一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
そんな訳で色々と不安を感じながら階段を降りて俺達の学年があるフロアへ辿り着く
「さてと・・・鈴は何処かなっと」
階段踊り場から見て左右に広がる教室を眺めて考えるが、どうせなら端から見れば良いかと思い、ひとまず右側の端の教室から見る事にした
「えーっと、ここは8組か」
廊下で立ち話をしている生徒も一応確認しつつ8組の中を確認すが、鈴の名前が表示されないので、居ない事が分かり次の教室へ向かい確認していく
そんな感じで繰り返し2組へ到達すると、漸く鈴を発見し安堵する
「よかった、鈴は元のままだ・・・でも何か独特なカスタムしてるな制服」
なんとも言語化し難い形状の肩出しの制服を着ている鈴を見て思う、俺の制服が奇抜なデザインじゃなくて良かった
やたら袖が長い訳でも長袖なのに肩出しではなく個性的なアクセサリーが付属されている訳でもない、膝下ぐらいの長めのスカートなぐらいだ、うん悪くない
常用する服は、この可も不可もないぐらいの普通が1番だと思う、間違いない
「ん? お前、2組を覗いて何してんだ?」
「・・・数馬」
「はい、数馬です」
鈴の制服に触発されて色々考えていたら、トイレ方向から現れたらしい数馬に声を掛けられて名前を呼ぶと、変な返事をされてしまう
と言うか普通に居るのか数馬、なら弾も居そうだな
「あーなんて言うか、気にしないでくれ」
「ん〜? そう言うならそうするけど・・・お前、なんか変だぞ? また調子でも悪いのか? 」
「そんな病弱じゃねーよ、大丈夫だから」
「そうか? 無理すんなよ? 無理して一夏に叱られるのは お前なんだし」
何というか、性別が女になった俺は病弱な様だ。何でか男の時より会う人会う人が優しい気がする
なんだか、このまま女でも良いかなぁって思う様になりそうで怖い
そんな恐怖を覚え、俺は2組から1組へ移動し中を見渡し、教卓の真ん前に一夏、奥角で誰かと電話をしている男子制服姿の弾を見つけ少し肩の力を抜く
「弾も数馬も元のまま、性別が変わってるのは一夏と梶田先輩だけか、良かった」
「ん? なんか言ったか? リク」
「何も言ってないぞ数馬」
「そうか? そうか」
俺の呟きが聞こえたらしい数馬に尋ねられたが、適当に誤魔化すと、首を傾げながら自分の席へ歩いて行く
俺も一夏の真後ろの自分の席に座り一息つく
ひとまず今分かっている事は、此処はIS学園 またはIS学園に類似した学園施設で有る事
俺はISの専用機を保有している事
一夏の性別が男に戻っていて、梶田先輩が男になっている事
梶田先輩の口振りからして今の季節は冬辺りである事、だ
あとで本当に俺の性別が女か目視で確認しよう、今の所 相棒の存在感が消失してるし胸部装甲が有るから暫定で女になってると思ってるけど、実際は違うかも知れないし?
と考え、ふと思う
メガネを通して自分を見たらステータスまで見えるんじゃね?と
そんな訳で試しに自分の左手を意識して見てみるとステータスが表示され、何に必要か分からないがレベルの項目がある、謎だ
ひとまず一通り目を通す事にし、項目に目を通し性別の項目に女と書いてある事を確認する、やはり女らしい。まぁ念の為に目視で確認はしとこう、うん
なぜかレアスキルの項目がありゼノンパラドキサと記載されているのを発見し、ますます謎が増えるが、まぁいいか と気にしない事にする
とりあえず一通り見て思った事は、ステータス値は悪くない値では無いか?と言う事
周りのクラスメイトのステータスを盗み見して比べて見たが、まずまずクラスメイトより上の値だった
まぁ一夏や弾は段違いの高いステータス値を誇り、数馬も2人程ではないが俺より大分高い値だった
この分なら鈴もかなり高いステータス値だろうな、俺の悪友達ってハイスペック過ぎない? 気のせい?
明けましておめでとうございます
今年もボチボチ執筆していきます