今回やっとこさ原作キャラが登場します。
ですが、キャラ&口調崩壊がもれなく発生していますのでご注意下さい。
そして、アバドンくんちゃん(仮)はどうなるのかー(棒)
GOD EATER3のヌァザが凄い苦手です。
立ち回りとか上手くなろうと練習していますが未だにダウンするときがあるので自分の下手さ具合にへこんでいます。
それでは本編へどうぞ。
どうも皆様お早う御座います。
ヴァジュラを倒してから次の日の朝なのですが、2つほど自分からご報告があります。
「キュ!キュ!!」
まず最初に、背中からヴァジュラのマントみたいなものが生えた。より細かい場所を言うと逆鱗を中心としてそこから生えてるって感じ。
だが、ヴァジュラと違って4対……つまり合計8枚(?)生えているんだが、多すぎないですかね?
あと、大きさもそれぞれ異なっていて上から段々と縮んでいくと言うのか……まぁ、小さくなっている。
心なしかハンニバルの逆鱗を破壊した時、背中に現れる光輪みたいな感じに見える。因みに色は本体との色を合わせたのか、首の辺りに生えている毛と同じ少し暗めの紫色だ。
「キュキュイー!キュイー!」
ん?どうやって確認したかって?水の反射を利用して見たんだが、光も反射してかなり見辛かった。自分の姿を確認する鏡の存在がどれだけ大切かをアラガミになって身に染みるほど実感したのでいつか探さねば。
因みに何かが生えてるって違和感は全然なく、寧ろずっと前から生えてるって感じで、最初は違和感に気付かなかったレベル。
基本は布みたいに垂れたままなんだが、攻撃しようとか戦う意思を持ったりすると勝手に持ち上がるようになっている……エリマキトカゲみたいだな。
「キュー!?」
炎の制御ができるようになったのか、それとも単にヴァジュラの雷を受け継いだのか……それとも見た目だけなのか。
それは後でじっくりと検証するとして、問題は今自分にかぶりついて遊んでいる奴だ。
そう、2つ目の報告が何かっていうと「キュイー!」……ああもう五月蝿いっ!!
「キュッ!?」
唸り声を上げると、先程から自分の感情に合わせて上下に動くマントに興味を示し周囲をグルグルと回っていた幸運のアラガミ──アバドンがビクッ!!っと跳び跳ねてオロオロとし始める。
──そう、2つ目の報告って言うのが自分の周囲を彷徨くこのアバドンの事。
あの後、寝床に帰ろうとした自分を引き留めるように視界を邪魔してきたのだが、それを無視して走って帰ろうとしたら尻尾にかぶりついて離れようとしなかったのでここまで連れてきた──いや、付いてこられたと行った方が良いか。
「キュ……キュウウウ……」
怒られたとでも感じたのか(実際怒ったのだが)暫くオロオロし続けた後に胡座を掻いている自分の足元にゆっくりと寄ってきて、甘えたような鳴き声でその体をすり寄せてくる。
……なにこの可愛い生き物、本当に自分と同じアラガミなのだろうか。友人が言っていた「可愛すぎて尊い……もう尊死ですわこれ」とはこの事なのかもしれない。
あの時は意味がわからず冷たく返して本当にすまない──名前は思い出せないがよく遊んだ友人A(仮)よ。
いや、本当になんだったかな……
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さてさて、本当にコイツをどうするべきか。
自分は膝の上に乗ってよく分からない歌かどうかも分からない何かを歌っている、アバドンを見る。
はっきりと言ってしまうとこれからも自分が生き抜く上ではこのアバドンの存在はかなり邪魔である、恐らくヴァジュラが熱心だったあの穴にいたのはこいつで、自分がそのヴァジュラを倒したものだから助けてくれたとでも勘違いしているかもしれない。
正直な話、自分はそんなつもりはなかったし、寧ろ目的はヴァジュラだったのだ。コイツを助けるつもりなんてさらさら無かった。
ならその場で食ってしまえば良かったと言うかもしれないが、ヴァジュラから攻撃を数発受けてしまったし、何より精神的に疲れた。初戦闘というのもあるのだろうが大型と戦うのがあんなに辛いとは……これはもう極東以外の神機使いをバカには出来ない。
あんなのと何回も戦いたくない。
だが自分は『あんなの』とあと何回も戦うだろうし、アレを遥かに凌駕するような奴とも戦わなきゃいけない。
そんな命を賭けた事をしなきゃならないのに、コイツのお守りまでするって言うのは絶対に無理だろう。
少なくとも自分にはそんなことは出来ないし、やれたとしてもやるつもりだってない。
それにだ、コイツは神機使いからしてみれば『幸運のアラガミ』だ。見つかれば即刻討伐対象になるだろう……ついでに自分も。
そうなったらいい迷惑だ、あくまでもこっちは人間に協力するつもりなのだ、その前に討伐されては困る。いや、そもそもされたくないのだが。
だから、さっきも行ったが目の前のこいつを殺すか食べてしまえば良いのだ、良いのだが……。
眼に映るのは楽しそうに膝から膝へとコロコロと転がりながら「キュ!キュ!」と鳴いているアバドン。
……
…………
………………
……………………いや、別にいいだろう。
自分だって、こうして触れ合う前は「ヒャッハー!アバドンだぁ!待てよ!マテヨォォォ!チケットオトセヤゴラァァァァ!!」……的な感じで宝くじ程度にしか捉えてなかった。
だから罪滅ぼしじゃないが、少しの間コイツの面倒を見ようと思った。決して可愛いからとかそんな理由ではなく、あくまでも自分の認識をしっかり改めるための材料
としてしか扱うつもりはないし、邪魔になるなら見捨てればいいんだ。
(まぁ……宜しくな?アバドン)
「キュ?……キュキュー!!」
自分の言葉が通じたのか、アバドンが嬉しそうにぴょんぴょんと膝の上を跳ねる。痛くはないのだが少しだけくすぐったく感じるな……。
一先ず、自分とコイツの餌を探すために出掛けるか……
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─ここ、ネモス・ディアナはフェンリル独立支援部隊であるクレイドルが滞在していた。
極東支部と違い一部のみに展開されたアラガミ防護壁の外。そこで煙草を吹かし一服している、右腕にゴテゴテとした金色の籠手をした男─雨宮リンドウと大型のトレーラーから荷物を運びだしている白髪の青年─ソーマが何かを話していた。
「──で、結局榊博士からの伝言はなんだったのよ?」
「極東付近に少々特殊なアラガミが出現したらしい」
「ふーん……と言うことは俺達に討伐の依頼か?」
「いや……どうやらそれとは少し目的が違うらしい」
「ん?目的が違うってのはどういう──「白いハンニバル」っ!?」
「お前が半アラガミ化してハンニバルを狩っていた時に出会った白いハンニバルが再び現れたかもしれないらしい」
ソーマのその言葉を聞いて先程まで面白半分に聞いていたリンドウの目付きが厳しいものになる。
それもそのはず、その白いハンニバルは暴走しアラガミ化が進むリンドウを死の間近へと追いやった存在で、リンドウとは因縁があるアラガミである。
「……そいつぁ本当なのか?」
「まだ確証は持てないが、つい最近までそれらしい個体はそいつ以外発見されていないらしい」
「ついでにだが、従来のハンニバルとは大分行動が異なるらしい」
「異なるってのは?」
「どうやらゴッドイーターを異常な程に避けているみたいだ……何処かのゴッドイーターに殺されたからなのかどうかは知らないがな」
榊の話が本当なら、そいつがゴッドイーターを避けているのは高確率で自分が関係しているのだろう。
ただ、アラガミがゴッドイーターを避けるなんて話は滅多に聞いたことも見たこともない……あるとしても幸運のアラガミとか言われてるアバドンくらいだ。
それにしても今になってそれが現れたと言うことは一体何が目的なのか……もし、自分が目的だとしたら。
「全く……随分と熱烈なファンだな、そんなものを持った覚えはないんだがね」
リンドウがそう呆れたようにぼやくと、ソーマは同じく呆れたように呟く。
「本当に……熱烈すぎて巻き込まれる俺達としてはいい迷惑だ」
はいはい、すいませんね──とリンドウはソーマの皮肉に適当に流しながらまだ青い空を眺めながら煙草を吹かす……思い出すのは雪が降り積もる廃寺で敵対した白いハンニバル。
そいつはあまりにも速く、暴走しアラガミ化が進んで身体能力が上がっていたリンドウでさえその動きに追い付くのに必死だった。段々と追い込まれていく中で、突如現れた謎のゴッドイーターと共に戦いなんとか勝利した。
(途中で助けてくれたあのゴッドイーターが居なければ俺はきっとアイツに喰われていただろうな……)
そう名も分からぬゴッドイーターに感謝をしながら、それと同時に先程知ったあの白いハンニバルが復活したかもしれないという事実。
ゴッドイーターを避けているのは単純に俺を恐れているからか……それとも、俺を今度こそ喰らうために力をつけているのか。
……どちらにせよ、これは自分が決着をつけなければいけない。
だが、今はまだ極東へと向かうことは出来ない。
人類の揺り籠を目指すクレイドル。その目的に大きく近づける可能性を見つけたのだ……。
「レトロオラクル細胞……」
それは限りなく純粋なオラクル細胞。
そして、それを持つアラガミの存在。
今はまだその後を追うだけだが、近い将来きっと見つけて見せる……だから。
「今はまだ、その時じゃない……首を長くして待ってな、俺の熱烈なファンさんよ」
今回も最後まで読んで頂き、本当に有難う御座います。
ソーマさんはともかくリンドウさんの口調がオラわかんねぇだ…本当に初代からやっとるんか私。
それはそうとアバドンくんちゃん(仮)の名前をどうしようか悩んでいます、それはもうめちゃくちゃに。
そろそろ原作キャラと戦わせたいんですけどねー。
誰がいいんでしょう?
それでは、また次のお話で、
主人公は最終的に人類に……
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味方してほしい
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敵対してほしい