一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
お向かいにラウラが越してきて暫く経ち朝食を食べた後に、大体2週間ぶりに制服に袖を通し忘れ物が無いかを念の為に確認する
「今日から新学期か・・・何か色々濃ゆい夏休みだったな」
ほんと色々濃ゆかった夏休みを思い返しつつ確認を終わらせてカバンの口を閉じて自室を出てリビングに入り
「お待たせ」
「行こうか」
立ったままテレビで天気予報を見ていた一夏に声を掛けると振り返りニコッと笑んでテレビと消し歩み寄ってきて、そう言う
誰が何と言おうと俺の彼女は可愛いのではないのだろうか?
そんな訳で夏休みの課題で絶妙に重いカバンを持って家を出ると
「おはよう、ラウラ」
「おはよラウラ、やっぱ同じ学校だったか」
「む?おはよう2人とも、よろしく頼む」
この短期間で一夏は持ち前の聖母の如き慈愛パワーでラウラの懐柔に成功し、以前は警戒されていたが今は何の事もなく会話できている
「おはようございます、ラウラの事、よろしくお願いしますね?ある意味箱入りで世情に疎い所がありますから」
「おはようございますクレアさん、フォローは出来るだけ頑張ってみます」
「任せてくださいクレアさん!」
声を掛けられ振り返ると相変わらずクール系の黒髪美女なクレアさんが立っていて、そう言われたので俺の適当な返事に比べ一夏はヤル気に満ち溢れる返事を返す、これは一夏らしい
この一見クール系のクレアさん、見た目とは裏腹にシュミはアニメ鑑賞や漫画・ラノベ購読と言った所謂オタクと呼ばれる部類の人間でラウラの謎な語録はクレアさんからの影響だと先日判明した、何してるんだろう、この人は
まぁそれはそれとしてラウラが日本の中学に通う事になっている様にクレアさんは大学へ通う事になっている様で今どきの落ち着いたお姉さんの装いをしている、それとお向かいに住んでいるのは2人だけじゃなく2人が所属しているIS操縦者育成チーム?のメンバー全員で共同生活しているらしい
「ではお気をつけて」
「はい、行ってきます」
「行ってきます、クレアさんも気を付けて」
「うむ、行ってくる。クレアも気を付けるんだぞ?」
少し雑談をしてクレアさんと別れ学校へ歩み始める、にしてもまだ暑いな・・・
そんな事を考えつつ歩を進めると見慣れたツインテールとまだ暑いからかアップスタイルで男子制服の赤毛と合流する
「おはー朝から暑いね」
「ほんと暑いわよね」
「おはよ、ほんと暑いよな」
そんな感じで適当に挨拶をソコソコに交わして残暑について愚痴りながら学校へ向かう為に歩くが、いや暑い
「んで?その娘は?転入生?」
「私か?私はラウラという」
「ラウラ、先日ウチの前に引っ越してきたんだよ」
鈴がタイミングを見て尋ねてきてラウラと一夏が答える、ただ厳密には
まぁ今は同居してるから些細な問題か?うん
「そう、アタシは凰 鈴音、鈴と呼ばれているわ」
「俺は五反田 弾、よろしく」
「ん、よろしく頼む」
3人のファーストコンタクトは上々そうで良かった、これならクレアさんも安心してくれるかも知れない
「ん?ラウラ、ちょっと髪触るわよ?」
「構わんがなんだ?」
残暑の暑さに溶けていた鈴の気配が急にピりつき鈴は何かを確認する様にラウラの髪を触り始め毛先を凝視し始める
「・・・傷んでる」
「ん?何がだ?」
「全体的に髪が傷んでるって言ってんのよ!!折角綺麗な銀髪なのに、勿体ない!!」
「おい、何をする、はな・・・揺さぶるな!」
ラウラの髪を確認していた鈴がブツブツ高速詠唱を始めたと思ったらラウラの肩を掴んでガクガクと揺さぶり発狂し始め、ラウラが混乱し悲痛な叫びを上げている
鈴て一見ガサツそうだけど割とそうゆうのは気にしているタイプみたいで、一夏の強化訓練の時も時々こうなって一夏と揺すってたなぁ、こうなった鈴は俺と弾には危険だから正気に戻るのを待つしかない
下手したら虎砲とか飛んできそうだしな?
お待たせしたしました
そういやクレアの本名を名乗らせてない事に今さっき気付きましたw
前作読んでいただいてる方は知っているかも知れませんが、クレアはクラリッサの愛称です
なのでクレア=クラリッサですので、よろしくお願いいたす