一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
まんまとラージ級ヒュージの自爆に巻き込まれてしまった俺は『YOU DIED』と表示され、初期位置・・・俺がサイバースペースにログインした青い空間に立っていて、目の前にハジメが立っていて相変わらず蠱惑的な笑みを浮かべていた
「お疲れ様でした、リクさん。どうでしたか?」
「あーまぁ・・・楽しめた、かな?」
何と答えるべきか分からず曖昧な返事を返すと
「それは良かった、退屈しなかっただけでも私達には収穫になりますね、特に篠ノ之博士が、お喜びになります」
「そっか、それは良かった」
「えぇ、それはそれは大変お喜びに」
ハジメは俺の相槌に何か含みを感じさせる言い方をするが、気にしても仕方ない気もするので気付かなかったフリをしておく
どうせ束さんの事だから、なんかの実験を盛り込んでたんだろう、多分
「私自身も貴方を見ていて色々と成長出来た部分が有り、大変満足しています」
「・・・見てたのか?」
「はい、最初に申し上げた通り私は案内役です、なので要請に応じ事態に対応出来る様に貴方を見ていたのですよ?」
俺の言葉にハジメは微笑みを浮かべて答える、そういえばチュートリアルを受ける前に『困った事が有ればいつでも呼んで頂ければ対応致します』とか言っていた事を思い出し、色々と思考が駆け巡り戦慄する
「つまり、つまりだ。一夏とのやり取りも見られていたって事か?」
「えぇ、それはバッチリと。いやはや恋愛とは美しき尊い物ですね」
「お、おぉふ・・・マジかよ・・・マジか」
誰にも見られて無いと油断してたので、見られていた事に羞恥心で精神的にダメージを負うが、目の前のハジメは何か満足そうなのはなんでだろうか?
「・・・一夏は、どうしてる?」
「一夏さんは現在ログアウト処理中です、貴方のリザルトが終了し通常区間へ移動が完了すれば合流可能です」
「そっか、ありがとう」
相変わらずハジメの含みが有る言い方に少し引っ掛かりを感じつつお礼を言う
「それでは評価を表示致します」
「・・・総合はBか、まぁまぁだったか」
「そうですね、初陣での戦闘としては高評価でしたが最後の最後で自爆により撃墜でしたので、それにより評価が下方へ修正された様です」
ハジメが手元に有るナニカを見ながら俺に説明してくれ、やはり最後の自爆を回避出来なかったのが減点だったかぁ とか思う
「レアスキルの使用評価も高評価ですし、自爆回避が出来なかったのが大きな減点対象だった様です、これは次回に生かすと良いかと」
「次回、か・・・」
俺としてはアソコへ再びログインする気は今の所ないので、レアスキル等を活かす次回は来ないと思うのだが、もしかして他のゲームにログインしても引き継ぎされたりするのだろうか?
仮に、そうだったら便利だけど世界観が崩れそうだな・・・
「ハジメ、さっきので獲得したレアスキルって他のゲームに引き継ぎ出来たり出来るの?」
「可能ですよ? ただログインした世界観に添う形のスキルへ変化します。貴方が得たレアスキルをロボゲーに変換すると、予見力・反応速度・反射速度の上昇と機体の瞬間加速能力の上昇と言うバフが掛かる、と言う具合になるかと」
「なるほど、ありがとう?」
なんか凄い扱いになるんだなレアスキル・・・ゼノンパラドキサ
確かに視覚由来によるスキルの内容が反映されるのは分かるけど、身体機能由来のスキルの方を反映出来るのは凄い
このレアスキルは便利だからリアルでも使いたい、特に この世の理の部分が
まぁ無理か・・・いや、ワンチャン 束さんに相談したら使えたりしないか? だってサイバースペース内で使用出来てる訳だし
そう考えるとなんかいけそうな気がしてきたぞ? よし束さんに相談してみよう、ゼノンパラドキサがダメでも この世の理の使用が出来ないか相談だ、うん
この世の理が有れば、次は一夏を悲しませずに助けるすべが分かる筈だから
お待たせしました
アサルトリリィ編は終了ですw
次の予定は未定なので悪しからず