一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい?   作:銭湯妖精 島風

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昼食と対策

 

 

仮眠を取る束さんにブランケットを掛けてから昼食を一夏と作り始めて約1時間で完成し、テーブルに並べる

 

 

「よし、そろそろ束さん起こすか?」

 

 

「だな、冷めてたら旨さ半減だし、起こすか」

 

 

エプロンを外し定位置にかけながら一夏に尋ねると、俺と同じように一夏はエプロンを外し定位置にかけて束さんの横に移動して束さんを優しく起こす

 

 

「うぅぅ・・・んぅ? いーちゃん?あぁ・・・ごはん?」

 

 

のっそり と体を起こして、まだ眠そうに尋ねる束さんに頷く

 

 

「ありがと・・・」

 

 

ゆっくりとした動きで束さんはソファーからテーブルに移動し、座って手を合わせてから、トンカツを食べ始める

 

 

その様子を見つつ俺も食べ始めたのだが、束さん寝起きに油物食べて胃がもたれないか少し気になったが、すでに食べ始めてしまっているし もう手遅れだなと思い気付かなかった事にすることにした

 

 

「あぁ~やっぱり、いーちゃん のお味噌汁は美味しいなぁ~」

 

 

昼食を食べ進めてく内に目が覚めたのか、いつもの調子を取り戻し、味噌汁を飲み一夏を褒める

 

 

うん、寝ていた筈の束さんが、何で一夏が味噌汁を作ったかを当てられるのかが、少し気になるなぁ

 

 

おかしいな、同じ材料で作ってるし手順もだいだい同じはずなんだけど・・・

 

 

そんな疑問を抱きつつ食べていると

 

 

「それじゃ、すこし今後の事を話ね?」

 

 

お冷代わりに出していた麦茶を飲み束さんは真面目な表情をして言い俺たちは無言で頷く

 

 

「今決まってる事から・・・まずこの先最低1年間は、いーちゃんとリッ君で共同生活をして貰う事になる。私も可能な限り顔を出せる様にするけど、基本は二人で生活する事になるよ」

 

 

束さんは、改めて一夏との同居の事を説明する。そう最低1年間、最低(・・)1年間だ・・・千冬さんのドイツでの教官の任期が伸びたり、ほかの場所で教官をしなくちゃいけなくなる可能性は十分にある、だから最低1年間という表現をしたんだろう

 

 

まぁこれまでとそこまで環境は変わってない気もするし大丈夫だろう、多分

 

 

「次に・・・いーちゃんの要望で、このまま同じ学校に通える様に下準備とか工作しておいたよ」

 

 

と束さんは昼食を食べ終えて麦茶を飲んでいう

 

 

「ありがとう、束さん」

 

 

「いいよ~、私にとって いーちゃんは妹みたいな存在だからね!」

 

 

一夏の言葉に束さんはニコッと笑んで言う、なんだかんだで俺より付き合い長いんだよなぁ、この2人

 

 

そのあと、俺と一夏も昼食を食べ終えシンクに食器を置き水につけて、元の場所に座る

 

 

「それじゃ春休み中で一番重要な事なんだけど・・・いーちゃんには春休み中に女の子トレーニングを受けてもらいます☆」

 

 

束さんはキラッ☆っとポーズを決めて一夏へ言う、他人が見たらふざけている様に見えるだろうが、束さんはいたって真面目に言っているのは俺達には分かる。その証拠に一夏の表情は真面目だ

 

 

まぁそれはそれとして、女の子トレーニングってなんだ?と気になったので

 

 

「束さん、女の子トレーニングって何?何をするんだ?」

 

 

「よくぞ聞いてくれたねリッ君!!ズバリ女の子トレーニングは、いーちゃんを最低限女の子らしくなる為のトレーニングだよ!!!」

 

 

束さんはビシッと効果音が付きそうな勢いで俺を指さして言い

 

 

「今のままだと、見た目と口調・身振りにギャップが有り過ぎるからね、完全には無理でも最低限は矯正しなきゃ、折角超絶美少女なんだから」

 

 

と言い束さんは にぱぁ~と笑む、その笑顔は相変わらず年齢不相応でまるで年端もいかない少女のようだ、そんな事を思いつつ

 

 

「確かに束さんの言う様に、折角美少女なんだし勿体無いと思うぞ? 一夏」

 

 

「お、おぉぅ・・・」

 

 

俺が束さんの言葉に便乗して言うと、一夏は顔を真っ赤にして狼狽し始めたので首を傾げると

 

 

「おぉ~リッ君は大胆ですなぁ~」

 

 

「え? いや、10人中10人が一夏を見て美少女って言うでしょ? 」

 

 

と束さんはニヤニヤしながら言ってきたので、他意もなく返答すると更にニヤニヤとし始めたので再び首を傾げ、一夏を見ると両手で顔を覆い微振動していた、なぜだ?

 

 

「ふふふ~これは、やりがい有りそうだなぁ~頑張ろうね、いーちゃん」

 

 

なんか上機嫌な束さんは微振動している一夏の頭を撫でて言うと一夏は軽く頷き

 

 

「お、俺、頑張るよ、そして・・・」

 

 

顔を真っ赤にしたまま一夏は意志を固めた様だ、頑張れよ一夏、俺には応援ぐらいしか出来ないけどな

 

 

「それじゃ次に、リッ君は いーちゃんのサポートとバックアップをお願いね? 私の予想だけど、今はまだ男子だった頃の残滓である程度の力は出せるけど、それもいつまでも続くとは思えない。いずれは同年代の娘と同等の力になると予想している」

 

 

束さんはニヤニヤするのを辞めて真面目な表情で俺に言う

 

 

俺より付き合いが長いだけあって一夏の性格をよく分かっているって事だ、つまり男の時でさえ男女問わずモテていたのに、そんな奴が美少女になって しかも弱体化するとなれば、良からぬ事を企む奴がいてもおかしくないって訳だ・・・うん、俺だけじゃ手が足りねぇな

 

 

よし、やっぱ悪友達を巻き込もう、なんやかんやアイツ等は信用出来るし、そうしよう

 

 

 

 

 






お待たせ致しました


本格的に、此方を書いていくつもりです


よろしくお願いします

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