一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
厳さんが頼りになり過ぎる事を再認識した後、厳さんお手製の業火野菜炒め定食を食べ、キチンと支払いをして店舗エリアから弾の部屋へ移動する
弾の部屋に入ると、男子中学生の部屋というより
「誰からやる?」
とコントローラーを持って尋ねてきたので
「俺は後でもいいや」
「私も後でいいよ?」
「んじゃ、俺が・・・今日こそ弾に黒星をつけてやるぜ」
「数馬が勝てるかなぁ?」
弾はニヤリと笑みを浮かべながら、なんかやる気に溢れる数馬にコントローラーを渡しながら言う
まぁ、これまでの戦績からだと間違いなく弾が勝ちそうだ、うん
そんな訳で、弾と数馬の対戦を眺めつつ本棚から買ってに適当な漫画を取りだし読み始める、これもいつもの事だから弾は気付いても特に反応せずに数馬を圧倒している
うん、なんで余所見してて余裕で格ゲーで勝てるんだ?コイツ、マジで
とか考えていると、開けっ放しになっていたドアの前を弾と良く似た赤毛の少女が通り過ぎて数秒後にドアの前へ戻ってきて
「リクさん、こんにちわ」
「おっす蘭、久しぶり?」
ほんと弾と良く似ている弾の妹の蘭が
「今日入学式だったのか?」
「はい、さっき帰ってきたんですよ」
俺の質問に軽く笑みながら蘭は答え
「ところで一夏さんがいないみたいですが、何か用事があったんですか?」
大抵一緒に行動している一夏(男)の姿がない事を疑問に思ったようで首を傾げて尋ねて来たので、一度一夏の方を向きアイコンタクトと取り頷いたので頷き返して
「コイツが一夏だ、この前のモンドグロッソが有ったろ? そん時に誘拐されて、なんかヤバい薬を投薬さてた結果らしい」
と説明するが、蘭は厳さんと同じ様に怪訝そうな表情をする
そりゃそうだよな、冗談としか思わないわ普通、とか思いつつどう信じて貰おうか考える
蘭とは言う程付き合いが長い訳でもないから一夏と蘭しか知らない事象があるとも思えないしなぁ・・・
「蘭、その娘は一夏だよ」
「・・・お兄がそう言うなら」
弾が数馬を蹂躙しながら蘭へというと、蘭は頷き言う
蘭って弾の言葉なら、すんなり納得するんだなって言うか、仲良いよなぁこいつ等
「一夏さん、困った事が有れば相談してくださいね?鈴さんだけでは手に負えない事も有るでしょうし」
「うん、ありがとう蘭。その時はよろしくね?」
フンスと若干ドヤ顔気味で言う蘭に一夏はニコリと笑み言う、うーん・・・やっぱり見た目だけなら好みなんだよなぁコイツ
あぁ・・・俺はもうダメかも知れない、いやマジで
「勝てねぇぇぇ・・・」
勝手に軽く敗北感を感じていると弾に蹂躙され過ぎた数馬が叫ぶ様に言いながら後ろに倒れる、心が折れたようだ、可哀想に(笑)
「それじゃ少し休憩・・・蘭? 一夏を連行」
「はいな」
「え?」
弾の言葉に一夏が反応するより先に蘭は一夏をお米様抱っこして弾の部屋から出てゆき、弾もニッコニコしながら蘭の後を追って部屋を出て行って俺と数馬が取り残された
「えぇぇ・・・・」
「相変わらず見た目からは想像出来ない力の持ち主だよなぁ~」
戸惑う俺を無視して数馬は暢気に床に寝ころびながら言う、そういや数馬って弾とは小学校からの付き合いなんだっけ?
「弾には劣るけど蘭の蹴りは痛いぞぉ~?マジで痛い」
「なんで蹴られたんだよ?練習?」
「弾はスパーリングだけど蘭のは・・・まぁちょっと怒らせてしまって、な?」
おいおい割と温厚な方の蘭を怒らせるって何したんだよ数馬、とか思いつつコイツの事だから何か良からぬ事をしたんだろう、と勝手に結論づける
にしても、なんで弾は一夏を回収していったんだ?わざわざ蘭に命じて、方向的に蘭の部屋に連行してったし・・・
うーん・・・分からん
お待たせしました
PC執筆になかなか慣れない今日この頃、ひとまず目標1500文字程度でPC執筆に慣れていきたいと思います