一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
レゾナンスに一夏へのプレゼントを買いに行って何故か梶田先輩を助けるためにチャラ男達と喧嘩をした日から少しして満を持して一夏の誕生日がやってきた
毎年の事ながら一夏は自分の誕生日を忘れてる傾向に有るので鈴を始めとした親友達が織斑家で誕生日会の準備をしている間は俺が一夏の気を逸らせる為に鈴と弾の提案で一夏とデートをしてくる事になった
因みに合鍵を俺は千冬さんから預かっているので今回はソレを鈴に託してある
「今日も晴れてるね」
「だな、残暑は残ってるけど、秋晴れって奴かな?」
相変わらず清楚の化身の様な一夏と並んで駅に向かいながら会話をしつつ鈴に作戦開始のメッセージを送る、定期的に織斑邸も一夏と協力して掃除をしていたので改めて掃除する必要は無いだろうから鈴たちは大丈夫だろう、多分
「それにしてもリクが私を自らデートに誘うなんて珍しいね?何かあった?」
「そうか?まぁ色々忙しかったし、一夏には色々助けられたからな、たまには良いだろ?」
相変わらず勘の鋭い一夏の言葉に少しドキッとさせられたが適当に誤魔化す、これで誤魔化されて欲しいと割と本気で思う
「そう?そんなに助けたかな?ん~記憶にないなぁ」
「お前の記憶にないだけだろ、だってお前は呼吸をする様に人助けができる奴だからな。まぁ俺はお前のそういう所好きだぞ?」
俺の言葉に首を傾げ記憶を探り言う一夏に本心を告げると一夏は急に顔を赤くし始める
「なっ、急に何で言うかな?不意打ちは流石に」
「何言ってんだ?本心をそのまま口にして何が悪い」
更に俺が追い打ちを仕掛けると一夏は更に顔を赤くして照れ始める、うーむ照れてる一夏も良いな俺得俺得
そういえば一夏と付き合いだしてから、具体的には告白して以降キチンと好意を言葉にして伝えてないなぁと思ったので、これからは積極的に言葉にしていこう
何せ一夏及び俺の保護者公認の清いお付き合いなのだから、もう何も怖くない・・・いや一夏過激派からの私刑は怖いわ、うん
そんな訳で一夏を悲しませたりするのは俺も不本意だから出来るだけ幸せにしようと心に決めて電車に乗ってレゾナンスへ向かう
小1時間ほどでレゾナンスに到着し休日とあってソコソコ人の多い店内を見た一夏が腕を組んでくる・・・一夏さんや当たってます
右腕に一夏の胸部装甲の破壊力を感じながら歩きだしウインドウショッピングを開始し先日梶田先輩がチャラ男達に絡まれていた場所に差し掛かると先日のチャラ男が全く同じ場所に居て俺達・・・いや俺をガン見してきた
「待ってたぜ、この時を」
「いや、なんで居るんだよ。意味が分からん」
「そんな事どうでもいいだろ」
物凄い殺気立ってるチャラ男Bの言葉に答えるがチャラ男Bは血走った眼で俺だけを見て近づいてきたので一夏を背に庇う様にしチャラ男Bと俺は対峙する
「あのさ、見ての通り彼女とデート中なんだわ、邪魔しないでくれない?」
「知らねぇよ、こっちはメンツ潰されてんだからなぁ」
「一夏」
「はいな~」
何とも堪え性の無いチャラ男Bの相変わらずブレッブレな拳にカウンターを放つ俺の動きに合わせて俺に邪魔にならない様に動く一夏はやっぱすげぇなぁを思っている内にチャラ男Bの顔面に卍蹴りがクリティカルヒットしチャラ男Bが吹っ飛ぶ様に倒れる
「いやホント、何しに来たんだよ・・・マジで」
「俺らのオヤジはヤクザだぞ?こんな事してただで済むと思ってんのか?」
俺が呆れていると今まで黙っていたチャラ男Aが、いきなりそんな事を言い始めてポカンとしてしまう
「いや知らんし」
「リク行こう?」
「そうだな」
一夏も呆れた様子で俺に言って来たので気を取り直し一夏とのデートに再出発する
アイツ等、これで懲りたらいいけどなぁ・・・うん
お待たせ致しました
忙しすぎてモチベの維持が出来ませんでした、申し訳ない