一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
ある晴れた異国の地で俺は・・・
「貴様さえ居なければ!!」
「なんの事かなぁぁぁ?」
同世代の中で小柄な鈴より更に小柄な眼帯をした銀髪美少女に襲い掛かられている、薄い本的な意味ではないガチの襲撃だ
なんでこんな事になったんだ?俺は悪いことしてないぞ?マジで・・・と思いながら必死に
なんでこうなった?
そう、あれは交流会をケガもなく、大きなトラブルも起こらずに終えることができ、8月に突入した何でもない日、いつもの様に唐突に帰ってきた束さんがニッコニコしながら『ちーちゃんに会いに行こう』と言い出した
あんまりにも唐突で俺達がポカンとしていると
「ちーちゃんは契約で日本に帰国出来ないけど、此方から会いに行くなら契約上は問題はないし、1日ぐらい休暇も貰えるだろうしね?」
「休暇の件は別にして、確かに理屈ではそうなるか・・・」
「千冬姉にリクとの事を報告してなかったし、丁度良いかもね?」
と、束さんの提案に肯定的な意見しか出てこなかったので急遽ドイツ旅行へ行くことになったわけだ
そして都合よく俺はパスポートを持っていて、とんとん拍子に準備も終わり、束さん引率の元ドイツに到着して束さんが取ってくれたやたらセキュリティが高そうなホテルに荷物を置き、ホテルのロビーに行くとお嬢様風の銀髪美少女が立っていて
「お待ちしていましたリクさん」
「え?なんで俺の名前・・・」
彼女は目を閉じたまま俺の方を向き微笑んで俺の名前を呼んだので疑問を口にしてしまう
「その疑問は最もです、私は束様の助手や秘書の真似事をさせていただいておりますクロエともうします、以後お見知りおきを」
「あーそれはどうも・・・」
俺の質問に答えお辞儀をしたクロエに俺もつられて軽く頭を下げる
「やぁお待たせ、少し仕事の電話が入ってね遅くなっちゃった」
「私は心配の鈴から電話来てたよ」
相変わらず忙しい様子の束さんと、軽く苦笑している一夏がロビーに現れ合流し
「束様、準備は滞りなく」
「うん、ありがとうクーちゃん。さ、行こうか」
「こちらです」
クロエの先導でロビーから移動を開始して何か高そうな車に乗って千冬さんに会う為に車に揺られる事数十分、肩から小銃を下げてるガチムチ門番が2人いる施設に到着し、運転手が運転席側の窓を開けて何か話して、数分掛からずに門が開き中へ入り、駐車場らしき場所で停車したのでおりると
「お待ちしていました篠ノ之博士」
「急なお願いしてごねんね?クレアちゃん」
「いえいえ、これぐらい大丈夫です。教官も喜びますし」
ドイツ軍の制服を着た黒髪美女が立っていて束さんと2~3言会話をして俺達の方に向き
「ようこそドイツへ、建物に入る前に此方を首から下げてください、入館証です」
俺達は入館証を受け取り首から下げてクレアさんの先導で建物へと入る
「ここは殆どIS教育関連の施設ですが、軍の施設に併設されていますので、可能な限りはぐれない様にしてください、場合によっては逮捕もあり得ますから」
クレアさんは真顔で、俺を見て言う。しまった少しキョロキョロし過ぎた様だ、でも男心をくすぐるから仕方ない、うん仕方ない
そんなこんなクレアさんの案内で千冬さんが居る室内訓練場へ入り千冬さんを見つけ、近寄っていたら眼帯とした銀髪美少女に、いきなり『貴様さえ居なければ!!』と叫びながら襲撃された
ホント暇を見て蘭たちと組手とかしといてよかった、マジで良かった
「落ち着けよ、俺がなしたってんだ?」
「何をしただと?貴様は!教官の栄光に泥を塗ったというのに!!自覚が無いとは、万死に値する!!」
「だから、落ち着けって!」
とりあえず襲撃者を説得したがらチラッと千冬さんを見ると頭が痛そうにしていて、一夏は少し気まずそうな表情、束さんは俺を指さし爆笑、クレアさんは興味深そうに観察していた、いや助けてよクレアさん
まぁなんだ?なんで俺は人違いで襲われなきゃなんないのさ?
ハーメルンよ私は帰ってきた!!
お待たせしました、いやホントお待たせしました
とりあえず、次もドイツの話が続きます