一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
シャルロット視点
僕ことシャルロット・デュノアには前世の記憶がある、いわゆる転生者と言う奴だ
前世の僕は何処にでもいるサラリーマンでオタクだったのだけど、神様の気紛れか何かで気付いたら転生していた、最初の頃は多少は戸惑ったものの前世に未練も無かったので今の人生を満喫する事に決め、自分の置かれている環境を少し調べてみた結果分かった事は
まずこの世界はISの世界で有る事、自身がISのヒロインの1人であるシャルロットで有る事、父親がデュノア社の社長アルベール・デュノアで有る事、僕の母親がデュノア社社長の
うん、色々と僕の知っているISと乖離しているから、この世界はISに限りなく近い世界なのだろうと思う事にして、とりあえずはロゼンダにビンタされる未来が無くなった事を喜ぶことにしよう、痛いのは嫌だしね?
まぁそんな訳でロゼンダは僕を本当の娘の様に可愛がってくれるし元々研究職だったらしいお母さんはISの発表後はISの研究開発をする部署で働き始め、デュノア社はシェア世界3位の地位を手に入れる事になる
前世が男だった名残で一人称が僕だけど周りは特に気にされず、不妊体質のロゼンダに年相応の可愛い恰好を着せ替えられたりするけど、まぁ普段はズボンとか中性的な恰好が多いから仕方ないかぁと甘んじて受けたりして他愛ない日々を過ごしていると、いつの間にか篠ノ之束と業務提携をしていた様で、学校が休みの日に お母さんの手伝いをしていると彼女遭遇して、ほんの少し動揺してしまった
幸いな事に篠ノ之束は原作よりも・・・否、原作とは違い理性的で社交的に大人の対応をしてきて、メチャクチャ良いお姉さんをしていて僕は一安心し、彼女と色々と話をする事が出来、自分の為にも、デュノア社の為にも彼女とは長い付き合いにして行きたいと強く思う
そんなこんな奇抜なアイディア・・・特にロマンの塊を篠ノ之博士は喜々として聞く傾向にあるので、前世の記憶を頼りにガンダムとかマクロスとか色々はロボアニメのネタを博士に提供したら 『ISに可変機が有ってもいいよね?』 と言うノリでIS可変機製作プロジェクトが立ち上がり、博士を唆した僕が責任を持ってテストパイロットをする事になり 『博士相手に迂闊な事を話すな』 とお父さんとお母さん、ロゼンダ母さんに物凄く怒られてしまった、無念
テストパイロットをする事になったとはいえ、非可変を前提とした基本フレームを可変に対応させるのは一朝一夕で出来る物ではなく、思いついたアイディアをシュミレーターで何度も繰り返し検証して形にしていく
プロジェクトが開始して1年ほどが経ち、そろそろ実機が組めそうだな という所まで来た ある日のこと、お母さんが倒れた
僕は失念していた原作でシャルロットの母親は亡くなっている事を、知っていたのに、だ
先んじて対応していれば僕にも出来る事が有ったかも知れないが、もう遅いお母さんには余命宣告されてしまっている、もうこの状況を打開出来る可能性が有るのは1人しかいない、彼女が匙を投げたら、その時点でゲームオーバーだ
そして何を対価にしてもお母さんを助ける、こんなにも暖かい場所で育ててくれたのだから。意を決して篠ノ之博士に連絡を取ると直ぐに用意をすると2つ返事が返ってきてお父さんと話をすると言われ電話を切られる
その後、お父さんに呼ばれ色々と話を聞くと篠ノ之博士との共同研究の1つを使用してお母さんを治療する事になった言われ、治療の概要を説明してもらい、お父さんは『大丈夫だ、シャリー』と僕の頭を撫でて言う
ほんと幾つになっても親には敵わないよ、ほんと
篠ノ之博士に依頼を出して数日、彼女がお供を連れてデュノア社を訪れ僕は彼女たちを、お父さんの待つ応接室へと案内する
クロエは時々篠ノ之博士に随伴しているから居ても不思議じゃないけど、テロリストのマドカと全く知らない男の子が居て少し困惑してしまうが、今気にしても仕方ないと自分に言い聞かせ案内をして応接室へ案内をして、お父さんと篠ノ之博士が応接室を出て行ったのを確認し、後は成功を祈る他ない
神様、お願いします。どうかお母さんをお救いください
お待たせしました