最近、何人目かのニンゲンが落ちてきた。落ちてきたニンゲンは全員、例外なくAsgore王に殺されている。そしてソウルを抜かれて……。オイラ達みたいなモンスターの為に利用させられる。
大昔にニンゲンとの戦争で多くのモンスターが犠牲となり、さらには地下に閉じ込められた。それに、王子を奪ったのだってニンゲンらしい。それを受けてオウサマはニンゲンを皆殺しにすると宣言した。だからこそニンゲンに恨みを向けるモンスターは多い。
けれど大半はその具体的な理由を知らず、またニンゲンの姿も知らない。弟だって例外じゃなく、その姿を知らない。……Papyrusの場合は恨みじゃなく、自分がロイヤルガードに入るために捕まえようとしているんだったか。最近じゃニンゲンとも仲良くなれるかもなんて考えてるらしいぜ?
「それ、ジブンに言ってどうするのさ」
目の前にいるぼろ布を被って体を一切晒さないヤツは呆れたと言わんばかりの態度だ。もっとも、顔すら隠されてるから気づけるのは長年の付き合い故ってトコだな。
フードのように加工された穴からは白色の炎が覗いている。けれどヤツはGrillbyのような炎のモンスターではない。覗いている炎はヤツの"ケツイ"を表すものだ。とはいえ、具体的な目的のないただの漠然としたソレらしいがな。
「いや? オイラの弟は最高にクールだろ? って話だ」
「………確かに君の弟は話を聞く限り相当にクールなモンスターみたいだね」
「だろ? だったらどうだ。ここはひとつオイラの家まで――」
来るか? とそう続けようとするがその前に手で遮られる。やっぱり、まだダメらしい。
仕方なしに肩をすくめてヤツの住むごみの山から下り、"近道"を使う。目を開けばそこは普段過ごしているオイラの部屋で……。
またオイラはヤツのことを考え始める。
「全く、スケルトンのオイラに骨の折れるほどに面倒なことを頼みやがる…」
ヤツは、ニンゲンだ。だからいつものようにオイラは話しかけて、ロイヤルガードに入ろうとしている弟の話をした。アイツはこれまでのニンゲンと違って強い気持ちを持っていなかった。
"お願いだ。
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真っ赤なソウルを持ったニンゲンが新しく落ちてきた。そのニンゲンがモンスターたちと友達になって、そしてその様子を見たヤツもついに重い腰を上げた。
これでようやくPapyrusにオイラの最高の友達を紹介できる。
「よぉ。こっちを向いて握手しな」
「いつかの焼き増しかい? 悪くない」
そういいながら振り返って勢いよくオイラの手をヤツは握る。SnowdinTownにブーブークッションの音が鳴り響く。
普段よりも音量が高く、不思議に思ってみればヤツの手からもオイラの持つそれと同じものが出てきた。
「ヘヘ。オマエさん、中々いいシュミしてるな」
「ヒヒヒ。オタクもそうだろ?」
二人して笑い、Friskが新しいSnowdinTownの住人に気付く。Papyrusが家から飛び出してきてオイラの隣を見て目を見開く。他のSnowdinTownの住人も、なんだなんだと集まってきて、気が付けば包囲網が出来ちまってる。
ここまで集まってきたら、逃げることもできないだろう。今更逃げ道をふさがれたことに気付いたヤツが慌て始める。それを見てもう一度笑い、フードを無理やり剥がす。
そうして周りの全員が新たなニンゲンの登場に驚く。これで本当に逃げ道はない。
「ヘヘ。紹介するぜ。こいつはオイラの友達…。いや、親友さ」
恨むから、と隣から聞こえた気がするが、オイラは聞く耳持たないからな。スケルトンだし。
少しすると諦めたようにそいつの自己紹介が始まる。
「ジブンは見ての通りニンゲンだけど…えっと、よろしく」
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そんなこんなで、Friskが落ちてきてくれたことによってモンスターたちは地下から解放され、ヤツは孤独から解放された。
解説…………させて?
ぼろ布
→ゴミ山で見つけた。きちゃない。
Genocideはどこ?
→次。To be continued.