転生アラガミの日常   作:黒夢羊

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どうも黒夢羊です。
まさかまさかのお気に入りが100件を越えました!
お気に入りに入れてくだった皆様本当に有難う御座います。
感想はこの後返していこうと思いますので、感想を書いていただいた方、遅れてしまい大変申し訳ありません。
まさかここまで多くの方に見ていただけるとは書きはじめた当初は想像していなかったので本当に嬉しいです。
これからも頑張っていくので宜しくお願いします。


この黒夢羊、感想や評価を頂いた日には悶え苦しむのだ……喜びでなっ!!




では、本編へどうぞ。





第8話 中型(シユウ神属)も数ありゃ化ける……かも

空母の中に朝日が差し込んでくる。

寝そべった体を起こし、頭を天井にぶつけないように屈みながらばっくり割れた空母の中から、甲板の上に上がり背伸びをする。うーん!朝日が気持ちいい!

さて、今日の活動の前に確りと準備体操をしなければ。

いっちに、さんしー、ごーろく──

 

 

……さて!今日は何をするかと言いますと……散歩をしたいと思います!!

────いや、ふざけてないよ?至って真面目も真面目、超大真面目。

あれから暫く考えたのだが、どれだけ食べたいアラガミを考えたところでそう都合良くあるとは限らないのである。

ゲームの頃はミッション受けるだけで行けたのになぁ……こういうところは若干不便だと感じざるを得ない。

 

 

という訳で何処にいこうかという訳なんですけども、一先ず1つくらいは一昨日行ってないところにでも行こうかなーと思っております。

という訳で今日は『鉄塔の森』と最初に寝床にしていた『黎明の亡都』ですね。

さーて、行きますかね!

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

さて、そうやって辿り着きました『鉄塔の森』!

しかし意気揚々とやって来た自分を出迎えたのは思わず鼻を手で覆いたくなる悪臭……。

いやこれくっさ!なにこれ本当にくっさ!!

原因は中央にある排水だろう……、これがある中で戦ってたのか神機使い……鼻栓でもしてたのかね?

 

 

そうやって辺りを見回す。何処かに目的のアラガミは居ないかねー?

そうやって首を持ち上げて探していると、エグい排水の臭いに混じってつい2日前に嗅いだ事のある臭いが漂ってきた。

 

 

臭いを辿ると、アラガミの集団と出会った。

それは珍しくシユウを複数体連れた接触禁忌種の1体セクメト。

うん?『セクメトって何?』だって?しょうがないここは解説をしなければならないな!うん!

 

 

説明しよう!セクメトとは前に戦ったシユウ神属の第ニ種接触禁忌種である。見た目は獅子の頭にエジプトとかそこら辺の壁画とかに描かれてそうな冠を被ってる上半身はナイスバデェな女性の体を持つアラガミだ。

他?シユウと一緒だよこんちくしょう。でも自分はリッカさんとフランさん一択なんで関係ないね!

え?二人で一択っておかしいって?知らん!!

参考にならないって?ならばアーカイブを見てね。

 

 

しかしまぁ……2日前にシユウと戦ったばっかなのに早くも派生種とご対面ですかコノヤロー、こっちは排水の臭いで気分だだ下がりだっていうのに。

 

 

セクメトは此方を見つけると、翼腕を器用に動かし此方を指差す。

すると周囲を固めていたシユウ数体が此方に向かってくる。

まずは真正面から飛んで来る奴に思いっきり右の拳で1発かまして叩き落とす。

次に走ってくる奴に殴って今叩き落とした奴を蹴り飛ばしてダブルヒット。

蹴りあげた足を前に落とし、そのまま体重を前にかけて空中一回転しつつ両手に炎剣を作り出しそのまま空中で別の2体をぶった切り、着地した後立ち上がろうとする2体の胸に突き刺す。

 

 

セクメトはどうやら分が悪いと判断したらしい。

更に数体此方に向かわせて自分はいそいそと撤退を始めた。

火炎を口から吐き出し、敵の勢いを弱める。

動きが止まった瞬間体を回し体と同等、いやそれ以上の長さを持つ尾を勢いに任せて横凪ぎし、地上にいた3体を巻き込み近くのビルの壁へとぶつける。

重たい物がぶつかった衝撃音に続いてメキメキ…と鈍い音が響く。

尾をビルから離すと3体ともその場に力が抜けたかのように崩れ落ちる。

周りを見渡すと前方に此方を明らかに警戒し、攻めあぐねているシユウが2体。

 

 

まぁ当然警戒するよな、アイツらの立場に立てば誰だってそうする、俺だってそうする。

しかし、逃げ出そうとしないのは接触禁忌種(セクメト)が怖いからか、だとしたら意外と上下関係しっかりしてるのね。

 

 

とまぁそう自分がぼやっとしているとシユウ達は左右ニ手に別れて襲いかかってきた。

悪い手段ではないが……。

意図的かそうではないのか少しタイミングをずらして襲い来る2体の頭部をそれぞれの片手でがっしり掴む。

そしてそのまま地面へヒビが出来る力で叩きつけたあと、炎を手から放出。

顔面に火炎放射をくらう当のアラガミ達はさぞ辛いだろう。しかしそんなことな知らぬ存ぜぬで、そのまま顔面に炎槍を突き刺す。

 

 

やった後に気付くんだが、某有名ゾンビパニック映画とかでありそうな殺り方だなこれ。

まぁそれはいいんだ。一先ずセクメトが差し向けたシユウの死骸を回収する。

中型と言えど、その背丈は成人男性の約2倍もあり、大型のハンニバルと言えど複数体運ぶのはキツい。

かといってこのまま放っておくのもコイツらを殺した自分としては勿体ない。

というか食い物を粗末にするのは誰であろうとギルティである、それがアラガミだとしても。

 

 

……仕方ない、食うか。

セクメトの後を追いかけるのを諦め、目の前に積み重ねられたシユウ達を胃袋に納めていった。

 

 

 

……暫くの間はローストチキンの味は思い出したくない。

 

 

 

 

───────────────

 

 

 

 

あれだけの量を腹に納めたのに体の重さを感じない辺りやはりアラガミ。常に空腹なのだろうか?

 

まぁそんなことより山盛りシユウ丼を頂いた後にセクメトの追跡を開始したのだが、シエルさんの血の力やフェンリルの施設よろしくアラガミ発見レーダー何てものを持っていない自分が見付けられる筈もなく、ただいたずらに時間が過ぎていた。

 

流石にもうそろそろやめて帰ろうかな……なんて思っていたら、ふと何かを感じ取った。

漫画とかアニメでいうニュータイプの『キュピィィィィン』である。

どうせ見つからない物を探している訳だ、自分の中のニュータイプに身を任せてみよう。という事でニュータイプが感じ取った方向へと足を進めた。

 

 

 

 

───────────────

 

 

 

 

──で、今自分は『黎明の亡都』のビルの上に居るんですけどね、何処かって言うとほら、2で主人公がマルドゥークに1発入れてマルドゥークが逃げおおせたあのビルの上ですよ。

 

 

それで今自分の眼下でセクメトと感応種イェン・ツィーが神機使い達と戦ってるんですね。

神機使い達はどうやらヴァジュラの討伐が任務だったらしく、奥にはヴァジュラが2体倒れている。

追加で辺りに散らばるシユウの死体から見て『任務完了後にシユウを引き連れてセクメトが乱入。セクメトを処理していたところに更に感応種であるイェン・ツィーまでもが登場』……と言ったところだろうか。

見るからにベテランそうなナイスガイな第1世代のおじ様がリーダーでそれに第2世代の若者3人のチーム。

動きからしてかなり戦いなれている動きでセクメトやイェン・ツィーの攻撃を見事に捌いている。

 

 

因みにブラッド以外の一般の神機使いは感応種が居るとなんか感応波の影響がなんちゃらかんちゃらで神機が使えなくなる。その証拠にスタングレネードやホールドトラップでの足止めしか出来ておらず、かなりジリ貧である。

そんな訳で今かなり神機使いの人がピンチ!という事で、助けに入りたいんだが……。

自分自身が感応種の影響を受けないか若干の心配がある。

いやまぁここまで近くに居るんだから影響受けないだろうとは思うんだが、感応種の意識の問題かもしれない。

例えば自分が把握している奴のみ標的へと誘導できるとか、アラガミも生命体だからそういう縛りがあってもおかしくはない……と思う。

 

 

そうこう自分がうだうだ悩んでいるうちに銀髪の女性がリーダー(仮)が受けるはずだったセクメトの攻撃からリーダー(仮)を庇った為に倒れてしまう。

慌ててスタングレネードをなげて──まぶしっ!!

……そこから離脱したけどかなりヤバそうだ。現にかなり深く入ったようでそのままうずくまって何やら言い合いをしている。

その隙を逃さないかのようにセクメトが襲い掛かろうと走り出す。もう悩む時間はない、助けなければ。

 

 

 

……ええい!ままよっ!!

 

 

そう決心しビルから飛び降りて襲い掛かろうとしていたセクメトを足で踏みつけ着地する。

大型の体重が落下のスピードに乗ってそのまま奴自身の背中にのし掛かる。

奴の体からはミシィ……という鈍い音と、小さい呻き声のようなものが聞こえたが無視。

 

「なっ、なんだ!?」

 

「また新手かよ!!」

 

なんか神機使いの方々が騒いでいるが取り敢えずはコイツらを倒すことに集中する。

セクメトを踏みつけている足を退けて、思いっきりビルの壁目掛けて蹴り飛ばす。

 

 

……うん、体は自分の意思でしっかり動かせる……どうやら感応種の影響は受けないっぽいな。

ただ、こいつだけなのかもしれないから油断はできないけど。

 

直後、物凄い音と共にビルに無数のヒビが入るの確認すると、イェン・ツィーの方へ向き直る。

イェン・ツィーは自身の能力が効いていない事に驚いているのか、僕であるチョウワンを複数体召喚し、こちらへ差し向ける。

どうやら敵認定されたようだ、いやまぁ事実敵なんだが。

襲い掛かってくるチョウワンを炎剣を振り回し、一掃すると、持ち前の速さを活かしてイェン・ツィーに瞬く間に接近。

右の拳を腹の部分に下から叩き込みそのまま宙に飛ばす。追いかけるように左手に炎槍を作り出しジャンプ。

空中へと飛ばされたイェン・ツィーが立て直そうとする前に地面へと蹴り飛ばし、その勢いで1回転。

そして地面に叩きつけられたイェン・ツィー目掛けて空いた右手から炎を噴出させ、接近。

そのまま炎槍をぶっ刺して終了。

 

 

ふいー、緊張した。

初めての感応種だったからな、一先ずはヨシ。

後は……アイツ(セクメト)だけだな。

視線の先には叩きつけられたビルから落下しながらもフラフラと立ち上がるセクメトの姿。

流石中型と言えど接触禁忌種。通常のシユウは1発で御陀仏だったぞ……確か。

 

 

だが、反撃の隙は与えない。

そこからクラウチングスタートの要領で地面を蹴る。

地面が抉れた感触がするが気にはしない。てか、気にしてたらキリがない。

そのまま助走を付けてセクメトに向かって右ストレート。

ビルに刻まれたヒビが更に広がる。

右の拳でビルに押さえつけたままのセクメトを左手で掴み地面に叩きつける。

……なんか叩きつけてばっかだな自分。

 

 

そして宙へ軽く放り、右から軽い1発の後にワンツー・パンチを決めて最後にコークスクリュー!

見事に拳はセクメトの腹にねじ込まれ勢いよく吹き飛び、多くの土を抉りながら滑っていく。

そして少し待ってみたが、セクメトが起き上がることはなかった。

 

 

よーし、取り敢えずは助けられたな。

神機使いの人達は大丈夫か……な……。

視線を向けると感応種が倒された事によって神機が使えるようになったのか、絶望したかのような顔をしながらこちらへ神機を向ける神機使いの皆様。

いやいや、敵対しませんから!今あなた方を助けたじゃないですか!私良いアラガミ!無害だから!そう言葉に出そうとすると

 

「グルゥゥゥウウウウ!」

 

いやぁぁぁぁあああああ!?よりによってなんでそんなに低い声が出るんですかー!!

威嚇だよ!完全に威嚇しちゃってるよ!

ほら見なよ!めっちゃ死を覚悟したかのような顔してるよ!

リーダーの人なんか「すまないな……俺みたいな奴の部隊に入ったせいで」とか言い出しちゃってるよ!?

他の人も「何言ってんですか!隊長には最後まで着いていきますよ!」とか言わないで!襲わないからっ!!

 

 

ああもう!戦わないって!襲わないって!

早くイェン・ツィーとセクメト回収して撤退しよう。

そう言いながら左手にイェン・ツィー、右手にセクメトを握りながらいそいそとその場から逃げ出した。

 

 

 

因みにイェン・ツィーは手羽先、セクメトは塩唐揚げの味がした。

美味しかった。

 

 

 




今回も最後まで読んで頂き有難う御座います。
3をプレイしていて思うのがやはりバーストアーツが3つ使えるのがとても楽しいですね。
こう……様々な動きが出来るようになるので動きの幅が出来たと言いますか……。
まぁ、楽しいと言いたいんです。

オススメの武器をご紹介してくれた方、本当にありがとうございます。
あれから少しずつ使っていってるのですがロングとショートは中々に楽しいですね。
いずれは他の武器も使っていけたらなーと思っています。

それではまた次のお話で。

主人公と意志疎通できるアラガミはどれが良いと思いますか?

  • キュウビ
  • マガツキュウビ
  • アバドン
  • マルドゥーク
  • オロチ
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