一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
一夏に見せる為に妹達のスクショを撮っていると、玄関が開く音がして数秒後に束さんがニッコニコして現れ
「ふっふふー、束さんを崇めたまえよ?りっくん」
「・・・まさか呑んでる?」
「失礼な、束さんはシラフだよ」
謎のハイテンションな束さんに尋ねると飲酒を否定してきて、自身の背後から普段から美少女の一夏が晴着姿で現れる
「束さん、感謝」
「なんでリクは束さんに拝んでるの?」
「もっと拝むとよい」
急に拝み出した俺に困惑する一夏とビデオ通話越しに一夏を絶賛する栗田家一同、俺に拝まれ良い気分になってる束さん と言う混沌とした空間が完成してしまった
「一夏、久しぶりだね。君の晴着姿を生で見られないのは残念だ」
「あ、月さん。久しぶり、まだ機会が有る筈だから」
「ふふ、そうだね。それは楽しみだ」
ビデオ通話に気づいた一夏は束さんを拝んでいる俺を横目に母さんと会話を始め、珍しく・・・いや数年ぶりの母さんの笑い声が聞こえる
「一夏君が、ちゃんになってる。美少女、グッド」
「いちかちゃ〜」
とりあえず束さんを拝むのに飽きたので束さんと2人て一夏と妹達の会話を見守る事する
ウミは一夏の性別が変わっている事に気付いているが、特に思う事はない様で、謎のサムズアップを一夏に送る
ソラに至っては多分理解していないので、ニコニコして一夏に手を振っている、コイツ可愛いな
「2人共、久しぶり。元気だった?」
「兄さん同様、頑丈さには定評がある」
「げんき〜」
一夏の質問にウミは自信たっぷりに言うが、それは答えになってないと思うぞ?ウミ
ソラは元気一杯とワチャワチャと身体を動かしアピールしてくる、そういえば俺も含めて風邪らしい風邪をひいた記憶がないな
「少しばかり惜しいが、そろそろ私達は出掛け無ければならなくてね。続きはまた今度」
「そっか、それは仕方ないか。またね母さん、父さん」
「また、陽太さん、月さん」
「束ちゃん、2人をよろしくな」
「かしこまっ」
「ばいばい、兄さん、一夏ちゃん」
「やー、まだはなすー」
本日に残念そうに母さんは言い、父さんが束さんに俺達の事を頼むと束さんはキャピッとしたポーズで了承して、少し暴れるソラを宥める母さんの姿が写りビデオ通話が終了する
これはソラの機嫌を直すのは手間が掛かるかもなぁ
「みんな元気そうで良かった」
「だな、あと何年かしたら帰ってくる筈だから、そん時はみんなで初詣行ける筈」
「それじゃぁ、初詣に行こうか」
「了解、着替えてくる。あ、一夏 それ超似合ってるぞ?」
ビデオ通話が終わり少し会話をしてから一夏の晴着姿を褒め初詣へ行く為に自室へ着替えに向かう
とりあえず束さんはご満悦の様でニヤニヤしていた
そんな訳で一夏に比べたら軽装の冬装備に着替えて3人で家を出る、ちなみに晴着装備なのは一夏だけで、一夏に晴着の着付けをした束さんは、普通におしゃれ女子大生みたいな服装だ(語彙力)
我が家から歩いて十数分、毎年初詣に来る神社である篠ノ之神社へ辿り着くが、毎年の事ながら思う、人が多い
いや、まぁ当たり前だけどね? うん、初詣だし
「相変わらず人が多いねぇ」
「毎年の事だし、仕方ないね? あ、最後尾はアソコみたい」
「1〜2時間は覚悟しないとだな、こりゃ」
参拝客の列は境内から伸びに伸び神社の敷地内からハミ出て敷地の外周の4分の1ぐらいまである
各所にいる整理員の人が大変そうだ、頑張って下さい
まぁ、それはそれとして・・・生家に一般参拝客として列に並んでる
あーでも今は親戚が維持管理してるんだっけ?
まぁ良いか、人様の家庭問題だし、俺が首を突っ込んだらダメだ、うん きっとそうだ
気付かなかった事にしよう、そうしよう
お待たせしました