次に現れたのは、なんと、あの人です!
いやぁ、ムゲン剣盾での復活に驚きましたよねぇ……
剣盾の頃から一本筋を通す姿は、格好いいですね!
スーツを纏った男が、マサル達に気づき振り返る。
「やぁ、こんにちは! 私はムゲン団の幹部ローズと言います……既にご存じですね。このムゲンタワーが完成すればガラルのエネルギー問題は解決する。わたくしの夢が……ガラルの無限の繁栄が実現するのだ。「」ウリさんの、そしてわたくしの理想の邪魔をするのならば容赦はしない!」
ローズに対して、ホップがモンスターボールを構える。
「じゃあ早速……始めるとしましょうか」
ローズがハイパーボールを投げると、バトルが始まる。ローズが繰り出したのはシュバルゴ、それに対しホップはバイウールーを繰り出す。
「バイウールー、コットンガードだ」
「シュバルゴ、アイアンヘッドです!」
バイウールーの方が先に行動を起こす。
くさタイプ コットンガード
毛並みが変化を起こし、物理防御力を大幅に向上させる。元々の防御力が高い上に物理に強いバイウールーには、多少の攻撃では通用しなくなった。シュバルゴのアイアンヘッドに対しても、大きなダメージは見られない。
「へへっ、ボディプレスで反撃だ!」
かくとうタイプ ボディプレス
文字通り、体当たり気味に突撃し、体重で相手を押しつぶす技だが、先ほどのコットンガードと相性が良く、硬質化した体毛が更にダメージを加速させる。
「くっ、シュバルゴ、もう一度アイアンヘッドです!」
何とかボディプレスを耐えたが、足元がふらつきながらの攻撃は然程威力は出ていない様だ。再度ボディプレスで戦闘不能になる。
「行きなさい、ナットレイ」
本来であれば、ナットレイは物理攻撃にかなり強いはずだ。だが、コットンガードで強化されたバイウールー相手には分が悪い。
「いいぞ、バイウールー」
再びボディプレスを放つバイウールー、ナットレイのてつのとげで傷つきながらも、ナットレイを気絶させた。
「やりますね、流石と言ったところでしょうか」
ニャイキングが爪を伸ばし、威嚇する。バイウールーは怯む様子はなく、ニャイキングのねこだましを耐えてボディプレスで反撃する。ニャイキングがバイウールーの攻撃に耐えきれず、膝をつく。
「……ホップ君、随分と強くなりましたね」
ニャイキングを手元に戻しながら、驚いた表情を見せるローズ。
「あの時とは、違うんだぞ!」
状況は圧倒的に不利だが、それでも笑みを崩さないのは大人の余裕かそれとも、未来への希望を少年に見いだしたのか。
「行きましょう、ダイオウドウ。私もまだまだ闘えますよ!」
ダイオウドウが入っているモンスターボールがダイマックスバンドの力を受けて、キョダイ化する。空高く放り投げられたボールからキョダイマックスしたダイオウドウが現れる。
「大丈夫だバイウールー、俺達なら負けないぞ!」
キョダイマックスしたダイオウドウに恐れることなく、バイウールーのボディプレスが炸裂する。
「ダイオウドウ、キョダイコウジンです」
はがねタイプ キョダイコウジン
ローズの声に呼応し、高らかに咆哮するダイオウドウ。地鳴りと共に巻き上げられた粉塵が鋼の様に硬質化し、まるでその一つ一つが意識を持つかの様にバイウールーに襲いかかる。
「バイウールー!?」
自慢の体毛も連戦とキョダイ技によって、ぼろぼろになっている。それでもなお、バイウールーは膝を着かない。
「頑張れ、バイウールー!」
再び全体重を乗せた突撃、だがしかし、キョダイマックスしたダイオウドウを倒しきる事は出来ない。
「……ダイアース」
じめんタイプ ダイアース
まるで地鳴りの様なダイオウドウの足踏みに、地面がめくれ上がる様な錯覚すら覚える。粉塵が舞い、巨大な岩石に押しつぶされたバイウールーがついに力尽きる。
「……よく頑張ったんだぞ」
「ええ、素晴らしい善戦でした」
ここまで自分を追い詰めたホップのバイウールーに、ローズは嘘偽りのない賛辞を送る。
「いくぞ、バチンウニ!」
ローズと同様にダイマックスバンドを輝かせるホップ。キョダイ化したボールから飛び出したのは、ダイマックスしたバチンウニだった。ダイオウドウが繰り出した技の影響で無数の鋼の針がバチンウニを襲う。更にダイオウドウのダイアースがバチンウニを襲う。だがしかし、バチンウニは一撃では倒れなかった
「バチンウニ、ダイサンダー」
でんきタイプ ダイサンダー
バチンウニが放つ電気が、キョダイ化しているダイオウドウを包み込む。バイウールーとの戦闘もあり、その一撃を耐えきる事は出来なかった。
「ダイオウドウ、よく頑張りましたね。さぁ、最後の一体ですよ」
ローズが投げる最後のハイパーボールからは、ギギギアルが現れる。
はがねタイプ ギアソーサー
二枚の歯車が交互にバチンウニに襲いかかる。ギギギアルの得意技は、バチンウニに充分なダメージを与えているようだ。バチンウニは既に瀕死に近い状態だが、気力を振り絞って全力を使い果たす。
「負けるな、バチンウニ!」
自分のポケモンに激励を飛ばす様に、攻撃の指示を出す。エレキフィールドで威力を増したダイサンダーがギギギアルに命中する。火事場の馬鹿力なのか、それとも最後に力を振る絞った結果なのか、ギギギアルを一撃で戦闘不能にした。
「や、やったぞ! バイウールーもバチンウニも、お疲れ様なんだぞ!」
バトルが終わると同時に、勝負を勝ち抜いた二体のポケモンを労い、回復薬を与えるホップ。
「やはりいいですねぇ、ポケモン勝負は。それに、若者は……僅かな間に驚くほど成長する。本当に、貴方達には何度も驚かされますね」
ローズに勝利したため、エレベーターにランプが着く。再び乗り込めば次の階に進めるはずだ。
「負けた私が言うのも何ですが、ムゲンシステムはガラルの未来を照らす光です。そして、戸惑い迷う人達の道しるべにもなり得る、それを理解してなお、何故止めるのですか?」
その言葉に、マサルは答える。
「ムゲンシステムを否定するつもりはないし、凄い事だと思う。だけど、俺達はあぶない事をしようとしている友達を止めに来ただけなんだ」
ホップも同調する。
「ユウリに危ない目に逢って欲しくないだけだぞ!」
彼らの言葉に、虚を突かれ一瞬呆然となるローズ。
「もし、彼女がそれを拒んだら、どうします?」
ローズの意地悪な問いには、リンドウが答える。
「カレーでも食べて、出直しますよ。一日二日、いや一年でも十年待っても、上手くいくまで挑戦するまでです。一度や二度失敗したくらいで諦める理由がない」
その言葉に、ローズは深く頷いた。
「そうですね。貴方達なら彼女を止められるかも知れませんね」
読了ありがとうございました。
気付いたらホップのリベンジマッチになってました。
これ作ってて思ったんですが、バイウールー強いな!?
対物理なら要塞化する上に、S80で割と速めだからコットン積めば普通に完封出来るんですよねぇ。
この後は、ポケモンのデータなので気になる方のみどうぞ。
ローズのポケモン
シュバルゴ ♂
きへいポケモン
ガラル図鑑 No.274
特性:シェルアーマー
Lv:65
H:186 A:200 B:161 C:103 D:161 S:51
アイアンヘッド (対バイウールー)14~17 HP199→183
〃 〃 〃 HP183→167
ナットレイ ♂
とげたまポケモン
ガラル図鑑:No:190
特性:てつのとげ
Lv:65
H:191 A:147 B:195 C:95 D:175 S51
てつのとげ (対バイウールー) 24 HP167→143
ボディプレス 〃 19~23 HP143→122
てつのとげ 〃 24 HP122→98
ニャイキング ♀
バイキングポケモン
ガラル図鑑:No:183
特性」かたいツメ
Lv:65
H:186 A:168 B:155 C:90 D:103 S:90
ねこだまし (対バイウールー) 7~9 HP98→90
ダイオウドウ ♀ (キョダイマックス)
どうぞうポケモン
ガラル図鑑:No:303
特性:ちからずく
Lv:70
H:272(544) A:208 B:123 C:138 D:123 S:68
キョダイコウジン (対バイウールー)51~61 HP90→35
ダイアース 〃 〃 HP35→0
キョダイコウジン効果(対バチンウニ)21 HP164→143
〃 (対バチンウニ)180~212 HP286→86
ギギギアル
はぐるまポケモン
ガラル図鑑:No:115
特性:クリアボディ
Lv:65
H:173 A:155 B:174 C:116 D:135 S:142
ギアソーサー (対バチンウニ)36~44 HP86→42
〃 〃 〃 HP42→3
ホップのポケモン
バイウールー ♂
ひつじポケモン
ガラル図鑑:No:035
特性:もふもふ
Lv:69
H:199 A:136 B:164(246) C:109 D:150 S:147
コットンガード 防御三段階上昇
バディプレス (対シュバルゴ)102~120 HP186→76
〃 〃 〃 HP76→0
〃 (対ナットレイ)168~198 HP191→11
〃 〃 〃 HP11→0
〃 (対ニャイキング)210~248 HP186→0
〃 (対ダイオウドウ)264~312 HP544→274
〃 〃 〃 HP274→2
バチンウニ ♀
うにポケモン
ガラル図鑑:No.353
特性:ひらいしん
Lv:68
H:164(328) A:163 B:155 C:149 D:141 S:46
ダイサンダー (対ダイオウドウ)127~151 HP2→0
〃 (対ギギギアル)118~139(急所:177~208)HP173→0
個体値計算 ポケモン徹底攻略 様
ダメージ計算 VS SWSH 様