一夏ちゃんに狙われた俺は、どうしたらいい? 作:銭湯妖精 島風
桜舞い散る季節、春の陽気を感じる桜並木を抜け長い時間を電車に揺られ漸く辿り着く人工島に建てられた学校の一室、そこに俺は座り周りのクラスメイトは元気だなぁとか、陽気に当てられて眠りそうな頭の片隅で思う
鈴を送り出しラウラが唐突に帰国すると言い、旅立ってから約1年と少しが経ち俺達は高校生に無事になる事が出来た
この約1年の間に色々と有った、一夏に厄介なストーカーが出来たり、モテ過ぎる数馬が新1年生のヤンデレに好かれてしまって、何故か その子に刺されたけど無傷だったり
虚さんには俺達と同じ歳の妹が居て、姉妹で兼業従者をしている事が判明したり、俺の身長は伸びたが声変わりが全然しなかったり
そして1番重要な事、俺が何故かISに適合している事が分かってしまい、IS学園へ強制入学が決定してしまった
千冬さんが帰国した後、早々に転職先を見つけた千冬さんに、受験勉強の息抜きも兼ねてIS学園の見学してみないか? と誘わられたので、物珍しさに釣られて一夏と俺でホイホイ職場見学へ意気揚々と行った訳だ
それで整備室に有った第2世代型IS 打鉄を見学している時に、少し近寄って見ていたら段差に躓いて、うっかり触れてしまい気が付いたら打鉄を纏っていた訳だ、うん・・・何故だ?
正直、千冬さんと一夏以外に人が居なかったら隠蔽も可能だったと思うんだけど、運悪く人が居たんだよ、身内以外の人が
そんな訳で、千冬さんパワーでも隠蔽が出来ない事態になって俺はIS学園に強制入学する羽目になった訳だ
まぁ前向きに考える事にして、望んでも出来ない経験が出来るからラッキーと思う事にした
幸い、一夏も居るし、なんなら俺とは別の事故で入学してきた
とりあえず一夏と束さんの強い希望で女子制服を着用してるし、一夏による化粧術のおかげで中性よりの少女に擬態出来ている
すまないな、セカンド君
君から見たら俺も異性に見えるだろうけど、俺は君が同性だと分かってるから気紛れに絡みに行くからな
まぁそのセカンド君は、今の状態がシンドイのか自席で頭を抱えて般若心経を唱えている、可哀想に
俺は今更 周りが女子生徒だらけなだけの空間で生活するのに抵抗がない、そもそも俺ん家は5分の3が女だし、約2年間 一夏と寝食を共にしてきたし、合間合間に束さんは居たし千冬さんが帰国後は千冬さんも参入してきたから慣れてる
まぁ元々その辺り無頓着な所が有るからってのも有るかも知れない、うん
にしてもISって、ややこしい技術や用語が大量にあって予習が大変だった、アクティブなんちゃら とかシールドバリアが如何たらとか
これを丸々覚えて入試に受かって入学してきた生徒のみなさん、マジで尊敬するわ
改めて束さんってスゲェ人なんだなぁって思った、全然実感出来てないけど
にしても今日は天気が絶妙で眠くなる、昼寝したら最高なんだろうけど、残念ながらIS学園は入学初日から普通の授業が存在しているから寝る訳にはいかない
俺の為に骨を折ってくれた姉貴分2人の苦労を無下にもしたくないし、卒業後の進路の為にも内申点は稼いでおかないといけない
身も蓋もない事を言うと、俺とセカンド君に限っては男性IS適合者ってステータスだけで進路は ある程度自由に選ぶ事が出来るかも知れない
いや、下手したら実験動物扱いもあり得るから気をつけないとな
それはそれとして・・・そろそろ俺を睨む様に見つめて来てる箒と向き合うべきだろうか?
箒が
なんて説明するか・・・知らなフリして後でバレたら流石に箒泣きそうだしなぁ困った
助けて束さん、結構なピンチな気がしてきた
まぁ居ないんですけどね、束さん
俺の、俺達の戦いはこれからだ!!
= to be continued =
予定より約1年超過して漸く第1部完となりました
終盤は、かなり巻きで話を進めて行きました
本来なら、もっと時間を詰めて書かないとダメなんですが、なにぶんネタが出て来なかったので、お許し下さい
言い訳になりますが、元々2部であるIS学園編も書く予定でしたので、飛ばして執筆していました
第2部に関しては、主役をリクと一夏ちゃんから別の子にする予定です
遠くない内に第2部を書き始められると良いなぁと思っています
それでは、お付き合い頂き、ありがとうございました