一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
一夏ちゃん視点
弾の一声により蘭に抱え上げられ蘭の部屋の前を通り奥の部屋に運ばれ俺は何が起こったのかがよく分かっていない
そんな感じで混乱していると蘭は部屋の真ん中に俺を下ろして弾を見てので、俺も弾を見ると
「それじゃ、リクを誘惑する為に服を選ぼうか」
と弾はニコニコ・・・いやキラキラして言う、弾って自分を着飾るのも好きだけど、人を着飾るのも好きなんだよなぁ
とか思いつつ扉の方をチラ見すると蘭が立っていて簡単には部屋を出ることが出来なさそうだ・・・まぁ逃げる必要はないんだけども
「さてさて、今の一夏にはドレがいいかなぁ・・・」
弾は俺の返事を聞かずに部屋一面にある服を眺めながら選び始める、俺の見た体感で100着ぐらいありそうだ
「んん~・・・リクは清楚系が好みだから・・・」
服を手に取り唸りながら眺めて独り言を呟く、弾の頭の中では今最適解を求めて高速で思考がされているのだろう、多分
「こうなったお兄は周り見えなくなりますからね、暫くは反応しませんね」
「う、うん・・・知ってるよ?うん」
蘭は軽く肩を竦めていうので答えると
「本気でリクさんを落とす覚悟をしたんですか?」
「うん、千冬姉には悪いけど人目を気にせずにリクを狙えるようになったからな」
ヤレヤレ感を出して肩と竦めていた蘭が真剣な表情になり俺へ尋ねて来たので答える
ホント千冬姉には悪いと思っている、俺が誘拐されたせいでモンドグロッソ2連覇の可能性を潰してしまったし、千冬姉の選手生活を終わらせてしまった
まぁそもそも、そろそろ引退して後進教育をする教育者になるつもりだったらしいのだが
で、少しショックだったのは本当は妹が欲しかったと言われた事だけど、今なら少し気持ちがわかる気もする・・・多分
「そうですか、なら私も微力ながら協力しますね?」
「ありがとう、蘭」
蘭はニッコリと笑みそう言ってくれたので、俺も笑んで返すと
「さて一夏さん、リクさんの好みは知っていますね?」
「ん?うん、清楚系のお嬢様みたいな人だろ?」
「喋り方、元に戻ってますよ?」
唐突な蘭の質問に首を傾げつつ答えると蘭は笑顔で圧を掛けてくる、あれ?俺トレーニングの事を蘭に話したっけ?と疑問を抱いていると
「意識して喋り方を矯正しているのは予想できますよ、お兄の部屋で話した時、いつもと話し方が違いましたし? 一夏さんがリクさんを落とす為に お兄や鈴さんがトレーニングをしない筈ありませんから」
と蘭は何とも適格に言い当てる、すごいな蘭・・・とか考えていると弾が俺達の方を向き
「一夏、お着換えの時間だ」
弾は目をキラキラさせてサムズアップしていってくる、これは間違いなく逃げられない、まぁ逃げないけど
「それじゃぁ、まずは制服を脱いでもらって、このハンガーにかけてね?皺になったら面倒だから、それじゃ蘭あとはよろしく」
「まかせて、お兄」
弾は俺にハンガーと選別した服を渡した後、蘭に告げ部屋を出ていく、弾なりの気遣いの様だ
「それじゃ一夏さん、制服を脱いでください」
「なんか怖いよ蘭」
と蘭が手をワキワキさせながら言いジリジリ距離を詰めて来たので少し後退りながら言う
「あはは、冗談ですよ。さ、早く着替えてリクさん攻略しに行きましょう?」
「そ、そうだね」
蘭はクスクスと笑い言いテキパキと俺の着替えの手伝いを始める、なんでか凄く手馴れてる感がする、うん
着替え終えたら透かさずにドレッサーの前に座らされて髪をセットされる、やっぱり手際が良い、俺と違って女子歴が長いからだろうか?多分
「よし完成、ささ攻略開始です」
「う、うん」
なんか蘭も弾みたいにノリノで戸惑うし、いざリクに見せるとなると何でか緊張してきて足が進まない、そんな俺を蘭は再び抱きかかえて輸送し弾の部屋で下し
「どうですか、リクさん」
「お?おう、良いと思うぞ?うん」
とそんな声を聴きながら俺は色々と我慢する、リクの好みは清楚系 慎ましい方が良い
今は我慢だ、嬉しい過ぎてもうたまらん、我慢だ 織斑一夏
お待たせしました
一夏ちゃん、こんなでいいっすかね?w