此処はある屋敷の縁側、二人の男が物々しい威圧感を放ちながら鎮座している一人は元炎柱、煉獄杏寿郎、そしてもう一人は。
「共に戦いたいと言う気持ちはわかるが俺達の役目はかわってるだろう?、杏寿郎」
「うぬ!、わかっているとも!比古殿!だが」
「まあな鴉から逐一、戦場の状況が耳に入って来るからな心配にはなるだろうな」
「それにな!竈門妹が本当に人間に戻るかも」
「俺達に出来るのは信じる事、それしかねぇよ」
(剣心、炭治郎よ頼んだぜ)
また別の場所でも、二人の剣士が向かい合っていた。
「お前ならば………………必ず此処に来ると……………思っていた」
「そうか俺は元より貴様を、殺すつもりからな標的は貴様と無惨」
無限城最奥大広間にて、十二鬼月最強と鬼殺隊最強、二人はそれぞれ思う所があるのだろう問答から入る。
「最後に一つだけ聞く、雲柱を殺したのは貴様だな?」
「いかにも……………実に惜しい腕だった……………もう一人の剣士は直ぐに鬼になったと言うのに…………」
「そうか、ならこれで問答は終わりだ行くぞ」
「漸く……………戦える…………………待ち望んだ………………」
無一郎と玄弥は治療を終え、離れた所で黒死牟と剣心の戦いを見守る。
「大丈夫かな?、剣心さん」
「大丈夫だとは思う、でもいざとなればわかってるな?玄弥?」
「あぁわかってるよ、無一郎さん」
二人は暫し刀を抜く態勢のまま膠着状態に入るが、両者同時に距離詰める。
「月の呼吸、壱ノ型、闇月・宵の宮」
「龍の呼吸、捌ノ型、双龍閃」
剣心は先に鞘を黒死牟に向かって放ち刀と鞘が衝突する。
(何と……………速い……………………私が刀を振り切る前に……………しかもこの鞘鉄ごしらえか……………)
一瞬、黒死牟が鞘に驚くが剣心はそのまま左手に持っている、刀を振り黒死牟の体を斬るが即座に再生しそのまま打ち合いになる。
「やりおる……………………貴様の程の剣士は………………そうはいまい」
(再生速度が他の上弦の鬼共比べ物にならない、これが上弦の壱)
「月の呼吸、肆ノ型、偃月薄月」
鋭い突きを放ちその間合いに半月のような実体する斬撃が辺りに散らばる、がその斬撃を一つ一つをしっかりと見切りその上空へと翔ぶ。
「龍の呼吸、壱ノ型、龍槌閃・斬」
黒死牟は突きを躱された瞬間に、上空へと視線をやるが既に剣心は落下を始めていた。
「ほう……………………面白い、月の呼吸、弐ノ型、珠華ノ弄月」
飛んでくる斬撃を切っ先を立てて落下の力を利用し、弾きながらそのまま黒死牟の左肩を斬ろうとするが。
「余り……………調子にのらぬ事だ、月の呼吸、伍ノ型、月魄災禍」
「っち」
振り無しで斬撃を飛ばし剣心を後方へ弾き飛ばしそのまま斬撃を放ちながら接近する。
「調子になるなか、その言葉そのままお前に返そう、龍の呼吸、弐ノ型、龍牙閃」
神速の突きで放たれた刃を呑み込みながら、二人の間合いの距離はほぼ零に等しくなる。
「近付いた事を………………悔むがいい、月の呼吸、参ノ」
「遅い、龍の呼吸、弐ノ型、龍牙閃・零式」
上半身の力だけで、鋭い突きを黒死牟が技を放つ前に頸に迫るが上空から先程飛ばしておいた斬撃が落下し頸を突きから守った、そのまま月魄災禍を連続で放ち剣心と距離を取る。
剣心は離れた黒死牟を睨む、今の攻防で肩と腕を斬られてしまう。
「どうした?、こんなかすり傷程度で様子見か?」
「そう死に急ぐな…………鬼狩り………………やはり貴様は死なすに惜しいどうだ貴様も鬼にならないか?」
「ならない」
「理解が出来ぬ…………極められた剣技が潰えるのだぞ?…………鬼になれば永遠に自身の剣技を高められると言うのに」
「人は皆いずれ死ぬ、だからこそ人は人として生きる事に意味がある、まぁ鬼になった貴様にはわからん事だろうがな」
「ならばもう一つだけ…………貴様は…………まだ痣は出てない様だが…………いずれは出るだろうだがな」
「貴様が言いたいのは分かっている痣者は皆、二十五を待たずして皆しぬのだろう?」
「知っていたのか………………そうだ…………痣者は皆一つの例外もなく死ぬ」
その黒死牟の言葉に剣心は、ある確信を得た。
「おい、嘘は付くなよ」
「何?………………………私は……………嘘など」
剣心は構えながら言葉を続ける。
「居たんだろ?二十五を超えて尚も生きていた例外が、龍の呼吸、参ノ型、龍翔閃」
動揺したのか黒死牟は、剣心の攻撃に反応せずに左肩を斬られてしまう、そのまま鋭い一振りで黒死牟を壁へ吹き飛ばす。
(…………………………………………………………………………)
黒死牟は今の剣心とのやり取りで遥か昔のあの嫉妬と憎悪の忌まわしい日々が、蘇っていた。
(縁壱………………………………………縁壱…………………………………縁壱!)
土煙が立ち込めるので黒死牟の様子を探る事が出来ない為に剣心は様子を見ていたが土煙が払われ辺りに斬撃飛び交う。
「何だ?あんな遠くまで斬撃が?」
剣心が斬撃を避けながらその放たれた位置に視線を送ると。
「貴様は許さぬ……………よくもあの忌まわしい日々を鮮明に思い出させてくれたな…………」
剣心は驚愕した、黒死牟の持っている刀に。
(あの長さがあれば確かに、遠くにある物にも攻撃を当てれるか)
「お前を殺せば………………後は容易い…………………此処が貴様の死地と知れ」
「……………………………………………」
今、上弦の壱が剣心に牙を向こうとしていた。
此処からまた投稿を再会していきます!