木ノ葉教育戦国時代   作:宝石マニア

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アザミ視点です

海外のサイトを調べていたら、里創設が第4次忍界大戦時で69~70年前だと言っている方がいました。どこかに数字に強い方や、ヒントを知っている方はいますか?

そういえば、泥遁って本当に血継限界なんでしょうか。
土遁でも泥を作れるような・・・。
晶遁は血継淘汰というより、土+風で結晶になる技でも通りそうな気がしてきました。
水+風=氷遁(水を結晶させて氷)
土+風=晶遁(岩の成分をいじって風で結晶になる?)

メタい事を作中で言っていますが、フウレンは前世の記憶についてアザミとよく会話しています。


夏は過ぎても、本は残る。
 出典:角川文庫 角川書店 読書 2007年 ポスター パンフレット


         


俺たちの夏休み その③ アザミのドキドキ自由研究

夏休み 第3月曜日

 

NARUTOの世界には技名などの名称に日本神話をモチーフとしたものが出てくる。

それも高天原に住んでいた、後に降りてきた天津神(アマツカミ)由来が多い。

 

別天津神(ことあまつかみ)、イザナミ、イザナギ、アマテラス、ツクヨミ、カグツチ、タケミカヅチなど。

他にはクシナさんの名前の由来だろうクシナダヒメ、実は国津神であるスサノオは例外だけど、天津神ばかりという印象を私は受けた。

 

 

私、菅あざみ―――忍界転生して三嶋アザミが生きるこの忍界では『諏訪一族』という氷遁を継承する、国津神をモチーフとした一族が存在して一大勢力を誇っている。転生者が興した一族だと祖父は言ったが、それは私が生まれた三嶋一族も例外ではない。私が生きてきた世界の神社、諏訪大社。諏訪大社の祭神は建御名方神(タケミナカタ)。建御名方神の父親が、出雲大社の大国主(オオクニヌシ)。その祖先が、大山津見神(オオヤマツミ)という山の神様だ。

 

この忍界に諏訪信仰モチーフのグループがいるなら、その父である大国主を祀る出雲信仰モチーフも存在している筈だと私は考えた。大国主は国津神の主祭神である。天津神が天神(てんじん)なら、国津神は地祇(ちぎ)という呼び名も存在している。

 

 

 

 それから、『うちは一族』は神社があったから神道。『千手一族』は名前からして仏教がモチーフ。家紋はヴァジュラでインド神話が由来。火の国には寺があった事だし、宗教についての概念的なものは私が生きていた世界とあまり変わらない。宗教のモチーフが入ったマンガなども普通に受容されている事から確信した。

 

 

                  ☆★☆

 私は転生者として、この転生者が沢山いるNARUTO世界の勢力について自由研究を行う事とする。まずは、私が生まれた『三嶋一族』だ。三嶋といえば、静岡県にある三嶋神社。三嶋神社が祭神とするのは大山津見神(オオヤマツミ)という山の神様。愛媛県今治市の島にも総本社がある、とても古い神様。オオヤマツミには二人娘がいて、一柱は岩や永続性に関係するイワナガヒメ。また、コノハチルヒメと同一の存在という説がある。耐久性が高いがイワナガヒメ、結晶が砕け散る様がコノハチルヒメを先祖の転生者はモチーフにしたのではないかと私は思う。

 

 

 この三嶋一族から、『諏訪一族』の先祖が出ている。氷遁を突然変異で発現した者だ。彼はまるでタケミナカタのように、氷と弓を武器とする軍神のような男だった。しかし、これまた軍神と名高い雷遁のタケミカヅチを思わせる鹿島一族始祖と戦って負けてしまい、大きな湖である『天龍湖』に逃げ込んだ。そして、転生者にして土着の土遁に優れた守矢一族と戦って支配権を手に入れた。そんな諏訪一族が創り上げたのは、『諏訪軍団』。配下に守矢・八坂・片倉、祢津など。諏訪神党由来や神話由来の姓を持った転生者一族を仲間にした。また、諏訪一族と守矢一族の容姿は、彼らの先祖が上手く婚姻関係を調節したようで「NARUTO世界の理想的イケメン一族(見た目は)」の「うちは一族」と似ている。『本物のうちは』と間違われて戦場で狙われるレベルには。だから、彼らも結構苦労してきている。

 

 

 諏訪一族のライバルが、強力な雷遁が特徴な『鹿島一族』だ。まるでタケミカヅチを思わせるほど腕力が強い、力自慢の一族。同盟を組むのが、フツヌシを思わせる剣術に長けた『香取一族』。それから星の神を下した『静織(しとり)一族』。

 

 鹿島・香取・静織の3氏族の宿敵が、アマツの姓『星宮(ほしのみや)一族』である。歴史上の熾烈なライバル関係を見ていても、アマツミカボシという星の神様がモチーフという事は明確。アマツの姓は星宮(ほしのみや)だ。転生者一族は出来る限り原作に登場する一族と婚姻しない暗黙の了解だが、星宮一族は力を求めてうちはの血を引く扇城一族と結婚して写輪眼を得た。

 あと志村一族の血も入っているから、ダンゾウ辺りに利用されてそうだ。

 

 

                  ☆★☆

 

「イタチさん。いや、長野の忍者博士・内田至智(うちだ ちかゆき)。通称イタチ先生」

 

そう口に出してしまうと、うちはイタチは一瞬にして張りつめていた表情を和らげた。この病室にはサスケ君もイズミさんもいない。イタチさんは綱手様のお陰で病気が治り、やっと病院食以外を食べる許可が出たばかり。

 

イタチさんはうちは一族を殺していない。代わりに『星宮カガセ』というアマツの兄がやったと、里情報部からの正式発表が一部の忍者だけになされた。衝撃の事実が発覚し、私はいてもたってもいられずにイタチさんの病室にお菓子詰め合わせを持って訪れたのだった。

 

「・・・奥三河の滝川あざみさん、だね?やはり君だったんだ」

 

「そうです。まさか、転生先でちゃんと忍者してる貴方に会えるなんて思いもしませんでした」

 

「君こそ、発達性運動協調障害をチャクラでの身体強化で一時的にでも克服しているとは思わなかった。嬉しいよ。発達障害で随分苦労されていたけど、今はどうかな」

 

「術の得意苦手は激しいですが、体術と幻術にはそれなりに自信が」

 

 イタチさんは『原作』の世界で亡くなったあと、何故か私が転生してくる前の世界で長野県長野市戸隠に普通の人間として生まれ変わってきていた。成人後に大学同士の交流で知り合った、学生結婚した愛妻家の内田博士。顔の感じとか喋り方、声が似てるなとは思っていたし本人もネタにしていた内田さん。博士モードだと喋り方がとても柔らかいなと私は思った。

 

「日本神話はご存じで?」

 

「勿論、知っている。戸隠蕎麦の話をしに来たのかとばかり思っていた。生前の滝川さんは蕎麦ばかり食べていたからな」

 

「その話もしたいですけど。私は対うちはマダラのヒントを探しに来ました」

 

うちはマダラの名前が出ると、博士モードから『天才暗部隊員・うちはイタチ上忍』の表情へと切り替わった。でも口調が違っている。まるで大学教授みたいだ。

 

「・・・うちの一族は実に難儀だろう?」

 

「同意です、内田教授」

 

「懐かしいな、教授、か。講義でもするかな・・・」

 

イタチさんはベッドから起き上がると、常備していたホワイトボードをベッドへと引き寄せた。前の世界に転生して一般人になっていたイタチさんは、私が生前死んですぐ位で有名国立大学の歴代最年少教授となった。それはミサキ君から聞いているので、生前は人類学の研究者になりたかった私にとっては大学の雰囲気が懐かしい。

 

「先生。いい事を思いつきました!」

 

「滝川君、答えたまえ」

 

 

 

「はたけカカシ上忍に柱間細胞を移植したら最強では?」

 

「ナイスアイデア。ハッフルパフに10点!」

 

 

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