雷鳴が遊郭全土へと轟いた、善逸はそのまま地面に落下しながら魔姫が消えて行くのを確認すると善逸は静かに眼を閉じた。
誰かが自分を抱える感覚に襲われる善逸は眼を開けると、禰豆子に横抱きされていたのだった。
「禰豆子ちゃん……ごめんよ心配かけたね………でもまだ皆戦ってるんだオレも連れってってくれない?」
「フガ!」
「雷鳴…………か善逸は勝ったようだな……おいそろそろ再生させたらどうだ?」
「っち、ばれてたか残念残念残念」
剣心と妓夫太郎は二人距離を空けた状態で対峙している、剣心の横には炭治郎が膝をついて地面に座っている。
「炭治郎………呼吸で毒の巡りを遅らせろ禰豆子なら何とかできる筈、後お前はカナヲの応援に行け」
「剣心さん、わかりましたこいつはお願いします!」
「わざわざ逃がすかよ!血鬼術!!!飛び血鎌・両断!!!!!!」
炭治郎に向かって巨大な血の刃が迫るが、即座に剣心は刃の前に立つ。
「龍の呼吸、参ノ型、龍翔閃」
血の刃を神速の斬り上げにより弾き飛ばしそのまま剣心と妓夫太郎は互いに間合いを詰めていく、打ち合いになる妓夫太郎は鎌を両方同時に挟む様にして攻撃をする。
「龍の呼吸、捌ノ型、双龍閃」
剣心は鞘を使い二つの鎌を受け止め、剣で腹を真っ二つに斬る。
「ぐっ………………………………やべぇなくそ!血鬼術!!!!飛び血鎌・全方位列斬!」
「…………………龍の呼吸、伍ノ型、龍巣閃・連翹!」
飛び散る刃を散乱する斬撃で全て叩き落とす、そのまま剣心は妓夫太郎の頸を容易く斬り落とす。
「ふふふふ、魔姫は死んだようねでもこれで私は力が全開になるわ!!」
段々と墮姫の髪の色と帯の色が変わり始める。
「…………ふう、ならこっちも遠慮はいらないよね?花の呼吸…」
型に入ろうとする前に墮姫の攻撃が邪魔をしてくる、カナヲは内心驚いた攻撃速度が今迄の比ではない事に帯がカナヲに当たる寸前斬撃が入る。
「猪突猛進!!!!伊之助様のお通りだぜ!!!!」
「っち、目障りね次々と…………………っ」
「日の呼吸、烈日紅鏡」
背後から炭治郎の斬撃が入り帯と腕を斬られるが直ぐに再生させ墮姫は帯を炭治郎、伊之助、カナヲの三人に向かって放つ。
「伊之助!!!カナヲの型を打たせる!俺達でアイツを引きつけるぞ!」
「あぁ?わかったぜ!!親分に任せとけ!!獣の呼吸!獣化!一ノ牙、強食い噛み!!」
獣の如き低い体制になりそのまま、二つの剣を上下から振り墮姫の帯と足を斬りつける、そのまま炭治郎は伊之助に、合わせる様に攻撃に移る。
「日の呼吸、火車!!」
回転斬りで伊之助が斬った逆の腕と足を斬り落とし、そのまま炭治郎は連続で攻撃する。
「日の呼吸、円舞!!」
腹を斬り裂き堪らず距離を取ろうとするが伊之助が追撃する。
「獣化!肆ノ牙、空波双牙翔!!!」
二つの真空波が墮姫を飲み込むが帯を使って真空波を弾き飛ばす。
「ふふどうしたの?特に耳障りの坊や?さっきまでの動きのキレがないわよ?」
(まずいな…………さてどうしたものか……ん?人の匂いがそれも女か)
妓夫太郎は剣心に推され距離をとっていた、が直ぐに剣心は距離を詰めてくる。
(ここはとる道は一つしかねーみたいだな)
「頸を斬って死なないのであれば斬り続ける!」
妓夫太郎は、鎌を地面に叩きつけ土煙を上げ剣心の視界を遮る剣心は土煙を剣を振って吹き飛ばすと妓夫太郎はその場にいなかった。
「油断したなはははははははははは、おら剣を捨てやがれ」
「貴様………………………」
逃げ遅れた遊女を人質にとる妓夫太郎、剣心に動いたらこの女を殺すと言い何もできない剣心に妓夫太郎は鎌を使って斬り付ける。
「ぐっ………………………………貴様………………」
「どうした?剣八郎!!大丈夫か?」
「………………何とか」
炭治郎も毒の影響があり動きが鈍くなってきている、それを伊之助は把握し炭治郎を助けながら動く。
(ハナヲまだか?)
(天元様………………天元様…………最後まであなたの勇姿を見してください)
「てめぇら……………そうだな……………最後まで美しく派手に………」
「どうしたよ?あぁ?さっきまでの勢いはよぉ?但し女の命はねぇがな」
「…………………………ちっ」
「私の事はいいからこんな奴はやく!!!!!!!!!!」
妓夫太郎はニヤニヤしながら遊女を人質にしている為背後から近付く気配に気が付かなかった。
「派手に行くぜ……………音の呼吸、奥義、爆音苑劇殺」
片手で放つ為威力は半減させるが高速回転斬りにより腕を飛ばされ宇髄は遊女を助けだす、そして宇髄は剣心を見て笑いながらこう告げる。
「派手にやってやれ……………………剣……………心…………………」
遊女を救い剣心を助け後の事を思いを剣心に託し宇髄は力尽きた。
「おぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!龍の呼吸、拾壱ノ型!!!!戦乱龍撃閃!!」
暴風が如くを斬撃を妓夫太郎に浴びせ炭治郎達が戦っている方向へと吹き飛ばす、剣心は毒を呼吸で遅らせ宇髄の方へと視線をやり一礼して妓夫太郎を追う。
(必ず決着をつける…………………………………天元さん…………)
「ありがと、炭治郎流石私のだ、ん、な、様ふふ行くよ花の呼吸、捌ノ型、千本桜!」
カナヲの背後から桜の花びらが現れその刃は堕姫へと向かう。
千本桜、特殊な技術を用いて刃を花びらの様に作り変えそれをカナヲは剣の風圧更には自身の優れた視力を持って風の動きを予知する事で刃を操り敵を斬殺する。
「………………………邪魔何だよ!!!!!血鬼術!!八重帯斬り!」
「カナヲ………その話は後日ゆっくりしような………日の呼吸、炎舞!!!」
「ほわほわさせんな!!!!獣化!!!陸ノ牙、猪原爆!!!!!」
二人の攻撃とカナヲの千本桜で堕姫の体は斬り刻まれその場に倒れ込む。
「クソ…………………お兄ちゃんはお兄ちゃんはどこ?」
「やっぱり頸を斬っても何でかしら?」
「………………何かある筈…………ぐっ」
「大丈夫か?墨五郎!」
カナヲと炭治郎と伊之助は警戒を続ける、すると堕姫の近くに何かが落ちてくる。
「…………っちお前の方も苦戦してるみたいだな」
「お兄ちゃん!」
そこに剣心も到着する、いよいよ戦いも佳境に入る。
「剣心さん!」
「龍柱様!!!」
「剣心!!!!」
「よかった無事だったか…………だが話は後だ先にやらねばならぬ事がある、だろ?」
三人は気を引き締め直すが、炭治郎と剣心は妓夫太郎の毒の影響で体力が減ってきている。
「ここはもうやるしかねーな堕姫よ」
「それしかないみたいなだね」
「俺達は「私達は」」
「二人で一人だ!!!!!!!!!!!」
妓夫太郎と堕姫が一つになっていく、炭治郎はそれを見て堕姫の中にいた時の状態を思い出すが匂いが全く変わっていたそれだけでさっきまでと違う事が明らかにわかる。
「炭治郎、カナヲ、伊之助下がっていろ…………………」
三人はそれを無視し剣心の隣に並ぶ今の剣心は毒の影響を受けている、それは炭治郎も同じだがそれでもここで宇髄に、続いて剣心迄死なせてはならない三人はそう考えた。
「ふぅ、さぁ塵共!!!!!!お仕置きの時間だ!!!!!!」
帯の先端に鎌が付いており、帯を振ることで血の刃が辺りへと不規則に飛んでいく。
「合体か……………くだらん!ケリをつけるぞ!龍の呼吸、漆ノ型、龍巻閃・凩!!」
「思い知れ!「俺達」私達」の力を!!!!血鬼術、血鎌帯蓮華!!!!!」
合体やってみたかった。
ボツネタ。
炭治郎は二人の合体を見てある決意をする、そして剣心の方へと視線をやる。
「剣心さん!!!この耳飾りをオレと逆の方に付けてください!!」
と炭治郎は耳飾りを剣心に渡す。
「これでいいのか?炭治郎?」
「はい!行きますよ!剣心さん!俺達も合体します!」
「え?」
続く。