転生アラガミの日常   作:黒夢羊

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どうも皆様、黒夢羊です。

えー、若干というかかなり迷走しましたが、今回から確りと通常運転に変わると思います。
こう……私メンタル豆腐以下なんで結構ズバズバこられると精神が結構抉られます。

ただ、そのほとんどが作品の事を思って言ってくれていると信じているので、それらを私が書きたいように取り入れて書こうと思います。
……なんか毎回言ってますね。


では、本編へどうぞ。
今回はちょっと短いです。




第28話 作戦会議という名の思考整理

さて、改めて何を食べるか。

そう考え改めて自分の強化をするために必要なアラガミの能力を考えていく。

 

 

自分の現在の能力は

・ハンニバル神速種のスピード。

・なんちゃって体術。

・ハンニバルの炎(神)。

・ヴァジュラの雷。

・上記二つの属性を操り武器や攻撃に転用する。

・イェン・ツィーに酷似した感応能力。

 

この6つだ。

……なんかもうこれだけで充分強いとも思えるが、そうはいかない。

まず思い付くのは氷属性の取得。

マルドゥークの弱点属性は氷な為これを覚えればかなり戦いを優位に運べる筈だ。

ただ、これを食べるときに気を付けたいのがひとえに氷属性と言っても種類が多いのだ。

 

ゲームでは水を発射するグボロ・グボロと氷の柱などで攻撃をしてくるプリティヴィ・マータ&バルファ・マータは同じ属性として括られているが、その時から「いや、それはおかしい」と思っていた。

 

 

確かに氷だって元々は水分なのだから同じと言えるかもしれないが、水鉄砲と氷柱だとどちらが殺傷能力がありそう?と言われたら多分半分以上が氷柱と答えるんじゃあないだろうか。

水鉄砲の容器で殴ったら早いとか言う話はナシで。

……話が少し脱線したが、戻すとして。

まぁマルドゥーク相手だとやはりグボロ・グボロには申し訳ないが水鉄砲では少々心もとない。ならば必然的に凍らすなどのマータ系を捕食したいのだが、問題が幾つか。

 

まず1つ目。

あちらの属性がこちらの弱点であること。

いや、ヴァジュラの雷も弱点じゃないかって言う声もあるが、ヴァジュラと違ってマータ様達は第二種とはいえ接触禁忌種、しかも小型と違って大型。

攻撃力や耐久性等もヴァジュラの比では無いだろう。

ただ、救いなのは向こうの弱点がこちらの炎だと言うことだ。

不安なのは硬質化した場合に体術や炎剣がどこまで通じるのかというところ。こればっかりは分からない。

 

次に2つ目。

それは戦力差の問題。

向こうは設定だと単体の場合もあるが、最悪ディアウス・ピター様が引き連れていたりする。

今の状態でも戦えはするだろうが、勝てるって言う保証はほぼない。

というか中型ならなんとかなるが、大型との多数対一はもう経験したくない。

 

……と、こんな感じだ。

 

 

 

次の候補として考えていたのが神機の捕食だ。

アラガミ用の武器として作られただけあってその性質?というかオラクルを手に入れれば、神機を再現できるようになるのでは……という考えだ。

問題なのは自分がアラガミな為、果たして神機を食えるのだろうか?と言うところだ。

 

一応スサノオという神機を好んで捕食するアラガミが居るのには居るが、あれは神機使いがアラガミ化したりボルグ・カムランの突然変異だと言われているから、多分食べれないと思う。

それに、自分の体はルインが食べるのだから神機が混ざってしまえば不味くなってしまったり最悪体に害を及ぼす可能性だってある。

 

 

そして更なる問題点として神機の確保である。

神機を手にいれる為にわざわざ神機使いを襲うのは勿論今のところはダメだ。

一応遺された神機というフィールドに持ち主不明の神機もあるらしいが、見たことがない。

それに仮に手にいれたとしてもその形や性質は千差万別な為、手に入れたとしてもまともな形になるか怪しい。

という事で神機を喰う案はいろんな意味で却下である。

 

 

他にも考えたのはウロヴォロスの手……というか触手が伸びるという性質を取り込むという案だ。

これは単純に腕のリーチを広げたりマントを伸ばして形を変えたり等色々と応用が効くと思う。

ただ、ウロヴォロス自体がデカい上に強い。

更に自分の予想通りにその性質を手に入れられるかどうか……。

 

 

 

さて、改めて欲しい能力をリストアップしたが……どれもこれもかなり厄介だぞ?

特にマータ系は複数体で行動して……る……?

ん?いやいやまてよ?今自分はイェン・ツィーの能力を得ているよな?

それで、この能力は大型にも効くことはすでに実証済みな訳だ。

そしてマータ系はピターや同じ個体と群れをなして行動していることも多い……。

……これはワンチャン行けるのではないか?

いや、油断は禁物だ。能力が効かない可能性だって視野に入れなければ。

 

 

……ひとまず第一の目標はマータ系の氷を生成する能力の獲得しよう。

 

 

 

 

次に考えるのは──背中の逆鱗についてだ。

実はこの世界にアラガミとしてやって来て、1度も背中の逆鱗を破壊されたことがない。

ハンニバルは逆鱗という背中の突出した部位を破壊されることで強制的に活性化され、攻撃が激化する。

……今の人としての意思を持った自分がもし、逆鱗を破壊されたらどうなるのだろうか?

 

理性を失い、完全に獣として暴れるようになるのか。

それとも体内のオラクルが活性化して炎や雷の火力が上がるだけなのか。

後者なら万歳案件だが、前者だと見境ナシに暴れる可能性もある。そうしたら状況によってはルインも巻き込む可能性だってある。

まぁただ、神機使いも逆鱗の事は知っているだろうから狙ってくることは無いだろうが、問題はアラガミの方だ。そんな「ここの部位を破壊すれば~」なんて考えを持つアラガミはいないだろうし、居たとしてもかなり少ない筈だ。

 

……当面は背中に注意しよう。

 

 

 

 

……そういえば作品内では結合崩壊したアラガミの部位は戻っている描写は無かったが、自分の体は結合崩壊したと思う傷も回復して元通りになっているのだが、どうなのだろうか?

現にブラッドと因縁があるマルドゥークも目に刻まれた切り傷は結局癒える事はなかったし、これも自分特有の能力なのか?

アラガミを複数種類取り込むことで新陳代謝?的な何かが働いてそこらのアラガミよりも回復が強いのかもしれない。他のアラガミがポーションならこっちはハイポーション的な。

 

 

やはりこの体について色々と疑問点は多い。

神速種の変異種で、両腕に籠手があるところやアラガミを取り込んで能力を得れること。そして回復能力が(今のところ)他のアラガミよりも高いように思えること。

赤い雨だって、沢山浴びたあの後には前のような痛みは襲ってこなかった。やはり感応能力を手に入れたことによって体が変化したから生じた痛みだったのだろうか?

 

 

 

考えれば考えるほど謎というか考察することが増えてくる。自分はあまり頭がよくないからこういうのを考えるのは苦手なのだが──

あ、……よくよく考えれば手に入れられる能力の限界数とかありそう。

もしそうだとしたらもう1度最初から考え直すべきか?後から変更できたりするのか?上書き制?

うーん……。

 

 

 

新たに生まれた疑問について悩んでいる内に自分の朝は過ぎていくのだった。

 

 

 

 




今回も最後まで読んで頂き、有難う御座います。

さてさて、GOD EATER3をプレイしてアヌビスも倒して。
やっと平和になったと思ったら……嘘でしょ。
あとアインさんってやっぱりソーマさんなんですかね?
ソーマさんだ!って最初思ってたんですけど、なんか段々と自信を無くしていって……。

まぁ、基本ネタバレを見ずにやって来ているので見れば良い話なんですけどね!!


では、また次のお話で。

主人公やそれ関連の過去の話は──

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