一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
蘭の回し蹴りによって起こった一夏による強制膝枕イベントが有ったり、これまで我が家に同居して、一夏に女子化トレーニングを施していた束さんが『仕事が溜まってるから、そろそろ一回戻らないと』と残念そうな表情をして我が家を旅立って行った
そんなゴールデンウイークが明けた今日この頃、いつもの様に一緒に登校し下駄箱を開けた一夏が珍しくあからさまに眉を寄せて不愉快そうな表情をしているのが見え、ほんと珍しいなと感じる
約
「どーしたよ」
「・・・これ」
とりあえず一夏の異変に気付いたので尋ねると、一夏は2つの封筒を俺に見せて来たので
「ふぅん、なるほど・・・ここで開ける訳にもいかないし、教室に行こうぜ」
「・・・うん」
封筒の中身を察して俺は一夏に言い、一夏と共に教室へと向かいながら、とうとう
実は、そろそろ来るんじゃないか?とは思ってはいたんだ、新学期が始まって約1ヵ月が経ち、新入生も新しい生活に慣れてきただろうし、こんな美少女が目立たない訳がないし、一夏は性格の最良の部類に入る
そんな聖人君子みたいな美少女へチャレンジするなって方が理不尽だろう、多分
まぁ・・・一夏本人が、それを迷惑と思うかは別の話な訳だけども
そんなこんな少し憂鬱そうな一夏と共に教室へ入りクラスメイトに適当に挨拶をしつつカバンを机にかけてから時計を見て、まだ時間に余裕がある事を確認してから一夏の横に移動し
「教室で開けるか?」
「ん~・・・流石に差出人に悪い気もするし
小声で尋ねると一夏は少し困った様な表情で言う、人気のない所・・・か
HRが始まるまで約15分、内容次第ではHRの直後に呼び出してる可能性もあるから、さっさと確認するにこしたこと無いけど、なかなか難しいな・・・あ、俺が付きそう必様無いからトイレの個室でも問題ないのか、と結論付け
「トイレの個室で、パパっと読んできたらどうだ?」
「あぁ・・・そうだね、そうする」
俺の言葉に一夏は頷き2つの封筒をスカートのポケットにしまい、相変わらず少し憂鬱そうな表情で教室を出て行き、いつの間にか登校していた鈴が、その後を追っていく
鈴が居れば大丈夫だろう、多分
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一夏視点
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最近漸く一人称を私と言っても違和感を感じなくなってきた今日この頃、私は下駄箱に入っていた2つの封筒を見て、あぁ再開したなぁと感じ、断りに行かなきゃな と思いながら2つの封筒を手に持ち軽く宛先の部分を見て、思わず眉が寄るのを感じる
なぜなら、片方は普通のラブレターだけど、もう片方はラブレターに偽装したナニカだったからだ、そもそも偽装の方は紙にしては重量が有り過ぎるしバレバレだ
私に、
そんな感じの事を考えていると、リクに異変を悟られてしまい尋ねられたのでバレない様に2つの封筒を見せて説明して一旦教室を経由してからリクの提案でトイレの個室で開封する事にした
個室に入って通常ラブレターを読む、内容は まぁ在り来りのベタな感じだったが、本人なりに頑張ったんだなぁと思える字だった、まぁ断るんだけどね?
「さて・・・行きますか」
通常ラブレターをポケットにしまい、慎重に偽装ラブレターを開封して中身を確認すると中には大量のカミソリの刃と便箋が1枚入っていたので、ハンカチを左手に広げてその上にカミソリの刃を全部出してから便箋を取りだす
「さすがにカミソリに毒が塗ってあるとは思えないけど、抜き身だと危ないからなぁ・・・さてさて、どんな言葉が書かれてるかな?」
軽く独り言を呟きながら便箋へと目を通すが、おおよそ予想通り私への罵詈雑言と警告の文面が書かれていて、差出人の意中の相手はリクだった
弾や数馬なら、2人に相談して差出人を探し出してOHANASHIするだけで済ませるつもりだったけど、相手がリクなら話しは別だ、これはもう徹底抗戦する他ない、もちろんリクには秘密にしないといけない、心配かけたくないしね?
差出人、お前がそのつもりなら受けて立とうじゃないか。ここから戦争開始だ。私は10数年もの間、想っていたんだ、リクは誰にも渡さない
リクを幸せにするのは、この
おまたせ致しました
なんか知らん間に予定になかった事を書いてましたw
おっかしいなぁ、能天気ストレスフリーの筈がw