに来たの??」
と剣心は、後ろを振り返ると狐のお面を被った少女がいた。
「そうだ、お前もか??」
「うん、私は鱗滝真菰!!!」
「……………………緋村剣心」
「よろしくね!!緋村君!!あのね良かったら一緒に他の人達が集まってる場所に行かない?」
一人だと、心細いしと真菰は考える。それにこの人…………………。
「別に、構わないがオレはそんなにお喋りではないからつまらないと思うが」
「いいよ!ならはやく行こ!!緋村君!!!」
選別を受ける人達の集合場所に着くまで、剣心は本当に一言も喋らなかった。話し掛けようとしても何を考えてるか読めない顔をしているが要所要所ではこちらを気にかけてくれるから何か多分だけど優しい人かなと、真菰は思っていた。
しばらく歩くと広場に着いた、剣心は辺りを見渡す。
(おそらく十九人と言った所か………………こんなにいるんだな)
「着いたみたいだね!緋村君!!ありがとう!!ここからは別行動になるけど、一緒に合格しようね!!」
「あぁ、鱗滝さんお前もな」
「真菰でいいよ!」
と二人で話していると、鳥居の前に二人の少女が現れた。
「皆様、今宵鬼殺隊最終選別にお集まり頂きまして誠にありがとうございます。試験の内容はこの山に入り一週間生き延びるそれだけでございます。ですがこの先には鬼がいますのでご注意を鬼たちは藤の花により外に出ることはできませんので、ではご武運を」
他の少年少女が山の中に入り始めた剣心を覚悟を決め山の中へと向かう。そして剣心は真菰に声をかける。
「真菰やばくなったら、オレの名を呼べ必ず駆けつける」
「え?…………うん!わかった!」
と言い、剣心と真菰も山の中へと入っていく。
「来たか、繪宮」
「お呼びてしょうか、無惨様」
「今回、貴様にやってもらいたい事がある、鬼狩り共の最終選別を行っている場所が判明した。
そこへ行き、鬼狩りになる子供の抹殺並びに藤の花に囲まれて出れない鬼達を私の元へ連れて来る事…………………………よいな?」
「お言葉ですが、無惨様そんな鬼狩りにもなってない子供を何故?」
「念の為さ、用心に越した事はない」
「仰せのままに」
と返事をし、鬼は主の前から姿を消すその両目には上弦の伍の文字が刻んである。今藤襲山にとてつもない危機が迫っている事を、剣心達はまだ知らない。
「私の予感だとね、今回の最終選別は今までのどの選別よりも難しい物になるかも知れない」
と一人の青年が部屋から見える庭園を見ながら呟く。その話しを正座で聞く二人の剣士。
一人は顔、体に傷が何個もある少年もう一人は蝶の髪飾りを付けている少女だ青年は口を開く。
「お館様それは隊士になるためのには仕方のない事かと、オレは思いますが」
するともう一人の少女も
「私も不死川君の言うとおりかと、でも今回は私の妹を選別を受けているので心配になりますが」
「実弥とカナエの言う事は確かに正しいと思うが、今回は私も嫌な予感がするんだ」
その言葉を、聞くと二人にも緊張感が走る。産屋敷家には未来を見通す力、先見の明があるからだ。
二人は黙ってお館様の話しの続きを待つ。
「念の為に、君たち二人にはここで待機をお願いしたい。その間の事は天元義勇に話してあるから」
「「御意」」
ここから藤襲山までは、意外に近い距離にあるその為今回は万が一があれば動けるようにと二人は待機する事になる。
「妹が心配なんだな、胡蝶は」
「うん、何も起きなきゃいいんだけど………………」
剣心はこの二日間常に動いていた。鬼がこちらに来るより前にこちらから仕掛ける為だ。何体斬っただろうか、既に二十を越えていると思う助けの声が聞こえれば即座にそこへ行き。鬼を斬る
一つ気がかりはあった。真菰は無事だろうかと。
真菰は一人、無数の手が生えた鬼と対峙していた。
「くっくっくっまた、オレのかわいい狐ちゃんが」
「何よ!アンタこのお面を知ってるの?」
「ん?知ってるいるさ、お前鱗滝の弟子だろう?奴は自分の弟子に狐のお面を持たせるみたいだからな、それが目印になってるのさ」
「なっ!?まさかお前が私の兄弟子の錆兎や他の………………………」
「あぁその通りだ。お前で十三人目だ!!!!」
「貴様!!!!!!」
無数の手が真菰を、襲うそれを素早い動きで躱していく。
「すばしっこい奴だな、ならば手を増やす事にしようか」
更に追撃を加えてくる。真菰は、呼吸を整え迎え撃つ。
「水の呼吸!!壱ノ型、水面斬り!!!」
手を一気に、斬りつけ前進を始める。
(このまま、頸を斬る!錆兎仇は私が!!!)
「なら、これは斬る事が出来るかな??」
と無数の手を一つに纏め、巨大な手になったそれをそのまま叩きつけてくる
「こんなもの!!!水の呼吸!!肆ノ型、打ち潮!!!」
パキーンと音を、起てて刀が折れる。そして上空へと打ち上げられる。その瞬間真菰は思った。
(ごめん。錆兎、ごめん義勇さん鱗滝さん生きて帰れないで、あぁ助けを呼べは………)
巨大な手が真菰を襲う瞬間。
気づけば巨大な手は斬り刻まれ私はお姫様抱っこされていた、そして顔を上げると。
「だから、言ったろ危なくなったら呼べと」
何時も通りの仏頂面で剣心は現れたそして私を優しく木を背もたれにして座らせる。
「ごめん、でもアイツは私の兄弟子達を殺した奴だから私の手で………」
「そうか、ならばその役はオレが受け持つ。」
「え?」
「何邪魔してんだ!!!お前ーーーーーーー!!!」
私が対峙した時よりも更に手が増えていた。その戦いの行方をしっかりと私は見ていた、つもりだった。
「龍の呼吸、参ノ型、龍翔閃!!!」
「なっ」
気づけば、私の前から剣心は姿を消し気づけば鬼の頸を落としていた。一瞬で、最初から私はわかっていた、匂いが違う私の師である鱗滝さん、もう一人の兄弟子現水柱の義勇さんこの二人の匂いを嗅いだ上でそう思ってしまった。でも何で声を掛けたかと言えば、悲しい匂いも強く感じたから余計に興味が、湧いたのだろうと考えていると。
「もっと、はやく呼べはよかったものを」
「ごめんってば、緋村君」
「動けそうか??」
「何とか、でも刀が折れたから………………」
「なら一緒に、来い」
「わかった!よろしく緋村君!!」
あれから六日が経っていた。一人の少女が鬼と対峙していたその鬼もこの山でかなりの年月を生きており理性もある。
(まずい、毒がもう残ってない、しかもこの鬼理性があるおそらくこちらの情報も)
「どうした?攻撃して、こないのか、ならばそろそろ終わりにするが」
「うるさいわね!この糞鬼が!!!蟲の呼吸!蝶ノ舞!!戯れ!!」
「はやっぐっ!!!」
少女の、攻撃は頸に入るだが、頸は落ちない。
(やっぱり、私には頸を斬れない…………)
「頸を斬れないのかそれは、残念終わりだ」
鬼の正拳突きが少女の顔面に当たる時だった。
気づけば鬼の腕が斬り落とされていた。
「誰だ!?オレの腕を斬ったのは」
「すまない、オレだ」
「貴様!!!!!!!!!!!!あれ!?何でオレの頸が斬られて」
「斬られた事に気づかないとは、眠れ悪鬼………」
コイツはあの時一番最初に、目に写った。女みたいな格好をしてた奴、背だって私と変わらない。なんか段々悔しくなってきた。
ゆっくりと、少女に近づく剣心。
「無「別に助けてだなんて頼んだ覚えは、ありません!!!!」
何故か助けた、少女に怒鳴られた。
オリジナル??の鬼も少々出ます。
コショコショ噂話
剣心は基本、巴と暮らしていたので女性の扱いは上手いです。