リングフィットでプランクやる度に足元がふらつきます、あれはヤバい(ヤバい
あとマウンテンクライマー、あれは存在自体が意味わからない、辛い、耐えられない(貧弱
王族の末裔の屋敷まで出向くと、使用人達が慌ただしく動き回っている。
「準備はまだか? もう出発するつもりだぞ」
「運び出しの準備は出来ています。人手が足りてないんですよ」
そう言っている奥の方に、剣と盾の髪型をした兄弟を見つける。
「ああ、君は」
「報告をした、信心深いリンドウじゃ無いか」
そういうと、優雅にティーカップを傾け、紅茶を嗜んでいる。
「現在、ブラックナイトが進行しています」
恭しく頭を下げると、兄弟は頷く。
「分かっている、その為の王族」
「その為の我々、王なのだから」
そう言うと自信たっぷりに笑う。
「頼もしい限りでございます。騒ぎの中心はナックルシティの地下でしょう」
その言葉に、兄弟は喜ぶ。
「目的地を告げに来たか、よくやった」
「褒めて使わす、信心深いリンドウ」
そうして、それに対して褒美は何が良いかと言う問いに、迷わずリンドウは答える。
「剣と盾を、一度目にしたいのです」
屋敷の中心、そこの隠し扉から奥にすすんで行くと、現在も稼働している工房がある。手入れは行き届いているのだが、使用された形跡はほとんどない。
「……ここに?」
オニオンが足下が暗い中疑問を浮かべる。
「流石に、この状態で俺達を騙す理由はないと思うけど」
呟くリンドウにサイトウは先に進むように背中を押す。
「どちらにしろ、この目で確かめるしかありません。奥にある剣と盾でブラックナイトが収まるのであれば、それで解決なのですから」
迷い無くサイトウが扉を開けると、そこには煌びやかに装飾された一対の剣と盾があった。
「……これが?」
ふと零れたリンドウの呟きに、後ろからソッドとシルディの声が響く。
「そう、これこそが!」
「この溢れんばかりの輝きが!」
一呼吸をおいて、自信満々に語る。
「我が王族に伝わりし、誇り!」
「王族の末裔に受け継がれる、伝説の武具!」
その言葉と同時に使用人達が、剣と盾を運び出す準備をしていく。
「ブラックナイト、恐るるに足らず!」
「我々によって、伝説が再来するのだ!」
ソッドとシルディの屋敷から離れ、リンドウ達は歩く。
「……リンドウ、顔色……悪い?」
オニオンが元気の無いリンドウを励まそうとする。
「どうしたんです、剣と盾を見た時からぐったりして」
サイトウが何がなにやら意味が分からないと呟くと、リンドウが口を開く。
「……剣と盾に、ダイマックスバンドは反応したか?」
そう呟いた言葉に、オニオンは首を横に振る。
「まさか?」
サイトウが驚きを表情に出す。
「で、でも。置いてあるだけだったからじゃ?」
オニオンの疑問に、リンドウは否定する。
「その場にあるだけで、ガラル粒子の活動を止める代物だぜ。一番大切な中身が入ってないんだよ」
そう呟くと、次の作戦のためにジムリーダー達に連絡をつけ始める。
リンドウがキバナを含むジムリーダー達に、王族の末裔がもつ剣と盾は未完成であることを説明する。
「あとは自力でチャンピオンがムゲンダイナを倒すか、剣と盾の中核を手に入れないといけない」
そう呟いたリンドウの表情は、焦燥を現していた。可能性として事前に予想できなかったわけでは無いが、そうとなってしまっては後手に回ってしまっている。
「その剣と盾が未完成ってことは分かったけど、そのムゲンダイナがダイマックスしていると問題があるの? 現状ダイマックスしている野生ポケモンくらいであれば、私達で充分対応出来ている訳だし」
既に何体かのダイマックスポケモンを大人しくさせているジムリーダー達であれば、現状然程問題では無いのかも知れない。
「……そうですね。一番の問題は、ムゲンダイナが存在する限り、ガラル粒子は活性化し続ける。だから委員長はムゲンダイナを制御する方法を探していたんですが」
その言葉にメロンは疑問を抱く。
「活性化し続ける、ってことは根本的に解決しないってことね? この状態が続くのは確かに困るわね」
しかし、オニオンはメロンとは別の結論を出していた。
「……現状よりも、悪化……するか、も」
ヤローが腕組みをして、首を傾げた。
「悪化、するとして。どうなる?」
その問いにリンドウが答える。
「はい、エネルギーの活性化はさらに発展していきます。そうなると次第にダイマックス化するポケモンは野生とトレーナーの区別は無くなっていき、最終的にはダイマックスしたポケモンの制御も難しくなるでしょう」
その言葉に、オニオンが言葉を詰まらせる。
「流石に、ダイマックスを制御出来なくなれば、私達での対応も難しくなりますね」
各地のジムリーダーですら対応が難しくなるどころか、切り札として用いているキョダイマックスポケモンすらも暴走を始めた場合、それを治められるトレーナーは恐らく存在しなくなってしまう。
「そうなってしまう前に、解決しないと被害が広まる一方です」
その為に剣と盾が必要である、その言葉にジムリーダー達は頷いた。
「剣と盾を作るための中核とは、一体なんなんだ?」
カブの言葉にリンドウは答える。
「ムゲンダイナの体の一部が、必要になります」
その言葉に、ジムリーダー達の表情が険しくなる。
「なるほどな、活性化出来るなら沈静化も出来るってことか」
そう呟いたキバナは、腕を頭の後ろで組み顔をしかめる。ムゲンダイナを止める為に、ムゲンダイナに近づく必要があるのだ。
「問題はどうやって近づくか、だね」
ヤローが腕を組み唸る。
読了ありがとうございました。
王族及びムゲンダイナの設定はオリジナルなので、違う可能性が多分にあります。
ノリで書いてるから、多少はね(白目