ついに、ついに10万UAを突破しましたー!!
有り難う御座います!本当に有り難う御座います!!
嘘かと思い頬を実際につねりましたが痛かったので夢ではないと思いたいです。
これからも自分なりにこの作品を頑張って書いていきたいと思っているのでどうかよろしくお願いします。
では、本編へどうぞ!!
何時ものように目覚まし時計のように耳元で聞こえるルインの声で目を覚まし、体を起こす。
体の方には違和感は感じず、前に起きた体を蝕むような激痛は今のところ感じていない……ということは、やはり感応種を捕食した事があの激痛のトリガーだったのか?
感応種は通常のアラガミとは何かしらの骨格やオラクル細胞の構造が違うのかもしれない……だから感応種ではない自分が感応種を捕食し、その力を得ようとしたら自分の体が適応せずに悲鳴を上げたとしよう。
そうすると自分がイェン・ツィーの能力を手に入れた際に、本来の能力から変化していたのも、自分の体では感応能力を扱うことができないから無理矢理それっぽい能力に作り替えたと考えられるんじゃないか?
現につい最近発生した超巨大赤乱雲の中で長時間活動をしていても痛みは起きなかった。つまりあの激痛は赤い雨の影響ではないと考えられるだろう。ならばやはり、あの激痛の正体は感応種を規定数捕食したことによる一種の成長痛のようなものだろう。
ついでに言うとあんだけ赤い雨を浴びておきながらスパルタクスにならない事も少し疑問だが、ひょっとすると感応種を捕食したことで自分のオラクル細胞が少し変化していたのかもしれない。
赤い雨は確か特異点を作り出す為に産み出されたシステムとかなんとかと聞いた覚えはあるが、詳しくは覚えていないので確証はない。だが、自分が雨に濡れても感応種へとならないのは感応種を捕食したからなのだろうか?
……いくら考えたとしても赤い雨が感応種へと変える基準が良くわからない以上、あまり赤乱雲の発生時に外に出るのは控えた方が良いだろうな。
それよりも新しく頂いたプリティヴィ・マータとディアウス・ピターの力を試すため&今日の自分の飯のために手頃なアラガミを探しに行くとするか。
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……この世界に来て何回目か分からない困惑を今自分は感じている。
順を追って説明をすると、まずは手頃なアラガミを見つけるために辺りを散策していると、これまた都合の良いようにヴァジュラが居たのである程度近づいてからプリティヴィ・マータから得られたと思う氷を生成する力を使うイメージをしてヴァジュラの腹の辺りに氷山のようなものを作ろうとしたのだが、するとアラ不思議。
プリティヴィ・マータのそれとは比べ物にならないサイズの氷の山が下から現れヴァジュラの腹を貫き、貫通したのだ……え?ピターやマータのように硬化したりしないとは言え大型の腹を貫通するって……えぇ……?
呆然としていると、貫かれたヴァジュラがそこから脱出しようと踠いているのが目に入り我に返る。どうやらまだ息はあったようで、苦しい声を上げながらも必死に何とかしようとしている。
その光景に少しだけ申し訳なさが浮かぶがそれも直ぐに消える。それは自分が人間だったからか、それとも命を奪うことに慣れてしまったからか。
それは分からないが、せめて速く終わらしてやろうという歪んだ優しさがあることは確かだ。氷の山のヴァジュラの内部に突き刺さっている部分を木々の枝のように変形させ内部から突き破るように、飛び出させる。
一際大きな絶叫を上げたヴァジュラは声が段々と掠れていき、やがてぐったりとその頭を垂れた。先程まで必死に抵抗していた足もブラブラと空しく揺れている。
そして、今に至るのだが……はっきり言ってプリティヴィ・マータの比ではない威力だと思う。いや、下手したらバルファ・マータすら凌駕しているのではないか?
いやいや、落ち着け自分。それはちょっと自惚れが過ぎると言うものだ……そう、プリティヴィ以上バルファ以下の威力だと考えよう。
いや、それでもこの威力は少々可笑しいんじゃないか?プリティヴィを捕食したにしては威力が上がっているのも不思議だし、かつバルファを捕食したなら威力が下がっているのも謎だ。
……いや、もしかしてあれか?プリティヴィを複数体捕食したから威力が上がったとかそういう感じなのか?
大型の能力を手に入れるのに1体捕食すれば得られると現状は考えているが、それを越えて捕食したのならその能力が上乗せされるのか?
現にあの時は全てのマータを捕食していた時に氷の生成する能力を得られるように考えていた……つまり手に入れた能力が+4だか×4だか分からないが、加算されたのだと考えれば今の氷山の威力にも納得が行く。
と言うことは同種、もしくは同属性の攻撃を行うアラガミを食べれば攻撃力は増加する……?
……もし、そうであるならばこれからの捕食するアラガミ全てを厳選する必要があるのでは無いだろうか?それに自分の炎を強くするためにはハンニバルを探さなければいけない……と。
…………マジですかい?
自分の中で思い浮かんだ新たな仮説にため息を付きながらも、その仮説を試す為に眼前に絶命し、地面に伏せているヴァジュラを捕食するべく自分は再び動き始めたのだった。
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極東支部局長であるペイラー・榊は先日接触禁忌種であるディアウス・ピター及びプリティヴィ・マータの襲撃から生還した偵察班のルドガー・ロックヘッドが提出した撮影用機材に記録されていた映像を見ながら最近増えたと言われるため息を吐いた。
その映像には最近特異種らしき影が観測された地域を調査している際に、突如現れたディアウス・ピターが映され、直後映像が乱れる。
少しして画面が暗闇から回復すると、機材自体が横たわっているのか、画面が横になった映像が写し出されて画面右を振り替えるディアウス・ピターが占拠していて、空いている画面左から見える画面の奥に、極東支部で目撃されたアモルと酷似する体色を持つ白いアバドンがピターを挑発するように動き回り、逃げていくまでの過程が映されていた。
そして暫く暗転した後に再び起動した時には、レンズが捉えるその先にはプリティヴィ・マータ達と共にディアウス・ピターを追い詰める特異種の姿が。
そしてそれから暫くしてディアウス・ピターを仕留めると、突如特異種を突如警戒しだす2体のプリティヴィ・マータ。しかし、特異種が視線を向けると突如片方のプリティヴィ・マータが襲いかかり、2体が密集しているところに特異種がトドメを刺した。
最後にロックヘッド君の腰に付いた状態の機材が彼を値踏みするように顎に手をやりながら眺めた後に撤退した特異種の姿が映されていた。
……この映像を見て私は確信した。
特異種は確実に我々人類を脅威と認識しなくなっていっている……ッ!
切っ掛けは何時だったのか、ブラッドの皆との交戦か?それともジン君達と遭遇した時か?いや、あの超巨大赤乱雲の際か?いや、もっと前からかもしれないし、つい最近かもしれない。
ただ、相手がゴッドイーターだと認識しなければ逃げなくなっているという点はかなり問題だ。もし仮にアラガミを神と崇める宗教団体の団員と遭遇してみろ、間違いなく捕食されるだろう。
更に言えば人間を捕食し、それをノヴァの残滓の影響で解析されてしまえば人間の知識を得ることに……ん?
人間の……知識を……?
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…………………
…………
……いや、特異種は既に人間を捕食しているのではないか?
今までの資料を見てみる。そう、特異種は1度も人間を捕食したことがない。しかしそれは資料での話だ。もし、過去に迷子になった子供や、戦死したとされるゴッドイーターの死骸を捕食していたとするのなら。
今までこちらの動きが読まれているかのように姿を見せなかった事も。そしてゴッドイーターを発見すると逃走することも……全てとはいかないが、殆どの事に当て嵌めれるのでは無いか?
改めてブラッド達と特異種の戦いを見直してみることにする。するとスタングレネードを警戒するような動きや仕掛けられたホールドトラップをまるでそれが何か分かっているかのように回避した動き。
これらがもし神機使いを捕食した事で得た知識から来る行動なら説明がつく。
更に、気になるのは白いアバドンの正体だ。
自分よりも遥かに巨大なアラガミに対して挑発するかのような行動、そしてその攻撃をすべて避けきる尋常ではないほどのスピード。
体色からしてハンニバル神速種を彷彿とさせるが、特異種と何かしらの関連性があると考えて間違いないだろう……何故ならこのアバドンを追いかけたディアウス・ピターの先に特異種が現れたのだから。
私が現在考えているのは擬似餌説。
釣りに使われる擬似餌のようにあのアバドンが餌となるアラガミを誘導する。そして、待ち構えていた特異種がそれを襲撃し、複数であるならば偏食場を発生させて1体を集中して攻撃させる。
対象が死亡すると偏食場は解除されるようで、ディアウス・ピターが死んだとほぼ同時にプリティヴィ・マータ達が特異種を警戒していたと言うのはそう言うことだろう。
最後に今回特異種はディアウス・ピターとプリティヴィ・マータを捕食したことで最低でもプリティヴィ・マータの氷を生成する力を付けたことだろう。
この時点で特異種は元の神属性に加え炎、氷、雷の全属性を使うことが出来る個体へとなってしまったと言うわけだ……。
ゴッドイーターを狙わなかったのは我々からの警戒の視線を向けさせないためか、何にしろ特異種は着々と力をつけ始めている……これは特異点としての力が高まって
いると考えられ、観測史上三度目の終末捕食が起こされる日も近いかもしれない。
しかし、現状特異種に戦力を割けば間違いなく極東支部は危機に陥ってしまうだろう。それだけ感応種の影響が強いのだ。寧ろアラガミを率先して捕食している特異種を討伐すれば被害が増えることだって考えられる。
前のように確実にジョーカーを引かされるような気分に陥るこの状況。これも特異種……いや、アラガミ達の策略とでもいうのだろうか?
だが、特異種がもし人を捕食していて、人の言葉……いや、人の行動を理解できるのであれば。
諦めかけていた自分の理想の光景が脳内で再び蘇るのを彼は感じていた。
だが、それでも警戒を解く訳にはいかない。
榊博士は手元の機械を動かしながら何かを執筆していくのだった。
そして後日、極東支部のデータベースには以下の情報が掲載され、共有されることとなる。
《ハンニバル特異種》
素材名 : ???
攻撃属性 : 炎・氷・雷・神
弱点属性 : 不明
結合崩壊部位 : 既存種と同様とみられる
【概要】
極東支部にて観測されたハンニバルの変異種であり第一種接触禁忌種。
本個体は数年前にフェンリル独立支援部隊所属の雨宮リンドウが交戦したと思われるハンニバル神速種が何かしらの要因で変異し、復活した個体と思われる。
本個体は外見的特徴としてまず神速種と同様の体色に加え、通常片腕にしかない籠手が両腕にあることに加え太腿に当たる部位がシユウ神属のものと酷似しており、そしてヴァジュラ神属にみられるマントと同様の器官が背部から見られる。
また、このアラガミは捕食したアラガミの特性や攻撃属性等を吸収することが出来るため、前述の外見も該当するアラガミを捕食したことで得たものと思われる。
主に通常のハンニバル同様体術や炎を武器のように扱い攻撃してくるのだが、その速度が通常よりも遥かに速いこと。そして属性が炎の他にも3属性が追加されていることを覚えておかなければならない。
また、通常のハンニバルよりも炎や他の属性に扱うことに長けており観測されただけでも
・炎を縄状に変形させ攻撃対象を締め付ける。
・離れた距離から動作なしで属性に応じた槍等を出現させる
・ヴァジュラ神属のように属性に応じた、もしくは2つ以上の属性を含めた球を生成し、放ってくる。
等があり、近~遠距離に対応しているためこれと言って有利な距離がない。
更にこのアラガミは尋常ではない程の回復能力を有しており、結合崩壊を発生させても一定時間の経過及び他のアラガミを捕食することで、結合崩壊部位を回復させる事が出来る上に、ゴッドイーターが使用するアイテムについての理解を示しているようであり、現在判明しているだけでも【スタングレネード】と【ホールドトラップ】は仕掛けても通常では回避される事が判明している。
上記の事からこのアラガミは現在の極東支部では討伐が不可能と断定されており、更に『ゴッドイーターに対しては今のところ敵対する事はない』と判断されているため、発見したとしても直ぐ様に攻撃を行うことは禁止されている。
しかし、万が一このアラガミと戦闘を行うことになったとすれば全ての物資、戦略を駆使して逃走することが現状で考えられる中で唯一生存できる方法である。
また、このアラガミが現在捕食していると思われるアラガミのリストを掲載するので、ゴッドイーター及びオペレーターは随時目を通して置くように。
シユウ神属
・シユウ
・セクメト
・イェン・ツィー
ヴァジュラ神属
・ヴァジュラ
・ディアウス・ピター
・プリティヴィ・マータ
※またこのアラガミが出現した付近で白いアバドンが目撃されており、もし該当するアラガミを発見したとしても追跡をしないよう心掛けるように。
今回も最後まで読んで頂き、有り難う御座います。
そろそろ主人公のスペックとか載せておかないと色々こんがらがりそうなので最後の方に自分での整理も含めて載せてみました。
改めて見ると化け物ですね、禊君。
それはそうと最近空気な副隊長の名前が覚えられているのか若干不安になってきたので容姿とかもろもろ書き直して名前も神威 ヒロ君にしようかなーと思っていたりします。
ではでは、また次のお話で。
主人公が次に手に入れるのは?
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マルドゥークの感応能力及びガントレット
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カリギュラの仕込み刃
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スパルタカスの感応能力