一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい?   作:銭湯妖精 島風

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梶田優希視点


Observer

 

 

少々無理に部活に勧誘した後輩を始めとした部活の後輩や仲間の協力により、一部トラブルは有ったがハロウィンイベントは無事に終了する事が出来た

 

 

ホント、栗田君を始めとした2年生メンバーは各々特出した能力があるとボクは思っているのだけれど、これを(栗田君)へ行っても、『自分は普通枠です』とか言うんだろう

 

 

ボクからすれば、君も十分 普通枠からはみ出ていると思うよ、と言いたいが、彼には届かないのだろうね

 

 

そんな事を考えつつ、実弟をこき使いながら衣装等の細かい片付けをしていると、ドンと大きな音が聞こえ軽く黒煙の様な物が見えボクは嫌な予感が過ぎり駆け出す

 

 

 

背後から『姉貴?』と聞こえた気がしたが無視して兎に角走り現場へと急ぐ

 

 

演劇の為にトレーニングをしてきたお陰で軽く汗をかく程度で現場に辿り着いた僕の目に映ったのは、目に見えて出血と外傷のある栗田君と彼へ声を掛けながら応急処置をしている五反田君の妹の蘭ちゃん

 

 

怒髪天で般若の形相でいつもの彼女から想像も出来ない程粗々しい口ぶりで喋っている織斑ちゃんと織斑ちゃんを3人掛かりで抑え、落ち着くように宥めて居る五反田君・鈴ちゃん・御手洗君の3人

 

 

そして栗田君を執拗に付け狙っていた荒川兄弟(仮)が軽く黒煙を吐きながら壁にめり込んだ軽自動車の横でボッコボコの状態で伸びていた

 

 

 

「なんだこれは・・・どういうことなんだ・・・」

 

 

なんとも混沌としている様相に流石に困惑したが直ぐに意識を切り替え、蘭ちゃんの方へ向き

 

 

「救急へは?」

 

 

「事件直後に、もう数分で救急車はくると思います」

 

 

「了解、君はそのまま栗田君に声掛けを、言わないでも大丈夫だと思うけれど、頭部は動かさない様に」

 

 

「はい」

 

 

ボクは蘭ちゃんに指示を出し返事を聞いてから、明らかに荒川兄弟(仮)への戦意が衰えていない織斑ちゃんを3人掛かりで抑えている彼等の方へ向き自分の携帯を操作しメッセージを送ってから移動し

 

 

「落ち着き給えよ織斑ちゃん」

 

 

「優希先輩、アイツ等がリクを・・・リクをやりやがった!許さねぇ!!」

 

 

普段の温厚な彼女からは想像もできない程に、その目は殺気を帯びさながら野獣の様だ。この娘(織斑一夏)にとって(栗田陸)は、それ程までに大切な存在なのだろう、さながら逆鱗の様だ

 

 

あれら(荒川兄弟(仮))を処理しておきたい気持ちは分かるけれど、それを君がしてはいけない」

 

 

「なんでだよ、今ここでやっとかないと、またリクを狙う筈だ」

 

 

普段の冷静な彼女ならボクの言葉に反論なんてしてこない聡い彼女がボクの言葉に異を唱えてくる、見ていて分かっているが今彼女は冷静さを欠いている、故にボクの言葉を納得できない

 

 

「あれらには司法の場でキッチリ罰を受けてもらう、それが法治国家のルールなのだから」

 

 

ボクは安心させる為に抱きしめた風を装い彼女を抱きしめ小声で耳打ちする

 

 

「大丈夫、あれらには死を救済とする程の苦痛へ落ちて貰う準備がある、だから今は納得しておくれよ、ね?」

 

 

「・・・はい」

 

 

ボクが身体を離していうと、織斑ちゃんは渋々不服ながらも納得した様な様子で頷くと同時に蘭ちゃんが呼んだであろう赤十字のマークが入った救急車とウサギのマーク(・・・・・・・)の入った救急車が到着し、赤十字へ栗田君と織斑ちゃん・鈴ちゃん。ウサギへ荒川兄弟(仮)を収容し、搬送していく

 

 

その後、消防と警察が来たので色々な説明をしたりして、五反田兄妹と別れ帰路に就き歩きながら携帯を取り出して、とある人に電話をかける

 

 

「・・・もしもし、梶田です。想定外の事態が発生し彼を負傷させてしまいました、申し訳ございません。ですがアレ等の収容は完了しました・・・はい、ではこの先は予定通りに?分かりました、よろしくお願いします。今では彼はボクの可愛い後輩ですから、はい。では」

 

 

 

通話が切られ携帯の画面に映るウサギのエンブレムを見つめ、大きく息を吐く

 

 

 

後はあの人に任せよう、もうボクに出来る事はない・・・なんとか首の皮1枚つながったかな、うん

 

 

 

 

 






お待たせしました


これにてチャラ男との争いも終了ですw


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