New! 新キャラ
諏訪(すわ)タツミ 『諏訪の若龍』
黒髪、黒い瞳
175センチ 65キロ RH-O型
15(3年生)
・血継限界である氷遁の術を扱う一族に双子の次男坊として生まれ、双子の兄:ミナキは神職になるため神道系の私立全寮制民間人学校で学んでいる。諏訪家は本家の人間はもれなく神職に、分家でも長男長女は神職になるが、一卵性双生児として生まれた場合だけは本家の生まれでも忍者になる習わし。妹3人のうち1人は里内にある私立女子校の寮生として学んで忍者を志し、残り2人の妹は本職巫女になるため長兄と同じ学校の附属女子校に在籍している。
・諏訪軍団と呼ばれる、30以上もの分家を率いている。鹿島一族はライバル。
・秘伝技は血継限界の『氷遁・御神渡り』。白は別に親戚ではない。
戦闘力ランク:Aマイナス(学年1位、学校1位、全体でも有数の戦闘能力)
性格:温厚、正義感が強い、熱血、優しい
趣味:神話の研究、修行、映画鑑賞 好物:うなぎ料理
戦闘スタイル:氷遁(水遁+風遁)の術、体術(忍者刀)
守矢凪(もりや なぎ)
黒髪、黒の瞳
173センチ 63キロ
15歳
・高度な土遁を扱う火の国・諏訪一族の配下忍者軍団『諏訪軍団』のナンバーツーを占める家系、『守矢』の本家次男坊。長子である3つ上の兄:晶(しょう)が神職を継いでいる。
性格:クール、正義感が強い、不器用
趣味:修行、読書 好物:うなぎ料理
戦闘スタイル:土遁、水遁、忍具
八坂あずみ(やさか あずみ)
焦げ茶の髪、翡翠色の瞳
158センチ 45キロ
15→17歳
・代々、諏訪家か守矢家あるいは諏訪軍団が守る神社に巫女として奉職する事が決まっていた女系一族の出身。母親が掟を破って離婚再婚した事から、母の最初の夫である実父がいる木ノ葉隠れに来て私立忍軍属女子校のに入学した。
・声が非常にかわいらしい。まるで砂糖菓子のような、甘ったるい声の持ち主。そこから誤解されるが、実際は体術と忍具を得意とするかなりの武闘派。
・霊感がある?
扇城アマツ(せんじょう あまつ)
黒髪、黒い瞳(写輪眼を開眼済み)
175センチ 68キロ(13歳にして同学年の男子で一番の長身)
13歳
・アカデミーに入ってから頭角を現し、サスケを上回る急成長を見せた少年。
・元は温厚で素直な男の子だったが、注目を受けるようになり内面に秘めていた『認められたい』という承認欲求が強く表れるように。自撮りにハマっている。
・里抜けしそうなヤツNO1とか陰で囁かれていそう。大蛇丸にマークされている。
・あずみ先輩が怖くてたまらない
三嶋フウレン先生が少人数の学生だけを集めて依頼してきた『ちょっとした外交任務』。それはなんと、中忍試験本戦のためにこの国にやってきた、他国の参加者たちをもてなす事だった。俺たち学生は夏の常装に大きめのポーチとホルスターを装備し、外交用のビジネス笑顔を浮かべ、ここ木ノ葉隠れの里から5キロほど離れた場所にあるスタジアムの近くにある温泉街の高級旅館の説明を聞いている。
フウレン先生はスパイとかハニートラップだとか、外交だとか、そういった事に詳しい。今は内勤の特別上忍だけど、かつての忍界対戦では『血晶のフウレン』と呼ばれて恐れられた紛う事なき『英雄』である。でも、どう見ても戦闘向きのタイプには見えない人だ。三代目のじっちゃんはフウレン先生に全幅の信頼を置いている。火影の代理ではないけど、教育だとか試験といった部分の采配をフウレン先生が掌握している。だから、学校関連の集会ではじっちゃんではなくフウレン先生が出てくる。
「やぁやぁ学生のみんな!作戦名『ちょっとした』のブリーフィングに集まってくれて本当にありがとう!!」
”元”『血晶のフウレン』はその整った顔に甘く温厚な笑顔を浮かべ、広いホワイトボードの前にある教壇に立っている。忍界対戦の資料を読む機会があったんだけど、フウレン先生の活躍は凄まじいものだった。アマチュア歴史研究者という面もあるからか、戦国時代についての戦闘について熟知している先生は体術も相当な使い手だと知った。三島一族は土遁の発展形『晶遁』を持つ旧家だ。危険地帯で生き残り、忍界大戦では防衛戦で活躍した山岳ゲリラ戦のプロ。山中または樹上で奇襲や急襲を仕掛け、あっという間に制圧してしまう事で有名だったらしい。フウレン先生は謙遜しているが、かなりの使い手。とても温厚な人で絶対に声を荒げない。その瞬身の術は『天狗』と表現される程の腕前。
戦忍としての名声もあるが、先生の真価は参謀にある。
誰の首を落とせば良いのか、一瞬にして判断を下せる人。
味方を守り勝利を齎すためならば、完全に割り切って相手を”殺せる”人。
『仕事人』だと、孫娘のアザミは言っていた。
「ナルト君、大丈夫かい?体調が悪そうだけど無理しなくて良いよ。概要をアザミちゃんに届けて貰うからね」
「あ、大丈夫っス!!」
「なら良かった!」
この任務の参加者は全員、いわゆる名門旧家出身者で編成される。オレは火影を出した波風一族の血を引いているのもあるが、それは理由じゃない。オレが人柱力だからだ。本戦への出場者に、砂隠れの我愛羅というヤツがいるらしい。だから外交上、顔を見せにいくべきだと火影のじっちゃんが提案したのだ。
一緒に参加することになったヒナタは日向一族である以上、ネジ先輩と共に外交には慣れている。山中家の跡取り娘であるいのも、奈良シカマルも、秋道チョウジも、犬塚キバだって、オレよりも実は里外との外交経験がある。意外だが、蟲を操れる一族の油女シノだって家系の事情で蜜蜂といった益虫にも詳しいから彼らにコンサルタント業務を頼む農家がいる都合で里外と交流がある。扇やうちわでトップシェアを誇る扇城一族に関しては多分、今日呼ばれた名門旧家の人間の中では一番外交経験が多いだろう。そんな中、人柱力であるオレと実は扇城に守られる箱入り息子状態だったサスケは恥ずかしながら里外と交流した経験が浅い。箱入り娘のアザミも。
「・・・里外か。任務で最低限の交流を行う以外は意外と関りが薄いな」
「そーだな」
「・・・私だって交流無いよ。三代目様が言うには私は箱入り娘らしいから」
「そっかぁ」
「俺と一緒だな」
オレたち男子2人と、『有力氏族の交差点』で生き抜いてきた三嶋一族の『生粋の箱入り娘』であるアザミはこれまで任務での最低限の交流以外の外交を行ってこなかった。アカデミーでも国際関係の内容を含んだ授業が存在するけど、俺たちはペーパーテストの成績だけは良かった。実践経験が無いだけで。
「このちょっとした外交任務ではみんなに、里の外、ある湖の傍にある『火の国ロイヤルレイクホテル』で国外出身忍者や同じ国内の有力者と交流してきて貰いたい。おやつ持って行って良いよ!フロントの待合室で貰えるだろうけどね!!」
学生である俺たちをリラックスさせるためか、フウレン先生は楽しいジョークを忘れない。おやつについての言及に、チョウジとその分家の親戚である女子が二人喝采を送った。
「湖の傍には演習場があって、まぁ、知っている子もいるだろうけど火の国国防職員の保養地として使われているホテルなんだ。だから監視体制もバッチリ。五影会談(サミット)だって、やろうと思えば可能な場所なんだよ。この中忍選抜試験本戦に当たり、セキュリティ面の関係で本戦参加者と関係者をロイヤルレイクホテルに集めた。そこには大名も高いセキュリティを求めて宿泊する。本戦当日に何か裏で企まれていると良くないからね!君たち名門旧家の子達には細かく宿泊者の様子を観察してきて欲しい。細かい違和感でも何でも教えて欲しいな。それが、このちょっとした外交任務の内容さ!」
☆★☆
この任務で注目されるのは『うちは』の生き残りであるサスケではなく、最早サスケよりも目立っている星宮アマツである。前にフウレン先生から配られた成績データにエラーだかミスがあったらしく、星宮アマツが学年一位の成績だった事が判明したのだ。そして、オレは悲しい事に『中の下』に引き下げられてしまった!それを何処からか知った者はサスケではなくアマツを『うちは一族再興のキーパーソン』だと持ち上げ始め、アマツもそれを喜んでいる直轄アカデミーに入学するまでは、サスケとアマツは仲のいい親戚同士だった筈なのに。アマツは変わった。
アマツはサスケよりも成績が良くなって、戦うと強いしいつも勝利する。でも自分が傷つくのを厭わない戦い方に見えて、オレにはアマツがたまに苦しそうに見える。アマツはやっぱり家族と関係が良くなかったみたいだけど、アマツがアカデミー首席になってからというもの、扇城家のお母さんや親せきが『うちは一族復興の象徴』として扱うようになった。だから、アマツから見たらどんな称賛も薄っぺらなものに聞こえるんだろうなと思った。だって、態度や言動を見れば分かる。入学してからというもの、アマツはサスケに対して冷たい。サスケがアマツをほめても、アマツはそれを突っぱねる。いつも誰よりも努力して結果を出しているから、昔初等部時代に仲良しだったアザミやミサキに対して「血継限界が発現しないとは努力が足りない」「甘えている」「結果を出せ」と言うようになった。血継限界は遺伝だから発現するとは限らない。そのせいで二人は完全に目が死んでいる。遺伝や生物に関してはアザミと
ミサキの方が圧倒的に頭が良いから、血継限界に関しては鼻で笑っているけど。アザミとミサキは二人に出来る最善の努力をしている。修行時間を延ばすため、まだ中等部1年生なのに高等部卒業程度試験(忍者用)受験を検討している。スタミナやチャクラ不足を補うため知識力を伸ばし、自然現象を理解しようとしているんだ。
やっかいなのが、ソレを根拠にイジメをしているヤツらの存在。長い物には巻かれろと言わんばかりに、アザミとミサキを昔からよく思わないヤツらが『いじめていい相手』と認定したのだ。だから今、二人は地獄の中にいるんと思う。よく怪我をしているから、相当ひどいと思う。しかしアザミもミサキも保護者が忍者教育部門上層部委員とトップだから、下手に動けないらしい。
話は戻るけど。アマツはサスケにツンケンした態度を取るようになった。何が何だか分からない(オレたちも)サスケは悲しそうだけど、負けないで強気に出ている。
「よぉ、サスケ」
「ああ、アマツか。しばらく話していなかったな」
強気に話し、ツンツンしているアマツはサスケからモテキングの座まで奪い去っていった。が、サスケは何にも気に留めていない。だって、サクラちゃんという理解者が傍にいるから。そんな事、サスケにとっては何でもないのだ!
「お前どうしたんだ?腑抜けちまってさ」
「そうか?俺は俺がする事を自分で考え、自分なりに実行して日々を過ごしているだけだが」
「・・・本当にイタチさんの弟かよ」
流石に、イタチさんの話を出してくるとサスケの雰囲気も変わる。でもサスケは一瞬眉を動かしただけ。
アマツはカタログスペックというヤツはサスケより高いとされているのに、サスケといざ戦うと2勝6敗2引分の結果に終わっている。それがアマツを苛つかせる要因なんだろう。けど、任務の依頼者たちはスペックの高いアマツを求めてる。
「星宮。これ以上はやめろ」
そう声を掛け、瞬身の術で割り込んできたのは3年生の諏訪「タツミ先輩だった。諏訪タツミ先輩は守矢凪(ナギ)先輩、紅一点の八坂あずみ先輩のスリーマンセルの一員だ。諏訪先輩は火の国でも有名な神社の神職の家系に次男として生まれ、双子の兄が現在は水の龍神を祭る神社の後継者を目指して修行中だと初対面の日に自己紹介された。龍神を祀るだけあって水遁の使い手でもあり、星宮一族の他に”交流戦の見どころ”とされる張本人。それに諏訪先輩の所属するスリーマンセルは全員が戦闘能力としてはAマイナスという、学生としては異次元の強さ。
「諏訪・・・、タツミ、先輩」
「星宮くん」
八坂あずみ先輩から砂糖が蕩けるような甘い声をかけられると、サスケにケンカを売っていたアマツも静かになった。
「任務、出発しようね」
「ハ、ハイ・・・」