一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
続一夏ちゃん視点
そんなこんな1人で煩悩と戦っていると
「カズ君、ちょっと来て」
「なんだよ?」
蘭は数馬を呼び自室へ連行していく、なんだろう? と言うか弾はどこ行ったんだ?なんで部屋の主がいないんだ、そして今俺をリクと二人きりにしないでくれ、煩悩が爆発してリクを押し倒しそうなんだから、さ!!
こういう時は深呼吸して素数を数えると良いって束さんが言ってたぞ、よし・・・深呼吸して・・・素数ってなんだ?
と、こんな感じで内心荒ぶっていると
「大丈夫か?」
「う、うん、大丈夫・・・大丈夫」
リクが俺の様子がおかしい事に気付いて尋ねて来たので答え、幸せをかみしめる
あぁ、俺は幸せだ。両親は他界していて肉親は実姉が1人、誘拐されて性転換したけど、俺は好きになった人と同じ時を生きている
これ以上の幸せは中々ないんじゃないだろうか?
「無理するなよ?なにせ慣れない事ばっかりだろ?」
「ありがと、でも本当に大丈夫だから」
リクは軽く心配そうな表情で言ってきたので、微笑んで答え
「それはそうと、弾は?」
「弾?あー・・・なんか少し前に下に行ったっきり戻ってきてないな・・・」
俺の質問にリクは首を傾げて言う、弾が下に行ったのが俺が着替え始めた直後と仮定すると、髪のセットも含めて結構な時間が経ってしまっている筈なので、少し用と済ませる程度なら時間が掛かり過ぎている、となると
「厳さんに用事を頼まれた、のかな?」
「あぁー・・・そうかもな、うん」
そんな感じで結論づけていると
「ふぅ・・・あ、一夏 着替え終わったんだ?うんうん似合ってるよ、流石は俺」
なんか一仕事終えた雰囲気の弾が戻ってきて俺を見て自画自賛する、まぁ間違った事言ってないんだけどね?うん
「それじゃ、二人でデートにでも行ってきてよ?」
「なんなんだ?唐突に」
「えっっ!?」
弾は本当にニッコリと笑み言いリクは怪訝そうに返事をし、俺は驚いて返答が出来ないでいると
「ほら折角一夏を着飾った訳だしさ?勿体ないじゃん?」
と弾はより一層ニコニコと笑みを浮かべサムズアップしていう
「まぁ時間もそんな無いから遠出は出来ないけど、少しは良いんじゃないかな?」
「・・・しゃぁねぇか」
ニコニコしたまま弾がリクの傍により何かを耳打ちをしてリクが何かを悟った様な表情になり呟き
「行くぞ、一夏」
「え?あ、あぁ・・・うん」
リクは立ち上がり手を差し出してきたので軽く邪念と戦いながらリクの手を取る、やべ俺やっぱり幸せだわ、もう天にも昇る気分だ
「それじゃ、楽しんできなね~? あぁ制服と荷物は気にしないで良い、後で数馬とリクん家に運んでおくから、さ」
「おぅ、頼んだぞ?弾」
「え?あ、ありがとう?」
なんかお母さんみたいなオーラを纏い始めた弾にリクはそう言い俺の手を引き弾の横を通り廊下に出る
「お?蘭の言った通りか、楽しんで来いよ~」
「リクさん、一夏さんは美少女なんですからキチンと守ってくださいね?」
丁度蘭の部屋から出てきた数馬と蘭が、それぞれ言いたい事を言う
確かに男だった時以上に千冬姉に似た顔になったけど、俺ってそんなに美少女なんだろうか?自分的には普通だと思っているんだけど・・・あとこう美少女、美少女と褒められると訳もなく照れて恥ずかしくなってくる
「分かってるって、一夏は蘭みたいに暴漢を胴回し回転蹴りで無力化できないからな、まぁ俺も出来ないけど」
「なんです?今度教えましょうか?喜んでその身体に教えてあげますよ?」
「リク、やめとけ。マジで痛いぞ?蘭の胴回し回転蹴り」
「カズ君、後で組手ね?」
リクの言葉に蘭はニッコリ笑み言うが、琴線に触れたのか笑顔が怖いな・・・あと数馬は余計な事を言うから、ドンマイ
それはそれとして、俺も護身術を履修しておくべきかな?
お待たせいたしました
弾の一人称と蘭が数馬を呼ぶ時の呼び方は、ちょっと悩んでいる所で、もしかしたら後で変更するかも知れませ、特に弾の一人称
ご意見ありましたら、コメント等お待ちしております