一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
弾の指示の元に行ったデート擬きは予想通り弾達のお気に召さなかった様で、主に弾と蘭に かなり説教を食らってしまい軽くトラウマになりそうだ
弾の目にハイライトが無くって、その状態で滾々と刷り込む様に説教されるんだ、マジでトラウマものだった
まぁそんな事が起きようと時が止まる事は無く約1週間が経ち、体力テストの日がやってきた
「体力テストか・・・めんどうくさい」
「普通の座学よりはマシじゃね?」
俺が机の上に頬杖をつき呟くと数馬が俺の肩をポンポンと軽く叩きながら言う
「そうかもなぁ・・・」
数馬の言葉に、そうかも と納得する
なんか最近夢見が悪くて眠りが浅いのか、あんまり寝た気がしないんだよなぁ・・・困った
そんな事を考えながらカバンから体育着を取りだしつつ、新学期が始まってから何度目かの教室で着替え始めようとした一夏を鈴が連行して行き、クラスメイト女子が教室から居なくなったのを確認してから着替えを始める
体育着に着替えるだけなので大した時間はかからずに着替え終わり、某青セイバーみたいに髪を纏めた弾と数馬と共に体力テストの会場である体育館へ向かう
相変わらず器用だな、俺には真似できない。いやまぁ真似しないけど、そもそも髪の長さが足らないし・・・一夏も似合いそうだな、この髪型
そんなこんな邪念を抱きながら体育館に到着し中に入り適当な場所で弾達と軽く雑談をして時間を潰し先生の号令でクラス毎に整列し授業が始まる
「んじゃ授業を始めるぞ? 今日は午前全部使って体力テストをする、シャトルラン以外の項目は自由に回って良いが、四時間目にシャトルランを一斉にするので、それまでに全部回る様に、各項目には記録担当がいるから用紙を渡して記録をつけてもらう様に、それでは散開」
先生は軽く説明をした後、散る様に支持をだし体育館の外に出ていく、そういや外じゃないと出来ない項目もあったな、うん
「さてさて・・・どれから行くかな」
シャトルランは最後にするから除外するとして、面倒そうな奴から終わらせるかぁと決めて外で計測する項目を終わらせるために内履きから外履きに履き替えグラウンドに出る
「・・・晴れてるな」
雨よりはマシだが、やや寝不足で快晴の日差しがキツイと感じつつソフトボール投げの場所へ移動する
「リク、大丈夫?」
「おぅっっ・・・一夏か、ビックリした」
少しぼぉ~っとしていた様で後ろから一夏に声を掛けられるまで気付かず、思わずビックリしてしまった
鈴にセットされたのか教室から連行されて行った時と髪型が変わっている、連行前はハーフアップだったが、今は運動する事を考えて某艦隊をコレクトするゲームの電みたいに纏めて結ってアップスタイルでセットしてある、似合ってるな
「朝も聞いたけど、あんまり顔色良くないよ?」
「大丈夫だって、少し寝不足なだけだから」
「でもリクが、こうゆう時に大丈夫って言うけど、大丈夫じゃない事が多々あるから・・・」
俺の邪念を知らない一夏が、かなり心配そうな表情をして言うので説明をするが全く信じていない様だ、過去の行いのせいだな、多分
「そこまで向こう見ずでもねーよ、よっしゃやるか」
と一夏に言い俺は用紙を記録係に渡し、ソフトボール投げのサークルの中に入りソフトボールを手に持ち感触を確かめつつ考える、これって上投げだっけか?と
「なぁ一夏、ソフトボール投げって上投げだっけか?」
「え?あぁ、うん。そうだよ?」
「そっか、さんくー」
俺は一夏にお礼を言い今一度ソフトボールの感触を確かめて投げやすい位置を探り、しっくり来る位置で持ち全力で遠投する
「記録、24.89m」
「・・・パっとしない記録だなぁ」
計測係の申告を聞き何とも言えない気分になる、悪くもなく良くもない本当パッとしない記録だ
そんな感じで2投目も投げたが、2投目も変わらずパッとしない記録を叩き出し、何とも言えない気分になる
因みに一夏は、俺より良い記録を出していた、マジでコイツすげぇな
これは筋トレとかしなきゃな、あとで弾と数馬に相談しよう、もしもの時に一夏を守らないといけないしな
お待たせしました
*2月2日、一部加筆修正を行いました
*2月6日、一部加筆修正を行いました