Black "k"night   作:3148

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とうとうジムリーグ開催です。

ようやくポケモンバトルだけど、まぁ序盤だし……

適当でもバレへんか……

マリィちゃんとのバトルは、ナイデス






第三話 ジムチャレンジ 開始

 今日はジムチャレンジの開会式、参加者全員が集まり、お祭り騒ぎが始まることを確認する。

「あ、おったおった。探しとったんよ?」

マリィがリンドウを見つけると、声を掛ける。

「マリィが、俺を?」

その反応がマリィにとっては好ましくはなかったようだ。

「私じゃ、不満と?」

マリィの言葉に首を横に振る。

「いや、チャンピオン候補に話しかけられるなんて、思ってなかったからな」

マリィは少し嬉しそうにしている。

「言っとくけど、うちは本気やけんね」

リンドウもマリィの言葉を疑ってはいない。軽口ではあるが、彼女のジムチャレンジに対する情熱を否定してはいないのだ。

「知ってるよ。同じチャレンジャーだ仲良くしよう。知らない仲じゃ無いんだし、情報共有くらいは、な」

チャンピオンのダンデがいつものポーズを取るそれだけで観客は歓声を上げ、ボルテージが高まっていく。その中、大会委員長のローズが、大会の説明をしていく。

「ローズさん、か」

リンドウは少し、複雑な表情をする。過去の恩人ではあるが、今はまだ、素直に再会を喜べる気分ではないのだろう。そしてなおかつ、ローズが彼のことに気付いていないかもしれない。それも無理は無い話だ、何年も前も話だから。

「おっと、もう開会式も終わりか。急がなくっちゃ、な」

そう呟くと、並んでいる列の中静かに動き出した。

 

 最初のジムチャレンジが始まる。一番目は草タイプ使いのヤローのジムチャレンジになるのだが、参加者が一番多い最初のジムチャレンジ、出だしが遅れれば参加も必然に遅れが出てくる。

「……まさか、こんなことになるとはおもっちょらんけん。とりあえず、ポケモンセンターで準備してから、でなおそ」

そう呟いたマリィは、見慣れた人影を見つけ、駆け寄る。

「なんだ、マリィか。どうした?」

「どうしたもこうしたも……こう人だかりがあったら、参加依頼もまともに……って、え?」

そこまで話した時に、アナウンスがなる。

「悪いなマリィ、一足先にジムチャレンジしてくるぜ」

開会宣言と共に最前線にいた彼は、表示板に三番目の挑戦者として書かれていた。

「えっ、もう受付済ませたと!?」

「最初のチャレンジは人が多いからな。マリィも急がないと、出遅れるぞ?」

そう言ってリンドウは、準備室へと足を向ける。その背中を見ながら、マリィは仕方なく会場を離れて行った。

 

 「さて、と」

大きく深呼吸をするリンドウ。準備室にはテレビがあり、一人目のチャレンジャーが映って居る。

「チャレンジは……ウールーを誘導しろ、か。上手く誘導しないと、トレーナーとの連戦になってしまう、ってとこか。使うポケモンはヒメンカとワタシラガ。草タイプだけだけど、随分と手加減してくれてる構成だな」

事前に集めている情報では、もっと厄介なポケモンを持っているようだった。しかも、まともに闘っては、タイプ相性が良くても勝てるかどうか、分からないくらい。

「初戦の人は、相性が悪かったな。ただ、これくらいなら準備した奴を使う必要もなさそうだな」

そう呟くと、手元のボールに目を落とす。共に居る時間が長かったポケモンもいれば、まだ日が浅いポケモンも居る。

「大丈夫だ、問題ない」

そう呟いて、立ち上がる。ジムリーダーが待ち受けるその場所へ。

 

 ウールーを追いかけるその先に、ガーディがいて、吠えて向きを変えられる。その仕込みに焦り、トレーナーとの闘いを強いられていた前の挑戦者とは違い、回り道をして丁寧にミッションをクリアする。

「冷静で丁寧なミッションだ、準備万端って感じだね。とても良い、バトルでも俺を驚かせてくれるかな!?」

そう言って、ヤローはヒメンカを繰り出す。対してリンドウが繰り出したのは、ユキハミだ。

「氷タイプ! そうか、君はあの街の参加だったね!」

「行けっ、ユキハミ。むしのていこうだ!」

ユキハミの攻撃がヒメンカに当たる。

「ヒメンカ、マジカルリーフだ!」

ヤローのヒメンカが反撃に木の葉を操り、ユキハミに攻撃する。だが、相性の悪さからか、あまりダメージは見られない。ユキハミの再度の攻撃で、ヒメンカは瀕死の状態になる。

「良くやったヒメンカ、戻れ」

ヒメンカを労いながら、次のポケモンを準備するヤロー。

「うん、良く準備してきてるね! それなら君は、ダイマックスを耐えられるかな!?」

リストバンドの願い星が輝き始める。その輝きにモンスターボールが共鳴し、その形を大きくする。

「ダイマックスワタシラガだ、どう出るかな?」

その言葉にリンドウは何も返さない、ただ共に居るポケモンを信じるだけだ。

「むしのていこう、だ!」

リンドウのかけ声に答えるユキハミ、そしてワタシラガのダイソウゲンがユキハミを襲う。

「はっはっは、どれだけ耐えられるかな?」

 

 むしのていこうによって、能力値が下げられても変わらずダイマックスで押し切るとするヤロー。もう少しというところで、違和感を覚える。

「なにか……食べてるな。はっ!」

黄色い果実をむしゃむしゃと美味しそうに食べるユキハミ。

「こんなこともあろうかと、オボンのみを持たせておいたのさ!」

リンドウは再びむしのていこうをユキハミに指示する。

二度目のダイソウゲンを受けてもまだユキハミは耐えていた。だが、もはやユキハミに余裕はない。

「もどれ、ユキハミ!」

「もう一度、ダイソウゲンだ!」

ダイソウゲンはリンドウが繰り出したジグザグマに直撃する。

「……ジグザグマか、なるほどね」

ヤローがジグザグマの姿を捉えて、睨んでいるとワタシラガのダイマックスが解け、通常の大きさに戻っていく。

「やっぱり、ダイマックスは凄いな」

「うん、その力絶大と言っても良い。だからこそ、その扱いを学んでいくことも、ジムリーグの一つの理由なんだ」

だからこそ、ヤローは疑問を持つ。目の前の青年がダイマックスバンドを着けていないことに。

「ジグザグマ、ミサイルばりだ!」

「気にしてる場合じゃ無いか、ワタシラガ、このはだ!」

ジグザグマが全身の毛を逆立て、ワタシラガに向かって飛ばす。ワタシラガもこのはを操り、マッスグマに攻撃を加えるが、疲労の色が先に見えるたのは、ワタシラガだ。

「まだだ、耐えろワタシラガ!」

「止めだ! もう一度ミサイルばり!」

お互いのポケモンが鎬を削り合う。正面からぶつかり合って最後に立っていたのは、ジグザグマだった。

「……よくやった、ジグザグマ」

ボロボロになったジグザグマを抱きしめ、ユキハミをモンスターボールからだして、きずぐすりを与えるリンドウ。

「ヒメンカ、ワタシラガ……お疲れ様」

ヤローも同様に、戦い抜いたポケモン達に労いの言葉を与える。

 

 ヤローとリンドウが固い握手を結ぶ。

「いやぁ、流石だね。最後まで耐えきられるとは思ってなかったよ。ダイマックスせずに負けてしまうのは想定外だったけど、良い勝負をありがとう!」

話が終わると、リンドウはヤローから草バッジを受け取る。

「ありがとうございました」

そう言って一礼をすると、スタジアムを出て次に向かって歩き出す。

「……少し心配だけど、今は僕のやれることをしようか」

性分なのだろうか、ジムをクリアした人間に気を掛けるヤロー。

 

 ターフシティを少し離れた時に、ロトムフォンから電話を掛ける。

「もしもし、どうしとっと?」

画面に映るマリィの姿を見て、少し表情に陰りがあるように感じる。

「俺はバウシティに向かってるところだけど、そっちはどう? 順調、には見えないけど」

その言葉に、少し憤りを見せるマリィ。

「順調やけんね! ただちょっと、初のジムチャレンジの前でちょっとだけ緊張しとっと!」

意地を張るマリィの姿に、自然と頬が緩んでしまう。

「なんで笑うと!?」

肩の力が抜けるのを感じて、歩きながら今までずっと緊張していたことを感じた。

「いや、マリィの声を聞いたらちょっと安心した。心配しなくても、ヤローさんのポケモンに苦戦することはないだろ。どっちかというと、ミッションの方が心配だけどね」

そうリンドウが言うと、マリィも少し肩の力を抜いたようだ。

「まぁ、挑戦は今日の午後やけん、今更緊張してもしかたなかと。ぎりぎりまでポケモン休ませたいけん、電話はええけど……」

マリィが何か言いたそうにしているのを、リンドウは感じ取ったようだ。

「やっぱり調子悪いのか? ジムチャレンジは何度でも出来るんだから、様子見でもいいんだぜ?」

「うちはいいと。やけん、何かいそいどらん? いっつも慎重やのに、なんでそんなに早く挑戦して、直ぐに次の街に向かうのも……なんかあると?」

その言葉に、一瞬返事が遅れる。

「別に、最初のジムを早めにクリア出来れば、次のジムに掛けられる時間が増える。それだけだよ。それより、ヤローさんの手持ちは……」

直ぐに話題を切り替えると、ジムチャレンジの内容についてになった。手持ちのポケモンの対策、ジムミッションのコツなど、話をしている内にどんどん時間が過ぎていき、やがてジムチャレンジの時間になる。

「あ、そろそろいかんといけんね。それじゃ」

そう言って電話を切ろうとしたマリィが、うっかりしていた様子で、最後に一言付け足す。

「一緒のホテルにおる子やけんど、面白くて、ポケモン強い子がおるけん。会ったら話してるとええよ」

そう言って、会話が切れる。簡単な特徴と名前を聞くと、端末で調べる。

「へぇ、チャンピオンの推薦か……だけど、トレーナー歴が短すぎるんじゃないか?」

マリィの言葉に半信半疑になりつつも、バウタウンへと足を進める。水の街はそう遠くはない。

 




読了ありがとうございました。

ジグザグマで書いてたつもりが、いつの間にかマッスグマになっていた、何を言って(ry

はい、訂正しました。

後から直したところは間違い多いなぁ(泣)

ヤロー ハロンタウンジムリーダー

所持ポケモン
ヒメンカ
はなかざりポケモン
タイプ:草
Lv:19
特性:わたげ
H:50 A:26 B:33 C:26 D:33 S:14
技:マジカルリーフ(ユキハミ 9~12)
  りんしょう
  こうそくスピン

ワタシラガ
わたかざりポケモン
タイプ:草
Lv:20
特性:わたげ
H:60 A:31 B:47 C:43 D:59 S:35
技:マジカルリーフ
  このは(ダイソウゲン ユキハミ  16~20
             ジグザグマ 25~31
      通常           12~15)
  りんしょう

リンドウ

所持ポケモン
ユキハミ
いもむしポケモン
タイプ:こおり・むし
Lv:25
性格:がんばりや
特性:りんぷん
H:50 A:17 B:22 C:27 D:20 S:15
技:こなゆき   
  むしのていこう(ヒメンカ  26~32 確定二発
          ワタシラガ 14~20 乱数三発

ジグザグマ(ガラルの姿)
まめだぬきポケモン
タイプ:ノーマル・あく
Lv:30
性格:むじゃき
特性:ものひろい
H:69 A:23 B:29 C:23 D:26 S:45
技:ミサイルばり (ワタシラガ 8~10)
  とっしん
  ねむる
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