一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
7月の半ばを超え夏の日差しが強くなり夏休みを明日に控えた今日この頃、俺は靴箱に入っていた人生2個目のラブレターの文面・・・否、文字を見て思う。コイツまた手法を変えて来たな、と
想いを告げる方法をアレコレと考えていたが、呼び出されたし丁度良いか、と思う事にして俺は既に鈴を伴って教室を後にした一夏の待つ東校舎屋上へと向かう
数馬がメチャクチャ ニヤニヤしていたのは触れないでおこう、なんか癪だし
そんなこんな少し緊張しながら東校舎屋上へ通じる階段を上がると、屋上に出る鉄扉の前に鈴が立っていた
「さぁ一夏が待ってるわよ」
「知ってる」
「勝ってきなさい?」
鈴は俺の背中にソコソコの力で平手打ちを入れていう、正直何に勝てば良いか分からない、これは先手を打てって事だろうか?
と、メチャクチャ痛い背中をさすりながら屋上に出て真夏の日差しの元、美少女が更に美少女になっている一夏を見据え彼女に歩み寄る
「お待たせ、待った?」
「うぅん、そんなに待ってないよ」
俺の言葉に一夏は微笑み答える、うん やっぱり一夏は可愛いな・・・ほんと俺の好みド真ん中だ
「リク、私・・・」
「一夏、聞いて欲しい事があるんだ」
「うん?うん、良いよ」
流れ的に告白して来ようとしてきた一夏の言葉を遮り言うと、一夏は少し困った様な表情をして了承する
「一夏、今度は、今回だけは俺がお前に言わなきゃならないと思った、約3か月前に初めてお前に告白されてから、もう3か月経った・・・いや、まだ3か月しか経ってないとも言えるけど、この3か月の間 俺はお前の努力を知っている。俺の為に努力をしてくれたお前を俺は見てきた、俺は・・・お前が好きだ、だから俺と付き合ってくれ」
「・・・はい、喜んで!!」
俺の言葉を飲み込むのに少し時間がかかったのか、一夏はポカンとしてからホロリと涙を流し満面の笑顔で答える
「待たせてごめん」
「ううん、そんなに待ってないよ」
一夏は俺に抱き着き答える、ほんと一夏は俺には勿体ない美少女だ。だから俺の出来る範囲で一夏を守っていこう
一先ずは・・・進路を考えるか、この分だと一夏は死ぬまで俺を離してくれなさそうだし?
「おーおーお熱いねぇ?」
「おめでと~ 一夏」
「おめでとう、一夏」
なんかイキってるヤンキーみたいな言い方をする
「これで独り身は鈴だけだな?」
「・・・ふっ」
ニヤニヤして鈴をからかいに入った数馬が鈴の虎砲でブッ飛んでフェンスに激突する、これは自業自得だな、うん
「鈴? 確かに今のは数馬が悪いと思うけど、流石に屋上で虎砲は危ないと思うよ?」
「・・・そうね、次からは関節技にするわ」
一夏の言葉はすんなり聞く鈴は、そう答え一夏は その答えに納得したのかサムズアップする、それでいいのか?一夏
まぁやたら頑丈な数馬は何事もなくケロッとした顔で戻ってきてるしいいのか?多分
「さて、一夏とリクが無事にくっ付いたしお祝いしましょ?」
「そうだね、それじゃぁ・・・ウチに行こっか、爺ちゃんも母さんも蘭も祝ってくれると思うよ?」
「よっしゃ、決まりだな?行こうぜ?」
でも、悪くない。美少女の彼女と悪友が2人、頼れるオカンみたいな親友が居る、今が俺は好きだ
さぁて夏休みが始まる、今年は何をしようか?何が出来るだろうか?楽しみだ
お待たせしました
少し短いですが、お許しください
はい、という訳で本作最大の目標が達成されましたw