一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい?   作:銭湯妖精 島風

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葉桜

 

 

 

寝不足が原因で貧血を起こし一夏に心配と鈴に オマコロ宣言をされてから約2週間が経ち春の陽気から夏の気配を感じ始める季節となり衣替えが行われた

 

 

冬用の黒いセーラー服も かなり似合っていた一夏は、中間期用の白の長袖セーラー服も似合っている

 

 

最近では束さんの手を借りずに髪のセットを自力で完遂出来るようになったので、相変わらず飲み込みが早い様だ

 

 

簡単なセットなら俺もウミとソラのをしていたから出来るが、流石にハーフアップや編み込み系は無理だ、ほんと一夏はってか世の中の女子はすごいと思う、マジすげぇ

 

 

 

「いてぇ・・・」

 

 

「リクさん、もう終わりですか?まだ始めて10分ぐらいしか経ってませんよ?」

 

 

俺は仰向けに倒れ蘭の声を聴きながら、そろそろ現実逃避を辞めようと決意し立ち上がり防具がズレていないか確認する

 

 

 

「まだまだ行ける」

 

 

「そうで無ければ困ります」

 

 

俺は緩く構えている蘭を視界に納め距離を測りながら近づく

 

 

さて、なんでこんな事をしているかと言えば、弾伝手で俺が無理して一夏に心配をかけた事が蘭の耳に入って俺が蘭に護身術として色々使えそうな技とかを教えて貰う為に蘭と組手をしている

 

 

因みに相手が鈴ではなく蘭なのは鈴だと素人(おれ)に使ってはいけない技を使い殺しかねない、という弾の判断だ

 

 

その事が不満だったのか俺の代わりに組手の相手をした数馬を八極拳の肘撃(ちゅうげき)で吹っ飛ばしていたので弾の判断は正しかったと思う

 

 

そんな訳で俺は深呼吸をして蘭を見据える、当たり前だが隙が無い流石は全国大会常勝者だ

 

 

今後、俺に必要なのは誰にも負けない戦闘力ではなく一夏と俺自身が死なずに出来るだけ無傷で障害から退避するスキル、または危機を察知し回避するスキルだ

 

 

だから、今やるべき事は目の前の強敵(らん)から隙を見つけるか、隙を作り出す方法を模索する事

 

 

「・・・まぁ言う程簡単じゃないわな」

 

 

「なんです?なんか言いました?」

 

 

瞬き(まばた)をしたタイミングで蘭は間合いを詰め右中段蹴りを放ってきたので必死に後ろへ跳ぶが蘭の左上段回し蹴りが右顔面にクリティカルヒットし意識がブレる、おいおい防具越しだぞマジかよ、とか思っている内に地面が起き上がってきて一夏の声が聞こえた瞬間、意識が途切れた

 

 

どれ位経ったか分からないが、なにやら柔らかい感触を後頭部に感じつつ目を開けると今日は緩く髪をおさげにした一夏が目に映り、相変わらず見た目は好みだなと思い少し一夏を観察しておくと俺の視線に気づいたのか一夏が俺を見下ろし

 

 

「あ、起きた?大丈夫?」

 

 

「あぁ・・・なんとか」

 

 

なんか嬉しそうな一夏に答え身体を起こし一夏の方を向くと少し不満そうな表情をしていたが敢えてスルーする事にしよう

 

 

と言うか、一夏は何で俺に膝枕してんだ?重いだろうに・・・

 

 

「ほんとに大丈夫?まだ寝てて良いんだよ?」

 

 

「い、いや、もう大丈夫、うん」

 

そう言い一夏は自身の脚をポンポンと叩きながら言う、見た目は大変好みなので、とても魅力的だがこのままでは外堀が埋まりきって真っ平になりそうなので誘惑に打ち勝ち、言うと一夏は更に不満そうな表情をする

 

 

それを見ていて、コイツがこう言う表情をするのは珍しいっていうか、こう言う表情もする様になったんだなぁと思う

 

 

「ほんとに大丈夫?この前の前科が有るからイマイチ信用出来ないんだけど?」

 

 

「・・・それは痛い所を突いてくるなぁ」

 

 

「よし、なら、はい、寝て」

 

 

おっとコレは強制イベントだったようだ、回避できないわ。俺は一夏との交渉?に負け、再び一夏の膝枕を享受する

 

 

あぁ・・・中身が一夏じゃなければ惚れては俺、こんな美少女が こんなに甲斐甲斐しく世話してくれたら間違いなく落ちる、これすなわち必然・・・中身が一夏でなければな、うん

 

 

まぁそもそも一夏じゃなかったら、俺にこんなに甲斐甲斐しく世話しないだろうけどな、うん

 

 

二律背反って奴か、多分使い方間違ってるけど

 

 

 

 

 







お待たせしました


数馬の扱いが、やや雑でスマナイw

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