たった1つの感想で感情が乱高下するコピー用紙メンタルの私です。
最近他の作者様が投稿されたGOD EATERの年表がすごい見やすくて参考にさせていただいてます。
あと、アラガミ化小説流行れーハヤレ~……
では、本編へどうぞ
フェンリル極東支部局長である、ペイラー・榊は自分の研究室にて先の超巨大赤乱雲及びマルドゥーク率いるアラガミの侵攻の被害についての報告書を読み進めていた。
そこには今回の雨での市民からの死者はゼロという数字だけ見れば素晴らしい結果だが、そう喜んでも居られない。
作戦途中で全ての神機兵が突如行動を停止するという緊急事態が発生した為に、赤い雨から身を守る盾が無くなった市民の中から黒蛛病を発症したと思われる人物が少ない数出ているのである。
更に、感応種アラガミ マルドゥークの襲撃から市民を守るために出撃したロミオ君が死亡してしまった。
極東支部に置いても彼の存在は大きくなっていたようで、特に仲良くしていたコウタ君などは人知れず涙を流していたと言う。
少なくとも私にもその影響は大きく、命を賭けて戦場へと向かう彼らに対して、一人安全な所でアラガミを解析するだけの自分の無力感に苛まれた。
しかし、自分はアラガミを解析し、その謎を解くことが仕事なのだ。アラガミについて分かることが多ければきっと彼らの生存率も上がるだろうし、いずれはアラガミと人間が共存できるような世界だって出来る。
そう信じて今まで研究を続けてきたのだ。
今さらやめたところで悪い方にしか結果は向かないだろう。
ジュリウス君や副隊長─レンヤ君を始めブラッドの皆には今回の襲撃の主とロミオ君を殺害したのがマルドゥークだとは伝えている……だが。
私はもう1つ彼らに伝えるべきか悩んでいることがあった。
それは観測レーダーが一瞬だけ捉えたアラガミ。
レーダーの範囲ギリギリに収まったお陰でその存在を知ることができた。
そのアラガミはハンニバル特異種。
微弱ながら以前『贖罪の街』で観測された偏食場に類似したものを別のレーダーが感知しているからほぼ間違いがないと言って良い。
何が言いたいかと言うと、『贖罪の街』での件も含めて赤い雨が発生している場所に1体しか居ないと見られるアラガミが現れているのだ。
通常であればただの偶然と考えられるかもしれないが、特異種はノヴァの残滓を取り込んだアラガミ。
第2のノヴァのように特異的な偏食場を形成してもおかしくないという考えのもと、特異種──第3のノヴァの偏食場は赤乱雲ではないか?と仮説を立てたのだ。
現に特異種と思わしきアラガミの存在が赤乱雲の発生と一緒に2回連続で発見されている。
ということは少なくとも、赤乱雲と特異種にはなんかしらの関係があると見て良いのではないだろうか。
更に特異種は独自の偏食場パルスによって攻撃対象を決め、他のアラガミに強制的にその攻撃対象を攻撃させるというイェン・ツィーの感応能力の上位互換とも言える能力を得ている。
……もし仮にだ、この攻撃対象がオラクル細胞を用いたものであれば生命の有無関係なしに選択できるものと考えたらどうだろうか?
現在極東支部を囲む対アラガミ防壁はオラクル細胞を用いて作られている……つまり自分の仮説が正しいとするならば特異種の能力の範囲に入ってしまう。
エリア一帯を覆うほどの偏食場を作ることができるのなら遠距離からでもターゲットを指定することは出来るはず。自分が認知されないような遠距離から対アラガミ防壁に攻撃をするようマルドゥークに命じ攻撃をさせた……。
防壁が破壊されればいやでも我々は対応しなければならない為、戦力が割かれる。
外に出れば赤い雨に打たれながらマルドゥークとの戦いを強要され、辛うじて勝てたとしても待っているのは黒蛛病の発症による死だ。
かといって外に出なければ市民の避難が遅れるだけでなく、防壁内にアラガミの侵入を許してしまうだろう。
そうすれば被害は目に見えて増加する。
マルドゥークという感応種を使うことで感応種に対抗する事が出来るブラッドの皆を引きずり出す。
そして仮にマルドゥークが倒されたとしても、マルドゥークを倒せるだけの実力者はそのあと遅かれ早かれ死ぬことになる。そうすると、終末捕食に向けての弊害が減ることになる。
非常に悪趣味な……だが、効率的なやり方だと思う。
どちらを引いても確実にババという駆け引きとも言えないレベルの出来レース。
もしこれが全てあの特異種が仕向けた事ならば、あの特異種は早急に倒すべき存在である。
証拠は揃い始めているのだから、討伐すれば良い……と言うが今はマルドゥークの後を追うのが先になりそうだ。
正直幾ら高く見積もっても今の戦力では特異種と戦って確実に勝てるとは、前と同じでやはり言えない。
慎重になりすぎとも言えるかもしれないが、現状感応種に対抗するためにはブラッドの皆がいなければならない。それなのに勝てるか勝てないかの勝負に出るほど彼は博打打ちではなかった。
だが、1つ気になることがある。
第2のノヴァはかなり広範囲のオラクルを使った機材を活動停止に追い込む偏食場を作っていた。
確かにオラクルを使った機材に神機も含まれているから神機を機能停止に追い込まれるなどの驚異はあった。
しかし、赤乱雲のように他のアラガミに影響を与えたり、直接人を死に至らしめるようなモノではない。
特異種の偏食場が本当に赤乱雲なのだろうか?
もし、そうであるならば常に赤い雨を降らせておけばもっと効率良く人類を滅ぼせるだろう。
そうしない理由があるとするならば、赤乱雲を連続して作り出すことが出来ないのだろうか?
例えば特異種自身の体内のオラクルを大量に消費して赤乱雲を作り出しているとするならば連続して作り続けることは難しいだろう。
もしも赤乱雲が特異種の偏食場ではないとしたら、なんだというのだろうか?
改めて時系列で整理してみよう。
1度目の終末捕食が発生。
これを当時の第1部隊隊長とアリサ君達、そしてシオ君の協力により回避。
この時に特異種の元となったハンニバル神速種と半アラガミ化していたリンドウ君、そして正体不明の神機使いが交戦し、辛くも勝利を納める。
そしてアラガミ化したリンドウ君もといハンニバル侵食種が出現したものの、第1部隊や他の皆の協力もあってリンドウ君を救出することに成功。
(おそらくこの時には特異種は誕生していたものと考えられる)
終末捕食を回避した際に各地へと飛び散ったノヴァの残滓を回収している際に、ノヴァの残滓が集結し第2のノヴァとして行動を開始することになる。
後に人工コアの使用によるノヴァの特性を利用した短期決戦によって撃破に成功。
そして……赤乱雲と感応種の発生。
こう見ると赤乱雲が特異種の偏食場であるとは考え辛いものがあるが、それならばなぜ特異種は赤乱雲と共に出現しているのか?今はまだ証拠が少ない為に断言は不可能だが、それでも2回連続して赤乱雲の発生場所にその姿を捉えている為に関連性は無いとは言い切れない。
……いや、関係は逆なのではないか?
つまり『特異種が赤乱雲を作り出している』のではなく『赤乱雲が特異種を作り出している』と考えたらどうだろうか?
赤乱雲から降らされる赤い雨にはアラガミを感応種へと変化させる性質がある。しかし、特異種はこの雨を受けても感応種への変化は最初の発見から今に至るまで無いように見える。
ノヴァの残滓を取り込んだアラガミやノヴァの残滓自体には赤い雨の影響が及ばないとして、別の特性があるのでないのか?
例えば通常のアラガミを捕食し、その力を得る事だけでは障害を退けることが出来ないと判断し、アラガミを変異させる赤乱雲を何かが作り出した。
その変化したアラガミ──つまり感応種を喰らい、ノヴァの力でその力を得ることで終末捕食を邪魔されたとしても充分に対応できる能力を特異種に与えることが目的としたならば……?
つまり、赤乱雲と赤い雨は『特異種を第3のノヴァへと進化させるための装置』と考えられるのではないか?
……いやいや、落ち着くんだ。
一度考え出したら思考がいろんな方向へ飛んでしまうのは研究者としてあまり良くない。
ただ、今一度赤い雨と黒蛛病について詳しく調べてみる必要は出てきた。
三度訪れるかもしれない世界の終わりを回避する鍵になり得るかもしれないのだから。
今回の最後まで読んで頂き、有難う御座います。
私の作品の榊さんは天然というか少し原作よりも知能が低い気がしてきました……でも、まだまだ分からないアラガミのことですし、許してください。
さてさて、GOD EATER3を最近やる時間が少なくなってきているのでそろそろまとまった時間を取りたいですね……。
では、次のお話で。
主人公は今後
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純愛を!
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ヒロインに依存を!
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ハーレムを!
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原作キャラと命を賭けた戦いを!
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もっと強くなるだよ!