一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい?   作:銭湯妖精 島風

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水無月、休日の話

 

 

 

六月も半ばに差し掛かった今日この頃、もう真夏になりそうな日差しを感じつつ軽くリビングの掃除をしている

 

 

そう、今日は土曜日で休みだからな!とか誰向けか分からない事を何処かに投げかけつつクイックルワイパーでリビングの床を擦る、ホント便利だよなクイックルワイパーって

 

 

そんなこんなクイックルワイパーで床を擦っているとガガガとかバリバリとか如何にも工事中ですな音が聞こえ始める

 

 

「そういや、向井さん 実家の家業を継ぐとかで引っ越しして家売りに出してたっけ・・・もう買手ついたんだ、はえーな」

 

 

この辺りは、まぁまぁ立地が良いからソコソコ人気らしいといつだったか束さんが言ってたような気がする

 

 

さて向井さんとは、ウチの向かいに住んでいた家族の事だ、向かいに住んでる向井さん、とても覚えやすい名前だったな、うん

 

 

「んぅぅ・・・おはよう・・・りっくん・・・」

 

 

 

「おはよう束さん、コーヒー飲む?」

 

 

「うん、ありがとう」

 

 

いつものハイテンションがなりを潜めたローテンションの束さんがノッソノソをふらつきながら現れ俺に挨拶してきたので目覚ましにコーヒーを作るか聞き、返事を聞いてからコーヒーを淹れる

 

 

束さんの様子を見るに、昨日の夜戻ってきたばかりだから、まだ時差ボケが抜けてないか、また徹夜で仕事してたな、これ・・・と思いつつ座ってるのに軽く揺れてる束さんにコーヒーを渡し

 

 

「大丈夫?」

 

 

「んぅ~・・・大丈夫だよぉ?ちょっと仕事でイレギュラーが出て処理に時間かかっただけだからぁ」

 

 

ほにゃほにゃ と笑む束さんを見てホントか?と少し疑いつつも、コーヒーを飲んで意識が覚醒してきたのか少しシャキッとしてきたので、多分大丈夫だろうと、想う事にした

 

 

「あれ?そういえば、いーちゃんは?」

 

 

「一夏なら鈴に引きずられて授業で使う水着を買いに行ってる」

 

 

もうすぐプールの授業が始まるからと、鈴が気を利かせ一夏を強制的に連行していった、珍しく俺は留守番を命じられた訳だけど、なんでだろう?

 

 

 

「あぁ、もう六月だもんねぇ~プールの季節かぁ」

 

 

「そういうこと」

 

 

クイックルワイパーのシートを本体から外してゴミ箱に捨てコーヒーを飲んでいる束さんの方を向き

 

 

「昼どうする?」

 

 

「ん~・・・何がいいかなぁ」

 

 

束さんはマグカップをテーブルに置き腕を組んで考え始め、数秒後に

 

 

「久しぶりに瑞鳳のゴハンが食べたい」

 

 

「そういえば俺も最近行ってなかったし、行こうか。そんで夕飯の買い物に、その後行けば良いか」

 

 

「ふふ、りっくんとデートだねぇ」

 

 

いつもの調子になってきた束さんの戯言を適当に流しつつ出かける準備をし戸締りもキチンとしてから家を出てお向かいを見ると、昨日まで有った家が跡形もなくなっていて、なんかウサギのマークの入ったヘルメットをした人たちが、基礎工事か何かをしていた

 

 

そんなこんなウサギのマークが気になりつつも腕を組んできた束さんに瑞鳳に連行される、余程楽しみなんだろうな、うん

 

 

そんなウッキウキな束さんに連行されること十数分、瑞鳳(鈴の両親のお店)に到着したが、看板が支度中になっていた

 

 

「あれ?いつもなら開いてるけどな・・・なんか有ったのか?」

 

 

「・・・ん、おかしいね」

 

 

いつもなら開店している時間であるにも関わらず開店しておらず、そもそも土曜日は定休日でもないので、仮に臨時休業なら、その旨の張り紙が有ってもおかしくない

 

 

なのに、開店していないとなると・・・と俺と束さんは想っている訳だ

 

 

 

「ん?話し声?」

 

 

「聞こえるね?ん~と・・・病気がなんちゃらって聞こえる」

 

 

俺よりかなり耳のいい束さんが会話の内容を傍受し言う、病気か・・・これはかなり不味いのかもしれないな、マジで

 

 

あぁ・・・どうしたらいいんだ?俺達が解決できる事案でもなさそうなんだけど・・・

 

 

 

 

 





お待たせしました


2回連続で一夏ちゃんが出てこなくてスマナイ、多分次も出ない、すまない

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