一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
リク視点
クロエから貰ったヒントを元に俺なりに色々を考えてみたが全く束さんとセシリアの親御さんが何の商談をしたかが分からなかった、病院だから医療関係で有る事だけは予想出来るけど、それだけだ
そんな訳で商談を済ませた束さんは、いつの間にか居た見覚えのない人に書類を渡して代わりにタブレットPCを受け取り2~3言話したあと『あとはお願い』と告げ、クロエの先導の元俺達と一緒に部屋を出て相変わらず高そうな車に乗って固そうな車に挟まれる形できた時とは違う空港に車のまま乗り入れる
「束さん、もしかしてプライベートジェットを複数持ってる?」
「え?あぁ、うん。そうだよ?」
何か真面目な表情でタブレットPCを見ていた束さんに尋ねると、タブレットPCから俺の方へ向き直りニパーと笑み答える
俺が想像していたより束さんはお金を持っている様だ・・・忘れがちだけと束さんって世界で唯一ISコアを製造できる人間な訳だからISコアのレンタルなりリースなりのお金が束さんの元に入ってる訳だから、お金を持ってて当たり前だし、そもそも束さんは発明家とか開発者だから色々な特許とか諸々を保持してるんだよなぁ
「本当はイギリス観光を入れる予定だったのだけど、その余裕が無くなっちゃってね直ぐにフランスへ飛ぶ事になったんだ、ごめんね?」
「うぅん、大丈夫だよ束さん」
「そそ、風景が見られるだけでもラッキーな訳だし?」
本当に申し訳なさそうに言う束さんに一夏が笑んでいうので俺も一夏に続き言うと束さんは『ありがと』と言い
「クーちゃん、もう離陸できる?」
「機長並びに副機長は既に搭乗済みですが、荷物の付き込みと燃料積載で後5分程掛かるそうです。なので搭乗してお待ちいただければと」
「そう、分かったよ。さ、乗り込もう?」
束さんの様にタブレットPCも何も持ってる様に見えないクロエはスラスラと答える事に凄い違和感を感じつつ束さんに続きプライベートジェットに乗り込んで座席に座る
そういえばここ数日の付き合いだけど、クロエが目を開いてる所を見た事ないな・・・まぁあんまり正面から顔を見て会話してないからなのかも知れないし目を閉じてる様に見えるだけで糸目なのかも知れないし、視覚に頼らずに行動できるタイプなのかも知れない。あとは束さんの開発した何かしらのデバイスを使ってる可能性もあるか、うん
そもそもクロエって何歳なんだろう?とか考えつつ、ふと窓の外に目を向けると雲が流れて行く様子が入ってくる、どうやら考え事をしてる間に離陸したようだ
「フランスでは、私達が所属している企業と相互協力関係にある企業の私有地へ着陸します。流石に移動の際に社外秘の物が有る区画を通る事は無いと思いますが、出来るだけキョロキョロとしたり、はぐれたりはしない様にお願いします。今回の事で我が社はあちらに多大な恩を売る形になっていますし、細心の注意をお願いします」
とクロエが説明しながらペットボトルに入ったミネラルウォーターを渡してきたので、受け取り頷く
あんま詳しくないけど、このプライベートジェットは少人数乗りではあるが、それでもソコソコのデカさが有るから、それなりに整備された場所じゃないと離着陸出来ない筈だ、多分
と言う事は元々空路を利用して資材搬入やらなんやらをするタイプの業種と予想出来るけど・・・まさかIS関係か? うん、そうだと色々辻褄が会う気がする
そんなこんなで目的地に着陸してプライベートジェットを降りると、俺達と同じ歳くらいの金髪で紫の瞳をした中性的で美少年にも美少女にも見える謎人物が立っていた
「ようこそデュノア社へ」
謎人物は声まで中性的で全然性別が分からない・・・困ったな
大変お待たせいたしました
仕事が地獄続きだったもので、漸く一筆書く気力がわきました、次はいつ湧くか分かりません
申し訳ない