一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
可愛い一夏を見れて大満足の聖夜を超え約1週間程の時が流れたが、相変わらず寒さが続いていて俺には少々辛い季節だ
まぁ世間は、そんな事お構いなしに新年を祝う催しが開催されていたり、テレビも特設番組しかやっていない
そんなドンチャン騒ぎの中、俺はコタツで暖を取りながらビデオ通話をしている
「多少の事なら心配しないけど、車に轢かれたと聞いた時は流石に心配したぞ?」
「俺だって好きで轢かれた訳じゃないよ、参考までに言うとスゲー痛かったからオススメはしない」
「安心しろ、俺も学生時代に轢かれてるから痛いのは知ってる」
「・・・遺伝した、と?」
数ヶ月前に帰国してしまったから今回は帰国出来なかった両親とのビデオ通話、母さんは何か仕事の電話をしている様で、今は画角から居ないが父さんの後ろでウミがソラの相手をしているのが見える
そんなこんな父さんと会話をしていると、何を安心したら良いか分からない事を言われ、変な返答をしてしまう
親子揃って車に轢かれてるとか、ヤバいな アレか?栗田家の男は そうゆう定めってか? 普通に嫌だな
「今でも覚えてる、
「父さん達って確か高校時代の先輩後輩なんだっけ?」
「そうそう、同じ部活だったけど特に仲が良かった訳でも無かった・・・ってか、ほら月さん、無口じゃん? 挨拶ぐらいしかした事なかった」
と、父さんは少し苦笑する様な表情で言う
確か、昔に比べたら今は喋る方になったとか、父さんが前に言ってたな・・・え? 母さん、ほんと喋らない人なんだけど昔はもっと喋らない人だったのか? マジかよ
「そんな人と良く結婚までこぎつけたな?って顔してるな、簡単な話だよ。車に轢かれそうになった月さんを助けたのが切っ掛けで交流を始めたんだ、此処だけの話、月さんって当時から滅茶苦茶モテてたんだ」
「なるほど、そう言うからくりが・・・」
なんか最後に聞いてもない自慢が入ったけど、聞こえなかったフリをしとこう
去年辺りに母さんがチャラ男にナンパされたのを父さんが颯爽登場して退けた話を思い出したし?
そんな記憶は脳の奥底に収めるとして、改めて考えると父さんも そうだけと、母さんって3児の母の見た目はしてないよな
なんて言うか・・・見た目が若い、確か今36歳だった筈なんだけどな
俺から見ても二十代中盤ぐらいに見える、なんなら父さんの方が2〜3歳ぐらい年上に見える
「何やら面白い話をしている様だね」
「月さん!? 電話は大丈夫だったの?」
「あぁ問題ない」
相変わらず少し眠たげな様子の母さんがヌッと画角に生えてきて、父さんは驚いているのが見える
この様子だと音もなく戻って来たんだろうなぁ・・・母さん、表情筋ニート気味で無口だけど、イタズラする時はするし
「私達の馴れ初めの話はまたの機会にしよう、それでリク、一夏はどうしたんだい?」
「一夏? そういえば一夏は、ビデオ通話を始める少し前に束さんが外に連れて行ったままだな、どこいったんだろ?」
「そうか、それなら仕方ない。せっかくの機会だから一夏の顔を見ておこうと思ったんだけどね」
そう母さんは少し残念そうな表情をする、まぁ身内以外が見ても表情が変わった様には見えないだろうけど
「にー」
「兄さん、髪伸びた。お母さんみたい」
漸く俺とビデオ通話をしてる事に気付いたソラがヌルっと画角に生えてきて母さんの遺伝子をモロに受け継いだウミが、相変わらず感情の起伏が平坦な声色で言う
「おー久しぶりだな妹達よ、元々母さん似だしな俺」
「グッド」
「ぐー」
なんかよく分からないがウミからサムズアップを貰い、ソラは理解していないだろうが、ウミのマネをしてサムズアップをする
スクショして後で一夏に見せよう、喜びそうだし
栗田家 母 は喋ったのに父は喋って無かったので、今回はしゃべってもらいましたw
少し巻き気味で更新予定です、もうしばらくお付き合い下さいませ