Black "k"night   作:3148

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ようやく、「」ウリさんの出番ですよ!

ここまで長かったなぁ……

もうちょっと、頑張ります!


ムゲン団編 第十六話

 ムゲンタワーを登り切り、屋上への道を四人が上がっていく。その頂上で「」ウリが待ち受けていた。

「良く来たね、ホップ。ここからバトルを見ていたけど……強くなってた。それで、ムゲンシステムについて、だったかな?」

彼女は普段のラフな格好ではなく、ムゲン団の総帥らしい、黒をモチーフとした衣装にマントを羽織っている。

「ムゲンダイマックスを必要とするムゲンシステムは、人体にどんな影響を与えるか分からない。場合によっては」

ソニアの言葉に、遮る様に「」ウリが言葉を発する。

「成長に異常をきたす可能性がある。肉体への異常な負荷の可能性があるから、他の病気の原因になるかもね。だけど、それがどうしたの?」

ソニアが危惧している事は、「」ウリも身を以て理解していた。

「それ以上に、ムゲンシステムを望む人達がムゲン団に集まってるの。貴方達も見てきたでしょ、無限の可能性に夢を見ている人を」

その言葉に、マサルが答える。

「ああ、だけどそれは幻想だ。叶うかもしれないって騙している詐欺と変わらない」

マサルの言葉に、「」ウリは正直に頷く。

「そうだね、だけどその嘘は本当に悪いことかな? その嘘が無ければ自殺してしまう程絶望した人達や、そのおかげで努力することを続けられている人達もいるの。その過程で別の希望を見つけられた人達にも、手厚い保護をしているしね。あと、ムゲンダイマックスについても、問題は解決しているわ」

「」ウリに対して、リンドウがバッヂを取り出して喋り出す。

「ムゲン団の持っているバッヂ。これでダイマックスエネルギーを発生させる時の負担を分担しているんだろ? センジュさんから聞いたよ。確かに、その方法ならユウリ個人に掛かる負担はかなり軽くなるだろうな」

リンドウの手からバッヂを取り上げ、ホップは「」ウリと向き合う。

「俺達に、ムゲンシステムは必要ないんだ。だから、俺がユウリを止めるんだぞ!」

そう言ってモンスターボールを構えるホップ。その姿を見て、覚悟を決める様にモンスターボールを握りしめる「」ウリ。

「無限の力、永遠の支配、そんなものに興味なんて無い。私達が求めるのは夢幻、過ぎ去ったあの日々。未来に歩き出す為に必要な過去を守る為に、邪魔をするなら……容赦はしない!」

ムゲン団の首領、「」ウリが勝負を仕掛けてきた。

 

 「」ウリがモンスターボールを構えた瞬間、ムゲンタワーの空気が変わる。それを察知したのか、ホップとマサルのモンスターボールからザシアンとザマゼンダが現れる。

「……来るぞ!」

ムゲン団のバッヂが震えだし、共鳴する。赤い光の柱がムゲンタワーから上空に伸び、上昇気流が「」ウリのマントをたなびかせる。

「ムゲンダイナァァァァァアアア!!」

赤い光が差し込む黒い雲の中から、巨大な五指にも似た竜が現れる。

「ホップ!」

「分かってるんだぞ!」

マサルがタルップルをホップがカビゴンを繰り出した。

「ウォォォオオオオ」

ノーマルタイプ とおぼえ

ザシアンが高らかに吠える。その声が、ホップとマサルのポケモン達を力づける。

「ムゲンダイナ、あの二匹を先に片付けるのっ!」

ムゲンダイマックスしたムゲンダイナが技を放つ。

ほのおタイプ ダイバーン

ほのおタイプ かえんほうしゃ

時間差で繰り出されるのは、炎タイプの技、つまりはザシアンとザマゼンダの弱点だ。

「……ばっちり弱点を把握してるんだな」

まるで日差しが強い砂漠の様な熱気にさらされて、ホップが呟く。

「ザマゼンダ、ありがとうな」

エスパータイプ ひかりのかべ

一手先にザマゼンダがひかりのかべを作り出していたので、一撃で倒れることはなかった。

「……ちっ、まだ倒れないの」

舌打ちをする「」ウリ。それでも、二匹に集中しているムゲンダイナにカビゴンとタルップルが攻撃をしかける。

「タルップル、げきりんだ!」

「カビゴン、十万ばりき!」

ドラゴンタイプ げきりん

タルップルの温和そうな見た目とは裏腹に、逆鱗に触れた龍の様に暴れるタルップル。

じめんタイプ 10まんばりき

まるでバンバドロの様に地面から得られるエネルギーを余すこと無くムゲンダイナへとぶつけるカビゴン。技の相性が良いこともあって、無視できるダメージでは無いはずだが、「」ウリは二匹の伝説のポケモンの方が驚異だと判断した様だ。

「ムゲンダイナ、止めを!」

ムゲンダイナが再び炎タイプの技を繰り出そうとしているが、その前にザシアンとザマゼンダが動き出す。

はがねタイプ きょうじゅうざん

ザシアンの口にくわえた刀剣が、爆発的なエネルギーでまるで巨大化した様に輝く。その刃は、朽ちた剣の性質も合わさって、キョダイ化したポケモンに大きなダメージを与える。

はがねタイプ きょじゅうだん

ザマゼンダの盾にも似た鬣がより一層強固になり、まるで弾丸の様にムゲンダイナに突進する。きょじゅうざんと同様にキョダイ化したポケモンに対して、普通のポケモンよりも効率的にダメージを与える。

「グオオォオオォオォオ」

だが、二匹の攻撃を受けてもなお、その力は衰える様子はない。

「ザシアン!?」

「ザマゼンダ!?」

再び炎技を受けて、地に伏せる二体。命に別状はないだろうが、戦闘に復帰するのは難しそうだ。

「あとは任せて休んでくれ、いくぞカビゴン!」

カビゴンの10まんばりきが再びムゲンダイナを襲う。それとほぼ同時にタルップルの攻撃が当たるが、ムゲンダイナが力尽きる様子はない。

「……伝説のポケモンは、倒れたみたいだけど?」

「」ウリが凍て付く様な瞳がホップを貫く。

「まだだ、ザシアン達が頑張ってくれた分も、俺達は諦めないんだぞ!」

マサルもまだ、諦める気配は無い。

 

 「」ウリは冷静に、ムゲンダイナに指示を出す。

「タルップルにダイドラグーン、カビゴンにダイマックス砲」

タルップルはムゲンダイナの一撃で戦闘不能になるが、カビゴンは耐える。

「カビゴン、10まんばりきだ!」

ホップの声が響き、カビゴンがそれに答える。

「うん、やっぱりカビゴンの特殊耐久は高いね。ホップも弱点をしっかり理解してる」

マサルが倒れたタルップルをモンスターボールに戻し、ペリッパーを繰り出す。

「だけど、それでも本当に私に敵うかな?」

 

 




読了ありがとうございました。

あれ、GWに終わらせるって、誰か言ってなかったっけ(痴呆

正直に言うと、自分でも何で終わってないんだって感じです(笑

ここから先はポケモンのデータになりますので、見たい方のみどうぞ。

「」ウリ 手持ちポケモン
ムゲンダイナ(ムゲンダイマックス)
キョダイポケモン
ガラル図鑑:No.400
特性:プレッシャー
Lv:70
H:432(1298) A:152 B:377 C:245 D:376 S:208
ダイバーン   (対ザシアン) 138~163   HP230→80
かえんほうしゃ (対ザマゼンダ)100~118   HP230→120
ダイバーン   (対ザマゼンダ)114~135   HP120→0
かえんほうしゃ (対ザシアン~)93~163   HP80→0
ダイドラグーン (対タルップル)288~339   HP299→0
ダイマックス砲 (対カビゴン)81~96     HP316→220

マサル 手持ちポケモン
タルップル ♂
りんごじるポケモン
ガラル図鑑:No.207
特性:あついしぼう
Lv:70
H:299 A:189 B:138 C:166 D:138 S:68
げきりん   (対ムゲンダイナ)140~168   HP1298→1148
 〃         〃    〃     HP699→549

ホップ 手持ちポケモン
カビゴン ♂
いねむりポケモン
ガラル図鑑:No.261
特性:あついしぼう
Lv:68
H:316 A:175 B:114 C:114 D:175 S:66
10まんばりき (対ムゲンダイナ)68~80    HP1148→1073
   〃       〃    〃     HP549→474
   〃       〃    〃     HP474→400

ザシアン
つわものポケモン
ガラル図鑑:No.398
特性:ふとうのけん
Lv:70
H:230 A:264 B:187 C:138 D:187 S:233
とおぼえ 全員の攻撃 一段階アップ
きょじゅうざん  (対ムゲンダイナ)218~258 HP1073→839

ザマゼンダ
つわものポケモン
ガラル図鑑:No.399
特性:ふくつのたて
Lv:70
H:230 A:208 B:229 C:138 D:229 S:205
ひかりのかべ  相手からの特殊攻撃のダメージ減少(3/4 で計算)
きょじゅうだん (対ムゲンダイナ)128~152  HP1073→839



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