一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
一夏の祝勝会から約1週間が経った今日この頃、休日でも早寝早起きを是としている一夏との生活のお陰で俺も早寝早起きの習慣がついているので、今日も今日とて定時に起き徒歩3分の近所の公園のラジオ体操へ行き体を動かして『あー今日もいい天気だなぁ』とか一夏と他愛ない話をして1日を始めている
そういえば束さんは前回とは違い我が家に滞在する期間が短く、2日前に仕事現場に戻っていった。ほんと忙しい人だなぁ
まぁそんなこんな朝飯を食った後に一夏と手分けして家事をしていて10時を回った頃、不意にピンポーンと我が家のインターフォンが鳴り、今日は来客の予定はなかった筈だし何か注文してる訳でもないけどな?と思いつつ玄関に近かった俺が対応する事にし、玄関を開ける
そこには髪をポニーテールに結っているのに毛先が腰を超えている美少女が少し険しい表情をして立っていた、何処かで見たような気がする・・・この子
「・・・ここは栗田陸の家で間違いないでしょうか?」
「え?あぁ、はい。なんのようでしょう?」
美少女は険しい表情のまま尋ねてきたので答え用を尋ねると
「・・・まさか、お前はリクか?私だ、箒だ」
「え?箒?!おぉ久しぶりじゃん、暑いだろ?ほら入れよ」
「あぁ助かる」
俺は美少女改め箒を家の中に招き入れるを、箒は救済されたような表情をして我が家に入る、今日は殺人級の日差しだからなぁ・・・そりゃ表情の険しくなるわ、とか考えつつリビングに案内して冷蔵庫から冷えた麦茶を淹れ箒に出すと余程日差しにやられていたのか箒は麦茶を一気飲みして
「ありがとうリク、まさに干からびる寸前だった」
「そうか、干からびる前で良かった」
箒の話に適当に合わせつつ掃除の為に開けっ放しにしていた窓や扉を閉めてエアコンのスイッチを入れ冷蔵庫から麦茶を取りだし箒のコップにお代わりを注ぎ、自分の分の麦茶を淹れ飲み
「ほんと久しぶりだな、3年ぶりぐらいか?」
「あぁ、大体3年ぐらいだな」
俺は箒の正面に座り彼女と会話を始める、箒は少し嬉しそうに微笑み答え
「先に織斑家を訪ねたのだが留守だった様で一夏には会えなかったが、お前と再会できてよかった」
箒は、少し残念そうな表情で言う、あれ?箒って一夏に恋愛感情持ってなかった筈・・・とか思いつつ、幼馴染に会えなくて残念って意味か?と勝手に解釈しておく
「あぁ~・・・ちょっと待っててくれ」
「あぁ構わないが?」
一夏を読んでこようと思い箒に言うと箒は首を傾げ頷く、それを横目に見つつリビングから出て2階のベランダで洗濯ものを干している一夏の元へ行くと、丁度洗濯を干し終えた様子だったので
「一夏、干し終わった?終わってるなら、リビングに来て欲しいんだけど」
「干し終わってるけど、どうしたの?」
「お前にお客だ」
俺の言葉に、そう と答えエプロンをしたままリビングへ歩いていく一夏の後を追いリビングへ戻ると、一夏と箒が見つめ合い対峙していた、なんだこれ
「・・・箒?」
「お前・・・一夏か? お前女だったのか、そうか見違えたぞ」
箒は座っていた椅子から立ち上がり一夏に近寄りマジマジと一夏を観察して感嘆の声をあげる
そんな2人を見て思う、箒と一夏って背は あんまり差がないな、確か160ぐらいって一夏は言ってたっけ?まぁ何処とは言わないけど箒の方が大きい部分はあるけど、な
「久しぶり箒、3年ぶりぐらいだよね?」
「そうだな、まさか此方に居るとは想定していなかったぞ?」
「え?何の話?」
箒が先に織斑家を訪ねている事を知らない一夏はキョトンとして箒に聞き返す、やっぱ可愛いな
神様、こんな可愛い彼女を生んで下さりありがとうございます
そんな事を普段信じていない神様に感謝しておく、なんとも都合のいい生き物だな俺は
おまたせしました