戦姫絶唱シンフォギア〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜 作:立花オルガ
来年こそは必ず出しますので!許して下さい!
それでは本編どうぞ!
あの騒動の翌日、オガワさんが敵の居所に関する情報を得たことにより、そこへ夜、突入することになった。
夜になった理由は、ヒビキ達は普段は学生生活を送っているからだと聞いた。この世界における修剣士学園のようなものなのかな…
僕は学園に残してきたティーゼとの最後の会話を思い出していた。
〜〜〜
『ユージオ先輩!ユージオ先輩…ごめんなさい。私の…私のせいで!』『違うよ…違うんだ。ティーゼは悪くない。君は友達のために正しい事をしたんだ。こうなったのは全部僕のせいだ…ティーゼが謝ることなんて何もないんだ…』
『今度は…私がユージオ先輩を助けます!私頑張ってきっと整合騎士になって先輩を助けに行きますから!』
〜〜〜
別れもしっかり言えず、ここへ来てしまったなぁ。
そういえば、アリスと再会したのもこの時、だったな…
〜〜〜
『アリス…君なのか…?』
『言動には気をつけなさい。私にはお前達の天命を7割まで奪う権利があります。次に許可なく触れようとしたらその手を切り落とします』
『なぁ…あの騎士はお前の探してたアリスなのか?』
〜〜〜
…思えば、最悪の再会だったな…その後、記憶を消されていたことが分かったからアリスは悪くないことが分かったんだけど…
キリトとアリス…無事かな…
♪♪♪
その夜
オガワさんが掴んだ情報を元に敵のいる場所にやってきた。見たところ何かの施設だった跡みたいだ。
周囲の警戒を怠らずに進んでいくと、
「なんか、空気が重くなってきましたね…」
「ユージオ、気をつけろ」
「了解、ツバサ」
「…おっと、ずいぶん早い出迎えだぞ」
ノイズが数体近づいてくるのが見えた。
ヒビキ、ツバサ、クリスはそれぞれシンフォギアを身に纏い、僕は剣を抜いた。
先陣をきったのはクリスだ。持っていた弓を変形させ、そこから放たれる弾でノイズ達を一掃した。
BILLION MAIDEN
しかし、次々に現れてくる。という事は…
「次々に出てくる…!これは…!」
「ビンゴだな!こいつらは制御されてやがる!」
襲いかかるノイズ達を次々に倒していくが、みんなの様子がおかしい。
「みんな、どうしたんだ⁉︎」
「分からない…でも、いつもよりかパワーが落ちてる気がするっ!」
みんなもう息をあげてる…一体どうしたんだ⁉︎
「フジタカさん!そちらから何か分かりますか⁉︎」
「こちらで全員のバイタルチェックを行なっていますが…三人の適合係数が急激に低下しています!このままでは戦闘継続は不可能になります!」
「…っ!そんなっ!」
こうなったら、広範囲のソードスキルで一気に倒すしかない!
僕は剣を逆手に持ち替え、前方へ飛び、地面に剣を突き立てて衝撃を広げた
ライトニング・フォール
これで周りにいたノイズは全て片付いたはず…
「ユージオ君!後ろ!」
「くっ…!」
ヒビキの呼びかけなんとか対応できたが…
「今の…攻撃を与えても炭化しなかった…」
「どうして…まさか、ノイズじゃない…⁉︎」
「じゃああの化け物は一体何なんだよ⁉︎」
例えるならそう、ダークテリトリーの化け物のようだった。体は灰色で、体には赤い筋がある。大きさは元いた世界にいた普通の魔物と変わらない大きさだった。
そんな中、誰かが拍手をする音が聞こえてきた。
その音がする方を向いた途端、僕は驚いた。
なぜなら、あの爆発に巻き込まれたはずのウェル博士がいたからだ。
「やはり、完全聖遺物とでもなると喰らうのも一筋縄ではいかないですねぇ」
「お前っ!最初から杖を奪っていたのか!」
「ええ、そうですよ!いずれ私は英雄となる!そんな僕にこそソロモンの杖はふさわしく思いませんか!」
「思うかよっ!…っあああ!」
クリスは弾丸を放ったが、直後苦しみ始めた。
「ウェッヘッヘッヘッ!ここには…ウヒィ!あらかじめ適合係数を下げる霧を撒いておきましたからね…ヒィッ!大きな技はそう簡単に打てませんよ!」
ウェル博士は怯えながらも話し続けた。
僕はノイズを切り裂きながらも、ノイズが運んでいるケージに入った化物を追いかけた。
「くっ…!逃がさないっ!」
高い所にケージがいったので近くの足場を渡りながらようやくケージにたどり着いた瞬間、何者かがケージを掴み、弾き飛ばされた。そして、その人物は突如空にあいた光の前に立った。人の正体はマリアさんだった。
ウェル博士はマリアさんに近づき、こう話した。
「時間ぴったりですねぇ…フィーネ」
「フィーネ…だとっ!」
「終わりを意味する名は、我々組織の象徴であり、彼女の二つ名でもある…」
「…っ!じゃあ、あの人が!」
「ええ!彼女こそが!再誕したフィーネなのですよ!」
フィーネ…確か、僕がここに来る前にヒビキ達が倒した人って聞いたけど…何で生きてるんだ…?
いや…今再誕とか言ってたからもしかして生まれ変わりなのか…!
「さて、私達はここまでですねっ…!」
「それを渡して貰います!」
ガキンッ!
剣を振り、博士の手からケージを離させようとしたがマリアさんが槍で受け止めた。
「悪いけどこれを渡すわけにはいかないわ!」
「くっ…!」
攻撃を受け止めるのに必死になり目を離した次の瞬間、博士とゲージが消えた。
僕は剣を振るい、マリアさんは槍を振るって互いに一歩もひかない状況になっていたが、突然マリアが顔を歪め後ろに引いた。
「くっ!時限式じゃ、ここまでなの!」
その瞬間、風が吹き荒れ、マリアさんは飛び上がり見えない何かに捕まった。
上を見てみるといつの間にか大きな飛行物体(後で聞いたけど、ヘリというらしい)が現れていた。そこから垂らされたロープをいつの間にかヒビキ達と戦っていたあの時の女の子二人とマリアさんが掴み、回収されていく。
(ここで逃せば…!)
僕は集中力を高め、ヴォーパルストライクの構えを取りキリトがチュデルキンを倒したように剣先のエネルギーを飛ばそうとしたが…
「…あれ?いないっ⁉︎」
飛行物体はいつのまにか消えていた。
『反応、完全消失しました!』
通信からもそう聞こえてきた。
後ろを向いてみると、どうやらクリスも攻撃をしようとしていたらしく、クリスの叫びが虚しく響く。
「クソッ!ソロモンの杖を…!返せっ…」
♪♪♪
基地へ帰ると、暗い雰囲気で包まれていた。…やっぱりフィーネさんのことで結構ショックを受けてるみたいだ…
と言いつつ僕はまだフィーネさんのことをよく知らない…
「…ゲンジュウロウさん、フィーネさんってどんな人だったのですか?」
「…了子君の事か、少し場所を変えよう。少し長くなるがいいか?」
「はい、今の僕にできることはみんなのことを知る事だから…」
その後、フィーネさん…ここでは了子さんとして過ごしていたらしい…は自身の子孫に特定の歌の反応が起こった際に自分の人格が目覚める様にし、様々な時代に現れたが、どの時代でも目的はある人への思いを伝えるため月を破壊することだった。今の時代にそれを可能できるまでに計画を進めたが、前に聞いたように三ヶ月ほど前にヒビキ達三人によって阻止され、最後に月の一部を破壊し消滅した…という事を聞いた。
「…以上がフィーネもとい了子君に関することだ」
「ありがとうございます、これで少しみんなのことを理解できる気がしました。」
「そうか…なら良かった」
「いえいえ、僕が忙しいのに話をしてもらった身なので…」
「あ、そうだ忘れていたが今度、あの3人の学校でイベントがあるんだ。君にはここに来てからずっと働いてもらってばかりだからな…そこでちょっと羽を伸ばしてこい!」
「え…僕がいなくて大丈夫ですか?」
「大丈夫だ!安心しろ!だから、思いっきり戦いの事は忘れて楽しんでこい!」
そういってゲンジュウロウさんは親指を立てて笑った。
「分かりました!ではありがたくお休みをもらいます!」
そう言って、僕は現在借りている居住スペースへ戻った。
to be continued…
切ちゃんと調ちゃんの扱い雑ですんません…後、ユージオとの掛け合いが少なすぎましたね…次回はしっかりやりますのでお楽しみに!
次回「秋桜祭」