Black "k"night   作:3148

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お待たせしました(?)ムゲンタワー、の入り口です。

物語も、佳境なのか……?

まぁ、あともうちょっとだと思います、多分、きっと……


ムゲン団編 第十二話

 一通りムゲン団の面接でバッヂを配り終えると、「」ウリに連絡を入れる。

「リストの人達にはおおかた配り終わったぜ」

そういうと、「」ウリはリンドウに感謝を述べる。他にも、今後の対応はリンドウに任せたいということだった。リンドウは嫌な表情をしたが、依頼と言うことなので頷いた。

「ちなみに、ムゲンシステムのことって聞いても大丈夫なのか?」

老人の話に出てきたムゲンシステムは、理論上過去に戻ることすら可能らしいのだが。

「あ、誰から聞いたの? 一応、機密だからあんまり喋らないでね」

「」ウリの言葉は機密と言うには軽かった。

「ムゲンダイマックスのエネルギーを制御するシステムの事を略してムゲンシステムって呼んでるの、単純でしょ? 複雑なところはローズ委員長とセンジュに任せてるから説明は難しいけど、重要なのはムゲンダイマックスと願い星による制御になるね」

詳しい話はローズやセンジュに尋ねるしかなさそうだ。

「へぇ……それって、過去に戻れたりするのか?」

リンドウの問いに、「」ウリが笑って答える。

「正直に言えば、不可能に近いね。時空間を歪める程のエネルギーだから、過去に繋がる可能性はないとは言い切れないよ。だけど、何処に繋がるか分からないから、そういった方向での研究はまだまだ時間が掛かると思う」

可能性は零ではない、だがそれを意図的に作るだけの技術はない、そういうことだ。あまり過去にこだわらないリンドウはそれを聞いても特に気にはならなかった。だがしかし、もしかしたら過去を変えることが出来るかも知れない、それだけで救われる人間もいるのかもしれない。

「そういえば、ユウリは過去に戻れたら何をする?」

彼女自身がその可能性を笑い飛ばしたのだ。どう答えるのかは、気になったのだろう。「」ウリは即座に答える。

「今やってる」

リンドウはセンジュの話を思い出す。「」ウリにとっては、ココは異世界ではなく、過去に近いのかも知れない。

 

 リンドウが研究所に訪れるとソニアに詰め寄られる。

「ムゲン団に出入りしてるって本当!?」

扉を開けて直ぐさま掛けられた言葉に動揺する。

「い、いきなりなんだよ?」

襟首を掴み上げる勢いで迫るソニアに、おどろくリンドウは、ソニアの問いを肯定することしか出来なかった。

「……それじゃあ、ムゲンシステムについて、知ってるの?」

その疑問に答えるのに、一瞬戸惑うリンドウ。ムゲン団の機密とも言われる内容でもあり、そうそう言いふらす様な内容でもない。

「知ってたら、何か関係があるのか?」

その言葉に、ホップが答える。

「ムゲンダイマックスは危険なんだぞ」

周囲に与える影響は勿論、ムゲンダイナも元より、トレーナーに対しても大きな影響が出ることは予想できる。

「……ユウリは制御出来る、って言ってたけど」

その言葉にソニアが溜息をつく。

「万が一どころじゃない可能性で被害が出るのよ。それもユウリちゃんがただで済むかどうか分からない事、なんで止めないわけ!?」

彼女の実力と異色の過去を考えて、その点について思考が及ばなかったリンドウ。ホップが出かける準備を終えて、声を掛ける。

「シュートシティのバトルタワーに行くぞ!」

 

 シュートシティに来た三人は、ふと見覚えのある人影を見つける。

「マサル?」

何故こんなところに、と声をかけるとマサルもバトルタワーに昇るところだったらしい。

「ユウリへのリベンジマッチをしようと思ってたんだけど、三人はどういう目的なんだ?」

マサルの疑問にホップが端的に説明する。

「凄そうな装置だな」

少しずれた発言をするが、バトルタワーを昇ることに協力してくれる様だ。四人でバトルタワーに辿り着き、受付に尋ねる。

「ユウリに会いたいんだ、どこにいる?」

受付が突然のホップの質問に、疑問を浮かべる。

「えー、アポイントは取られていますか?」

その言葉にホップがどうしようかと悩んでいるとリンドウが口を出す。

「ホップとリンドウが面会に来ていると伝えてくれ、用件はそれで分かる」

その言葉に、畏まりましたと言い端末を操作し、どこかに連絡を行っている様だ。

「……それで用件が伝わるの?」

ソニアが首を傾げるとリンドウが答える。

「会いたいだのなんだと言うよりは、ユウリの方から出向いてくれた方が早い。ホップが来たって言えば、出てくるだろ」

少し待つと、受付が案内をする。少し歩いて行くと、マサルは見覚えのある場所に着く。

「バトルタワーの入り口だな」

そう呟くと、ホップが兄貴を探している時に通った場所だと呟く。

「ようこそ、ムゲンタワーへ」

 

 案内の先の扉を開くと大きなモニタがあった。

「通信でごめんねホップ。今ちょっと手が離せなくて……何か急ぎの用事だった?」

どうやら、来ている四人の姿もユウリには見えているようだ。

「ユウリ! ムゲンシステムの開発を止めるんだ! それは危険なんだぞ!」

画面に向かって声を上げるホップ。

「……また誰かに唆されたのかな?」

ホップの言葉と画面に映る姿に、表情を凍て付かせるユウリ。その表情を見て、失敗した、という顔になるリンドウ。

「モニタ越しに話す内容じゃない。そっちに行くよ」

ユウリはその言葉を聞き、返事をする。

「分かった。まぁ、折角開発中のムゲンタワーに来たんだし、楽しんでいって。ルールは設けないけど、階を上がる度にトレーナーがいるわ……勝ち上がってこれたら、ムゲンシステムについて話してあげる」

せめてシングルとダブルくらいはこっちに合わせてね、付け加える。その内容に全員が同意した。

「すぐに行くからな! 待ってろユウリ!」

ホップの挑戦の言葉に、どこか満足げに答えるユウリ。

「……うん、頂上で待ってるね」

 




読了ありがとうございました。

この後書き書いてる時点でまだ、次の話が書けてないです。

バトルシーンどうすっかなぁ、俺もなぁ……

あっ、キバナさんは最後まで出番がナイデス(ナイデス
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