最近GEの小説がバンバン更新されているのを見て勝手にニヤニヤしてます。
だって、全部面白いんですもの……仕方ないですよねっ!!
というか他小説のアラガミさん達がマトモっていうか確りと過程を用意して進化しているので過程すっ飛ばして進化しているウチの禊君になんかスッゴい申し訳なさが……。
それはともかく、本編へどうぞ。
どうも、転生したハンニバルの──禊です。
この世界に来てから録に名前を使ったり名乗ったりしなかった為に思い出すのに少々時間がかかってしまった。
それに誰に向けてでもない一人言も増えたような気がするし……前は賑やかし役が居たから、気にはならなかったが、いつ自分に命の危機が迫るか分からないような世界に1人で居続けるってのもかなり辛いものがある。
そうなると、自然と寂しさや辛さを誤魔化す為に今のように誰に向けてでも無く呟くような1人言が増えるものだ。特に最近はマルドゥーク戦も終わって能力の強化も出来てきて、余裕が生まれたから余計に1人で居ることの寂しさを痛感する。
そんな事を思いながら今は『鎮魂の廃寺』付近で見つけた少し大きめの廃屋の中で、ここ最近集めた遺された神機を捕食しているんだが、その量は以前よりも遥かに少ない。
何故かって?……神機兵だよ、神機兵。
神機兵がいよいよ各地で行動し始めたんだよね、そのお陰で安心して神機を探すことは勿論、捕食するアラガミを物色することすら難しくなってきた。
しかし、前回戦った奴等が殆ど未完成でようやくジュリウスの指導が完成したのか、それとも自分との戦闘の結果を踏まえて原作よりも強化されたのか、以前とは比べ物にならないレベルに強くなってるのだ。
……決して勝てない訳じゃない。寧ろ1対1なら近距離も遠距離も余裕をもって対処出来る……強さで言うならヴァジュラ以上ピター以下といった感じだと思う。
ただ、何が厄介かと言うと神機兵らは常に複数でチームを組んだ上で行動しているのだ。
例え1体に苦戦しなくても、複数との戦闘になれば話は変わってくる………相手は機械とは思えない程の連携で立ち向かってくる。1体を潰そうと思えば他の個体が銃撃などで腕や頭を弾いてくる。
かといって全員を同時に相手にすれば近距離では四方八方からくりだされる神機による攻撃に意識を割かねばならず、遠距離戦になれば神機による無数の銃撃がこちらへと飛んでくる。
これだけでも厄介なのだが、神機兵には自分の使用する感応種から得た感応能力が効かないのである。
いや、確かに相手は機械なのだが、多少なりともその体にオラクル細胞は使われている筈だ……なのに感応能力は影響を受けないのは何故だ?
考えられるのはジュリウスの血の力で教育を施したことで感応種の能力に何らかの作用が働いたか?それとも体内のオラクル細胞が少なすぎるために効き辛いとか。
だが、よくよく考えれば神機兵は神機使いに変わる対アラガミ兵器として作られたんだっけ?それなら感応種にもある程度対抗できなければ意味がないか。
……しかし、あのゴリラ歩行とかで散々ネタにされがちだが、実際に相対してみると未完成だった時はともかく完成された個体の脅威がよく分かる。
というか、あれを人間の身で倒せる主人公達がおかしいと言うべきだろう?アラガミで体格は互角である自分が倒せるのは勿論なのだが、主人公達は体格差などのハンデがある状態だ。それに加えてジュリウスの教育が完了し、並みの神機使いを凌駕する強さをもつ神機兵を下すとか……えぇ?
やっぱり主人公達はバケモノと言うことは確定事項だが、本格的に今後はどうするか悩むな。
神機兵がうろつき始めたと言うことは、主人公達がフライアに乗り込んで神機兵と戦うのが近い事を示しているはずだ。勿論原作の時間だとあっという間だったが、それが実際にどのくらい経っているのかは分からない為、
断言できる訳じゃないけど。
それと無人機と言って、狩りすぎると何らかの被害が増大しそうだよな……うーん、暴走神機兵が出てくるまで以前から考えてた神機兵狩りはやめて暫くは能力をより使いこなせるようにするための時間にするか?
マルドゥークを食った後から腕や手を他の形状に変化させるスピードが僅かに上がっていたが、日に日に数をこなすことでその速度は未だに上がり続けている。
そして、自分が今新しく考えている方法が1つある。
今までは両手のみを変化させていたが、今度は両腕を変化させ巨大な砲身のようなモノへと変化させる事ができないかと思っている。
近接戦闘能力は大きく下がるが、強力な一撃を相手に決める事ができるようになると思うのでトドメや遠距離からの砲撃に使えるようになっていきたい。
……問題は自分が神機の砲身の仕組みを全く理解していないために弾丸を発射することが出来ないのだが。それさえどうにか出来ればスナイパーの砲身で超遠距離から狙撃を行い、アサルトで連射、ショットガン……はあまり使う旨味があるかは分からないけど近距離でぶっぱなし、ブラストで疑似メテオのようなモノを放つ事が出来るように…………なるかも知れない。
さて、それはまた後々の課題にするとして。
ブラッド達がフライアに突入するにはある程度の過程があったはずだ。
まずはユノのマネージャーのサツキがフライアに不信感を抱いて調査を始めるようになり、それから幾らか経過した後にフライアの発注記録だかなんだかは忘れたけど何かしらから医療系の物品が運び込まれて居ないことや、フライアに居た医療スタッフはすべて他の支部等に移動させられている事を突き止める。
それから友人命名の金髪腹黒女ことラケル先生のお姉さんであるレア博士がフライアから脱走し、ブラッド及び極東支部に保護される。
そして尋問によってラケル先生の本性というか、歪さ?を知ったブラッド達がなんやかんやでフライアに乗り込んで黒蛛病患者の扱いの実態を知ることになり、そこで初めて神機兵との戦闘になるわけだ。
と言うことは原作の話を守るために必要不可欠なのはレア博士の生存。
このまま放っておいても多分原作通りに無事に生き残ってブラッドに救助されるとは思うが、万が一と言うことがある。
それに黒いカリギュラのように本来なら原作には登場しない筈のアラガミの出現など、原作との違いは少しだが生まれている。なら、レア博士が死ぬ可能性だってあるわけだ。
そうなってしまえばラケル先生の野望は誰にも邪魔されることはなく終末捕食が起こってしまうだろう。
それだけはなんとしても阻止しなければならない。幾らチートスペックの肉体や能力を保持していても自分は特異点でも何でもない只のアラガミでしかないのだから、確実に死んでしまうだろう。
となるとレア博士をギリギリの所で助ける必要があるが、自分にはフライアが何処に居るかも知らないし、レア博士がどのルートを通ってどう逃げてきたかなんかも知らない。
だが、ムービーでレア博士は『黎明の亡都』でブラッドに発見されていた筈……となれば多少の危険はあるだろうがあそこらを中心に暫くは生活をするべきだろうな。
そうして、今後の生活方針を立てた自分は残った神機を平らげると直ぐ様その場から『黎明の亡都』へ向けて走り出した。
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太陽が沈み、辺りは暗がりに包まれた『愚者の空母』周辺。
そんな中で本来は見ることがないであろう光景が暗闇に紛れて作られていた。
それはひび割れたアスファルトの道路上に積み上げられた大量の荒ぶる神の死体。その中には使命を全うしようとしたであろう神機兵の姿も見受けられる。
そしてその山の前に立つのは漆黒の体に黄金のラインが刻まれた1体の悪神。
凶悪な人面は禍々しい程の笑みを浮かべながら3つの口が大きく開き、積まれた荒ぶる神と文明の亡骸を捕食していく。
咀嚼音と共に鋼が砕け、肉は裂かれ、骨は折れる。
長く続いた咀嚼音はようやく止み、代わりに荒ぶる神ではなく悪神の咆哮が緑の月が照らす夜空に響く。
空に浮かぶは緑の月、全てを見守るように暗闇に染まった地球を照らしている。
そんな緑の光に照らされた地上を徘徊する1つの歪な怪物が居た。
漆黒の体に金の印を刻み、あまりにも巨大な女神──というには無理があるような黒き山の体躯を誇る悪神は我が物顔で『贖罪の街』を闊歩する。
そのような悪神を快く思う荒神はおらず、出会う神すべてが襲撃を仕掛けるがそれは無意味に終わる。
荒神が悪神に近づいた瞬間、その体は真紅の炎に焼かれ、ものの数秒で肉体を焦がされていく。
そして炎に焼かれ命の灯火が消え地に付した荒神を、手当たり次第に悪神は食らっていく。
健啖家と言えば聞こえはいいだろう。
だが、悪神のそれは最早暴食としか言いようが無い。
最初は構わずに襲っていた荒神も、今は目をつけられぬように息を潜め、静かになった街を悪神は高笑いを上げながら何事もなかったかのように歩き続ける。
静寂に包まれ、辺りには風の音しか聞こえぬ『嘆きの平原』。
その輪のような平原にポツリと浮かぶ1つの人影があった……いや、人影というよりは人型、といった方が正しいだろう。
何も考えていないような能面を天に向け、静かに浮かび続けるのは漆黒の体に金の刻印と髪を持つ悪神。
そんな悪神の周囲にはソレに歯向かったであろう無数の荒神の死体が散らばっており、その亡骸は全て無惨にもズタズタに切り裂かれ、バラバラにされた状態で放置されていた。
暗闇の中、照らすものは無い状況で黒く曇り続ける天を見上げ続ける悪神は、自身が散らした神が塵となり消えていくすら気に止めはしない。
ソレはただ静かに時を待ち続けるだけである。
今回も最後まで読んで頂き、有り難う御座います。
思ったんですが、ゴッドイーターのバーストの仕組みってどうなってるんでしょうね?
アラガミだって捕食はする訳じゃないですか、なのにゴッドイーター達は捕食してバーストする。でもアラガミの捕食はバーストしない……あ、灰域種は別ですからね?
私が知らないだけの可能性が高いんでしょうが、そこら辺の違いってなんなんでしょう……って最近思います。
それではまた、次のお話で。
後日談的なのをネタバレ覚悟で先に書いてしまっても
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構わんよ
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やめろぉぉぉぉぉぉぉ!
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ネタバレしない程度にお願い
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そんなことより更新頻度を高めるんだっ!