一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい?   作:銭湯妖精 島風

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体育祭

 

 

 

依頼した調べものの対価にルンルンと俺の髪を弄る梶田先輩にされるがまま身を委ねる事、数十分が経った頃

 

 

「髪はこれぐらいで良いかな?ご覧よ栗田君」

 

 

先輩が満足気に言い、俺に手鏡を渡してきたので受け取り覗き込む

 

 

そこには文化祭の時(ぜんかい)よりは短い肩口ぐらいの長さになった髪が映っていた

 

 

「違和感ないですね」

 

 

「当たり前だろう?違和感が出ない様に馴染ませているのだから」

 

 

俺の言葉に先輩はドヤ顔をしていう、この辺りは年相応、見た目相応の表情をするんだなぁと思っていると

 

 

「次はメイクだね、安心したまえボクはメイク得意なんだ」

 

 

「・・・信用してます、先輩」

 

 

「任せたまえよ」

 

 

俺は一抹の不安を抱きつつ目を閉じて先輩に再び身を委ねる、大丈夫、大丈夫の筈だ

 

 

そんな感じで自己暗示を施す事さらに十数分で先輩の満足気な声を聞き目を開け再び手鏡を覗くと、少し中性的な少女になっていた

 

 

「この後に君も競技に出るのだろう?だから汗などに強い物を使ったんだ、と言ってもそこまで数が有る訳でもないからね、その程度が限界だったよ」

 

 

「十分凄いと思いますけど・・・」

 

 

「次が有れば化粧道具も含めて君に用意して貰おうかな?」

 

 

と、どの程度本気か分からない事を言う先輩に愛想笑いを返しつつ立ち上がり時計を見て

 

 

「もうそろそろ行かないと競技に遅れるので行きますね」

 

 

「あぁ、行きたまえ。遅刻は良くないからね?昼休憩後に部活紹介があるから君も来るように」

 

 

「了解です、部室(ここ)集合ですか?」

 

 

ポケットからハチマキを取りだし巻きながら先輩に尋ねると彼女は『そうだ』と頷いたので、分かりましたと伝え部室から退室し少し早足で移動する

 

 

 

早足で移動したおかげで競技の待機場に余裕を持って到着する事が出来た

 

 

「あ、用事は終わったの?」

 

 

「まぁな」

 

 

自前の髪を例の如く某青セイバーな髪型の弾に見つかり声を掛けられたので適当な返事を返す

 

 

「ふぅん・・・一夏は何か感づいていた様だよリク」

 

 

「・・・マジで?どんだけ勘が鋭いんだ?」

 

 

なんだかんだで諸々の事情を知っている弾の言葉に少し戦慄する、ホント一夏は油断できない

 

 

「まぁ一夏だし仕方ないね、にしても優希先輩は腕が良いね?リクあとで応援用の服を着てくれない?」

 

 

 

「応援用の服って・・・アレか?」

 

 

弾は一夏が此方に近づいているのを察知しすぐさま話題を切り替えて言うので、その応援用の服・・・もといチアガール服を着ている一夏を見て尋ねると、弾は良い笑顔で頷く

 

 

「あれか・・・」

 

 

ニコニコと応援している一夏の様子を見るに体育着の上から着るタイプの様だ、チラチラと体育着見えてるし

 

 

まぁ今更その程度の女装?で何とも思わないから良いかと、弾にOKと言うと良い笑顔でサムズアップされた、よく分からないが良かった、うん

 

 

「あれ?そういえば数馬は?」

 

 

「逢瀬が捗ってるのかもね?」

 

 

俺や弾と同じ競技に出る筈の数馬の姿がない事に気付き弾に尋ねると肩を竦めてそういう、いやもう少し他の言い方をして欲しい、聞き手によっては勘違いしそうな言い方だ

 

 

とか思ったが、数馬が蘭と一緒にいる事は確実だろうなぁと思い特にツッコミを入れないでおこう、うん

 

 

そこまで考えて、ふと気になった事が有ったので弾に質問を投げかけてみる

 

 

「そういや、虚さんは見に来てるのか?」

 

 

「一応は話したけど、流石にスケジュールの都合がつかなかったみたい」

 

 

俺の質問に弾は残念そうに苦笑して言う、確かにIS学園はスケジュール調整が難しいだろうな、噂程度にしか知らないけど

 

 

その後も弾と他愛もない雑談をしていると数馬が本当に競技かいしギリギリで登場し係りの先輩に怒られていたが自業自得なので見なかった事にしよう

 

 

それはそれとして、チアガールの一夏も可愛いな・・・なんかやる気出て来たし、がんばろう

 

 

 

 

 

 

 

 






大変お待たせ致しました


精神疲労がヤバくてちょっとモチベの維持が難しいのですが、エタらない様に頑張ります


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