一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい?   作:銭湯妖精 島風

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赤き飯の祝い

 

 

束さんによる交渉(ゲロ甘)により楽音さんとの契約が締結され瑞鳳は建前上は束さんのお店になった、建前上は

 

 

一先ず、楽音さんと美鈴さんの希望で鈴には楽音さんの病気の事とお店の事は秘密にする事に決まった、鈴が事の次第を知れば生涯を使い束さんの為だけに働きそうだからだ。これには束さんも了承した、束さんも『鈴ちゃんには幸せになって欲しいからね』と笑んでいた

 

 

さて、そんな俺が抱えられるギリギリの秘密を抱えながら土日を過ごした、週明けの月曜日の朝、程ほどに冴えない頭のまま顔を洗う為に洗面所へ行くと何やら話し声が聞こえ、今洗面所へ入るのは不味い気がして、一旦足を止めて聞き耳を立てる

 

 

「いやぁ~私の予想より少し早かったけど、これで いーちゃんも立派なレディーの仲間入りだね」

 

 

「そう・・・なのかな?でもお気に入りだったんだけどなぁ・・・これ」

 

 

と束さんと一夏の会話を盗み聞きしているのだけれど、何の話をしているかさっぱり分からない

 

 

一夏が立派なレディーの仲間入りして、なんでお気に入りが出てくるんだ?一夏の言い方的には汚れたか何かしたみたいだけど・・・分からん

 

 

と、まぁ考えても分からないし、いつまでも此処で盗み聞きしてる訳にも行かないので

 

 

「あー顔洗いたいんだけど、入って良い?」

 

 

「おや?りっくん?もう少し待ってねぇ今いーちゃんに服着せるから」

 

 

「お、おぉー」

 

 

束さん何で一夏を脱がしてんだろ?とか思ったが束さんの思考を理解しようとしても難しいから考えるのをやめ、とりあえず待つ

 

 

それから五分ぐらいで万全の制服姿で心なし顔の赤い一夏と何か機嫌の良い束さんが洗面所から出てきて

 

 

「お待たせ、ごめんねぇ」

 

 

「構わないけれど・・・一夏大丈夫か?」

 

 

「だ、大丈夫だよ?うん」

 

 

何となく心配して尋ねたら一夏が珍しく慌てた様に曖昧な返事をしてササっとキッチンの方へ去って行く

 

 

「・・・なんでさ?」

 

 

「ふふ、リッくんに聞かれちゃったからかなぁ?」

 

 

一夏の様子がおかしい理由を束さんは知っている様でクスクス笑み言い、俺は意味が分からなくて首を傾げる

 

 

「さ、早く支度をしないと遅刻しちゃうよ?」

 

 

「う、うん」

 

 

そう束さんに軽く肩を叩きながら言われてしまい追求できずに支度を始める

 

 

それにしても一夏の様子がおかしかった、間違いなく何か有ったみたいだけど、束さんが対応はしてくれてるみたいだから大丈夫なのか?

 

 

うぅん・・・やっぱ分からないな

 

 

洗面所で顔を洗ったり寝癖を直したりして食卓へ行くと、何かソワソワして座っている一夏と俺のマイエプロンを装備した束さんが朝食を錬成している束さんが目に入る

 

 

「もうすぐ出来るよ、リッくんも座ってて?」

 

 

「あ、うん」

 

 

一夏の様子が変なのに加え束さんのテンションも高いな、なんでだ?とか思いつつ定位置に座ると、数分経たずに束さん手製の朝食が食卓に並ぶび

 

 

「さぁ食べよう」

 

 

ニッコニコした束さんが言い手を合わせてから食パンを齧る

 

 

いつもテンション高めだけど、今日は特に高いな束さん・・・何か良い事有ったのか?とか思いつつ俺も牛乳を飲んでから食パンを齧る・・・美味いな、この食パン

 

 

 

そんなくだらない事を考えつつ食事をしていると

 

 

「あ、リッくん 今日の夕食は私がお赤飯を炊くつもりだから全部任せてくれるかな?」

 

 

 

「え?あぁ、うん良いけど・・・何で赤飯?・・・赤飯か」

 

 

今日は俺が夕食の当番だったので束さんが、そう言い俺は束さんが赤飯を炊く理由を察して、一夏がソワソワして様子のおかしい理由を理解する

 

 

つまりあれだ、予期せぬ初潮で一夏は寝間着を汚してしまったんだろう、で色々を束さんにレクチャーしてもらった、と・・・多分そんな感じだろう

 

 

「一夏、あー・・・とりあえず、おめでとう?」

 

 

「う、うん・・・ありがとう、リク」

 

 

何か顔を赤くしてソワソワしてる一夏可愛いなとか思いつつ、束さんの言ってた意味が何となく理解できた気がした

 

 

 

 

 

 







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