一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
ハイテンションで声高々に発進したウミに続きゲットマシンを発進させて基地を出ると、皮肉かってぐらいの青空が広がっていて、あー休日って良いなぁと感じる
「さてと、発進した訳だが・・・この後は?」
「わかんなーい」
「・・・くる」
空気を読んだ様にレーダーにアンノウンが表示される、ウミも大概だがソラの第六感も鋭いな
「よし、多分 敵だろうけどタイプが分からないから慎重にな」
「はーい」
「了解」
相変わらず分かってるのか分からない軽い返事を返すソラと短い返事しかしないウミの返事に少し不安を感じつつ目視可能距離まで近づく
「あー・・・蟲タイプ、か? 」
「じゃぁ、敵だね! 行っくよ〜、チェーンジ ゲッター1!!」
「合わせる」
「だから、人の話を聞けと・・・」
無邪気に声高らかに告げるウミに合わせて合体をしインセクターと対峙する
どうして、この妹達は俺の言う事を聞いてくれないんだろうか、いやまぁ悪さはしないんだけどさ?
「正直、インセクターとの戦闘知識はないから完全初見だ、だから慎重にな」
「大丈夫だよ お兄ちゃん、勇気が有れば! 勇者とは勇気ある者の事なのだから!」
「それ作品違うぞ」
「はえ?」
「ソラは可愛い、可愛いは正義、だから大丈夫」
「本当ブレないな、お前」
素で知識が混ざっているソラへよく分からないフォローをするウミに呆れていると、観察に飽きたソラがゲッター1を急発進させインセクターへ近寄る
「っっだから、慎重にって言ってるだろソラ」
「大丈夫、見えてるから」
「そう言う問題じゃないんだけどな」
「ソラ、好きにすると良い。私が合わせる」
「わーい」
「話を聞けってば」
「ダブルトマホーク!!」
我が妹2人は
俺がゼノンパラドキサを発動させてようやく回避して行けるレベルの攻撃を素で見て回避している末妹のポテンシャルに末恐ろしさを感じつつ、操縦桿を握り締め襲ってくるGを耐える
正直に言おう、結構ヤバいGだ
過去の事故で束さんに改造され強化された俺でもキツいGをソラはキャッキャしながらインセクターとの戦闘をしているのだ、いくらサイバースペースの中とはいえ、今回は身体機能の設定は現実と同じの筈だから、ソラもウミも同じ状態の筈なのだが、ソラは無邪気にキャッキャしてる
これは将来有望だな、ほんと
ちなみにウミも少々堪える様で少ない口数が更に減って全く喋らない
「ん〜攻撃のパターンも見飽きたし、そろそろ倒しちゃうね?」
「・・・舐めプしてんのか、恐ろしい」
「ソラはかわいい、だから正義」
「何を言ってるんだ? お前は」
「ゲッタービーム!」
やはり少々シスコンを拗らせている様に思えるウミの言葉にツッコミを入れている俺を他所にソラはインセクターに止めをさし、インセクターが爆発四散し、一息つく事ができる
「あまり攻撃パターンなかったなぁ〜」
「お前、余裕そうだな」
「うん、楽しかった。次はもっと強いと嬉しいな」
「・・・それは勘弁だ、身体が持たん」
「誠に遺憾ながら兄さんに同意せざる得ない」
「えぇ〜そんなぁ〜」
珍しくウミが俺の味方をした事でソラが情け無い声でクレームを言うが一旦スルーする
今日の教訓は、ゲッターに乗る時は次からは身体機能を強化しておく事だ。またはGキャンセルをしてもらうか、だな
本当、身体が持たない。サイバースペースでは死なないが苦痛は感じるので、ただの拷問のソレになりかねない
下手に気絶したら強制ログアウトするかも知れないし、なんとも言えない
とにかくゲッターは、もう こりごり なのでソラを説得して身体に優しいゲームに移る事にしよう、うん
お兄ちゃんしてるリクなのであったw